2022 年 02 月 11 日 北海道小樽市街と石狩湾です。

カテゴリー: 100km Page 3 of 4

初患者

■20200229(土曜日:晴れ)

新さっぽろ駅前です。夕食へ向かうところです。

■今朝は走りました。昨日は軽い食あたりのために朝起きだすことができませんでしたので、記録を積み重ねることができませんでした。幸いすぐに胃の調子も戻り、昨日は特に支障なく1日を過ごすことができました。

ということで、今朝はいつもの通り5時に目覚ましをかけ準備をし走り始めました。ランニングWatchをパソコンに繋ぎ、データをアップロードすると画面には、「おめでとうございます。連続月間 100 kmを達成しました」と祝ってくれています。

それまで57ヶ月続けていた月100キロ走も、昨年12月には白内障の手術を受けたために、術後2週間は安静が必要でしたし、手術を受ける前に風邪をこじらし距離を積み上げることができませんでした。残念ながら昨年の12月で記録が、いったん途絶えてしまいました。

今年の1月から、また気持ちを入れ替えて一からやり直しです。そして今日、2月の月100キロ走も達成し、2ヶ月連続で走ることができました。今日はいつものコースを少し余分に6.92km走り、今月は14回のランで100.11kmを積み重ねることができました。今月は閏年のおかげで2日だけでしたが、日数が少ないのはとても大きいのです、でもなんとか目標を達成することができてほっとしています。

■昨日は静岡県でも初めての新型コロナウイルス患者の感染が確認されました。静岡だけ0ということはあり得ないので、いつかは発表があるだろうとは思っていましたが、いよいよその時が来てしまいました。

3月からは静岡県眼科医会主催の様々な講習会や勉強会が行われる予定だったのですが、取りやめとなりました。これからの2週間程度は感染が拡大するか、収束するかの大きな分岐点になるかもしれません。

とにもかくにも日本政府の対応は後手後手で、しかも全く理にかなっていない非科学的な対応しかされていなかったために、クルーズ船からの蔓延を抑えることができませんでした。全世界から非難されています。全く恥ずかしい限りです。

■昨夜は3ヶ月ぶりにベトナム枯葉剤被害者支援の会の定例会が行われました。2人のメンバーが抜けてしまいましたので、昨日出席されたのは3人のみでした。現在では活動メンバーは、たったの4人になってしまいました。

今年の活動をどうするか、3人で話し合いましたが、できることを少しずつ続けていこうということで一致しました。とりあえずは6月に写真展を開き、昨年の活動の様子を皆さんに知っていただくこと。そして10月には例年通りベトナムに行って、奉仕活動を行うということで一致しました。少ない人数ですので茨の道ですが、みんなで助け合って出来ることをしていくしかありません。

初孫

■20200129(水曜日:曇)

タクマンボの蕾です。

■今朝はいつもの通り5時に目覚ましを合わせ、少しグズグズしましたが起き出して、ビニールゴミを所定の位置まで運び、走り始めました。

今日は8.16kmを走り、これで今月は通算12回のランで100.66kmを積み重ねることができました。ランニングウォッチをインターネットに接続し、エプソンのホームページと繋ぐとパソコンの画面には、目標の100km達成おめでとうございます、という知らせが届いています。

昨年の12月で、それまで続いていた月100キロ走の連続記録が途絶えました。風邪をこじらしたことと、白内障の手術を受けたことが重なり、どう頑張っても100キロは無理でした。2020年1月から記録の積み重ねを、また再開するしかありません。

■さて、昨日1月28日には大変嬉しいことがありました。Takuに長男が誕生したのです。つまり私がおじいちゃんになったということです。こればかりは本当に授かりものに違いありません。どんなに望んでも授かることができない場合もありますし、またその反対もあります。人間の知恵が完璧に及ぶわけではありません。神様に感謝するしかないのです。

色々と心配しましたが、とにかく無事に産まれてくれて万々歳です。16時59分に2938グラムの男の子が生まれたのです。Takuが父親になるなんて、本当に信じられないのですが、こうして命が繋がっていくのでしょう。

