■20240306(水曜日:曇)

2年前に出かけた宮崎県日向市の大御(おおみ)神社です。
その年は、「古希の年祝」でした。

■昨日は、終日寒い一日でした。さらに、今朝の気象予報では、「関東甲信は今夜初めごろ~あす6日(水)日昼過ぎにかけて、山沿いや山地を中心に大雪となり、長野県は警報級の大雪となる所がある見込み。積雪による交通障害や路面の凍結に警戒・注意が必要だ」と警戒を呼びかけています。

春の暖かさがやって来たかと思うと、また冬に逆戻り。三寒四温という言葉が思い出されますが、調べてみると以下のとおりです。

この言葉は、中国の東北部や朝鮮半島北部で冬の気候を表す言葉として用いられていました。朝鮮半島や中国東北部では7日周期で寒暖が繰り返される現象が典型的に現れ、日本でもややみられます。

実際にはこのような規則正しい現象は現れにくく、冬から早春にかけて単に寒暖を繰り返す陽気を指すことが多いです。一般に寒い日は晴れで、暖かい日は天気が悪いと言われています。

何かの記事によれば、日本住宅の断熱構造の貧弱さから、多くの命が失われている、という驚きの指摘がありました。寒さの厳しい欧州などでは、建築の際に適切な断熱材を使用することで、外気温が極度に低下しても、室温が保たれることで、様々な健康障害を防いでいる、というのです。

一方日本は、夏の蒸し暑さが耐え難い、という点で、むしろ風通しを優先してきました。隙間風も、夏には涼風となり得るのです。ところが、その隙間風も冬には、血圧を上昇させて命取りになりかねません。学生時代に読んだ「徒然草」にも、こんな記述があったことを思い出しました。

鎌倉時代に吉田兼好によって書かれた随筆「徒然草」の第55段には、「家の作り様は、夏を旨とすべし。冬は、いかなる所にも住まる。暑き頃、悪き住居は、堪へ難き事なり。」と書かれています。

建設当時は経費削減から、ほとんど使用されていなかった断熱材を、2年前の改築で、我が家も充分補充してもらったお陰で、冬の寒さが様変わりしました。

本当に住みやすくなりました。バリアフリーに改造し、無駄なスペースを思い切って統合し、間仕切りを上手に使用することで、冬は断熱の効いたコンパクトな空間で、そして夏は、間仕切りを収納して、広々した涼しげな空間で生活することが可能になりました。極楽です。

そう考えると、災害によって避難所生活を強いられている人々は、辛いだろうな、と想像するのです。国の支援が必要なのです。