来週の日曜日には2人で出かけて顔を見てこようと思っています。昨日送ってもらった写真を見ると、お母さんによく似ているようです。名前も決まったようですから、これからはその名前で呼びかけてあげなければいけません。どんな思いで、その名前を付けたのか、日曜日に行ったら聞いてみようと思っています。

松江城

■20191127(水曜日:雨)

松江城の「ちどり茶屋」です。

■今朝も走りました。エプソンのホームページにランニングウォッチを接続して、データをアップロードすると、画面がお祝いのメッセージを告げてくれています。「連続で月間100kmを達成しました。おめでとうございます」。

普通の月でしたら、これでほっと一息、今月は目的の達成ができたと喜ぶのですが、今回はそうはいきません。十一月、十二月、一月と三か月間は来月の手術のために、三ヶ月で300キロメートルという異例の目標を立てているからです。

したがって画面では、今月は15回のランで100.34km、残り65日で199.65キロメートル、と記録されています。とにもかくにも、走ることのできる日は毎朝でも走っていかないと目標達成は難しいようです。今朝も小雨がパラつく天候でしたが、最後まで走り終えることができました。

今日は午後から雨が強くなるようです。気温も下がり寒い日が続いています。午後からは最後の就学時検診の当番があります。これで今年の学校検診並びに就学時検診の全てを終えることができます。一年が過ぎ去ろうとしています。

■今朝の写真は、松江城を見学した時に立ち寄った「ちどり茶屋」の写真です。ボランティアガイドさんの話を聞いて初めて知ったのですが、日本の三大和菓子どころというのが京都、金沢、そして松江だそうです。文化のある町なのです。松江ではお茶の消費量がダントツに多いそうです。

京都、金沢までは知っていましたが、松江がそれほどの文化を持っていたとは、恥ずかしながら知りませんでした。お城のある城下町は落ち着きがあり、とても良い街が多いように思います。松江も、その一つではないでしょうか。

江戸時代、200年を超える年月をかけて培われた文化の香りが、街のあちこちに残っているのです。これは一朝一夕に出来上がるものではありません。街の品格です。心洗われる思いに包まれるのです。

ロカボ食

■20191030(水曜日:晴れ)

2019/10/22 早朝のハノイ・ノイバイ国際空港です。

■今朝は走りました。日曜日に、たくと2人でハーフマラソンを走りましたので、疲れがなかなか抜けませんでしたが、今月も明日を残すのみとなってしまいましたので、なんとしても今日中に残りの5キロを走って、月100キロ走の目標を達成しておかなければなりませんでした。これでなんとか今月も目標を達成でき、連続 56 カ月間、月100キロ走の目標を達成することができました。

先日のハーフマラソンで、自分自身の持久力や走力の不足を改めて思い知ったのですが、とりあえずは今の月100キロ走という目標を続けていくしかありません。もう少し異なったトレーニングを取り入れて負荷をかけないとダメなことは自分ではわかっています。高野コーチの指導が、やはり今の自分にとっては一番必要なのだろうと頭ではわかるのですが、現実にはなかなかそれを実行するのは困難なのです。

さて昨夜は、久しぶりに友人の古屋先生と夕食を共にしました。月に1回程度のペースで楽しく歓談する場を設けています。私がベトナムから帰国しましたし、またハーフマラソンも走りましたので先生もそんな話を聞きたいと、とても楽しみにしてくれていました。3時間以上2人で楽しくさまざまな話題について、食事とアルコールを交えて語り合うことができました。

その中で、炭水化物ダイエットの話が出ました。当然のことながら、小児科医である先生は、そうした食事療法については詳しくご存じでしたが、私自身が試してみて、記録をつけた自分の体重グラフをお見せしました。

二か月ほど前から、昼ごはんのお弁当についてくる白米の摂取量を3分の一程度に減らしました。あとは全く以前と変わらない食事と運動を続けているのですが、たったその1回分の白米の摂取量を減らしただけで、体重を示すグラフが見る見る右肩下がりに下がっていったのです。

これには正直私自身が一番驚きました。特段運動量を増やした訳でもありませんし、特別な食品を食べるようになった訳でもないのです。ただ昼ごはんの白米の量を3分の一に減らしただけなのです。確かに毎回の食事における炭水化物の量を意識して、増やさないようにしていることは間違いありません。元々野菜中心の食生活で、いわゆるベジタブルファーストの習慣がありますので、その点も影響しているかもしれません。

ところがある、がんセンターの病院食の話になって大変驚きました。その病院では毎回の食事に白米が150グラムも出てくるというのです。1日150グラムの間違いではないかと最初は思いました。なぜなら、低炭水化物食、いわゆるロカボ食と言われるものでは、1日の炭水化物摂取量を120グラム程度とされています。

炭水化物を多く取れば当然血糖値は上昇しますし、それによって分泌されるインシュリンの量も多くなります。私の読んだある本によれば、癌細胞の栄養源はブドウ糖のみであり、またインシュリンは癌細胞の増殖を促進するそうです。糖尿病の患者さんではガンの発生率が他の方に比べて高い、というのは間違いのない事実のようです。

そんなことを本で読んでいたので、この癌センターでの病院食の白米量には大変驚きました。何か深い理由があるに違いありませんが、私の知っていた常識と真逆でしたので本当に驚きました。

目標達成

■20190928(土曜日、曇り)

彼岸花です。今朝の様子です。

■今朝は走りました。昨夜は何度も途中で目が覚めてしまい、あまり熟睡感がなかったのですが、それでも五時前には目が覚めて無事に走り出しました。今朝は頑張って9.38kmを走り、今月の通算は101.86キロメートルと目標の月100キロを無事に越えることができました。これで2015年3月から始めた、月100キロ走も連続55ヶ月間目標を達成することができました。通算走行距離は8519kmとなっています。

何事も続けるというのは大変なことです。私の場合は毎月、毎月その度にリセットしてゼロから積み重ねを再開しています。したがって、今月110キロ走ったからといって、来月90キロで良いという計算はしていません。毎月、毎月ゼロから100キロを目指しています。月が始まるごとに、気持ちも切り替わって、それが身体にも良い影響を与えているように思います。

■こうして毎日毎日記録を取っていると自分の体の変化に驚くことがあります。昨日5年前のブログを読み返していて、5年前の9月28日文を読んで驚きました。あの頃は秋の花粉症がひどく、そのために走るのが難儀だったと、随分書かれています。もっとそれ以前には、春の花粉症もひどく、診療しながらティッシュペーパーで鼻をかんでいるだけでは間に合わずに、タオルで用を足していたこともあったほどです。花粉症は随分と楽になりました。逆に言えば、それだけ免疫機能が落ちてきたというわけです。つまりは癌になりやすい体質になってきていると考えた方が良いのでしょう。

マラソン大会にも2013年以来、何度も出場してきました。一番長く出場しているのは千歳JAL国際マラソンで、6回連続で出場しています。記録を見てみると、とても残念なのですが、次第に記録が落ちてきているのです。毎年当然のことのようにばらつきはありますが、きちんとトレーニングも積んで、当日も思ったような走りができたと感じていながらも、完走証を見てみると記録はむしろ悪くなっているのです。大したトレーニングもせずに、いきなり走った最初の大会の記録が、むしろ未だに一番良かったりするのは、ちょっと残念な思いです。トレーニングの成果以上に年齢的な衰えが強いということなのでしょうか。

達成

懐かしい昭和の再現です。

■今朝も走りました。昨日の朝も走りましたし、今朝は休もうかとも思ったのですが思い切って走りました。左手の薬指の痛みが取れず、長く走る気力が続きませんでしたので、5.33kmで止めました。これで今月は、通算101.23kmとなり、54ヶ月連続月100km走を達成できました。

 

今月は 暑い日が続いて走るのが大変だったのですが、よく達成ができたと我ながら、よくやったと思っています。やはり暑いのは大変です。走っていても体力の消耗が全く異なります。

 

■九州地方では、これまで経験したことのない豪雨に見舞われました。三島でも突風のために車が横転したり、屋根が飛んだり、窓ガラスが割れたり、大変な一日でした。最近は予報官の、「これまでに経験したことのない」という言葉が、当たり前のように繰り返されています。

 

53ヶ月継続

■20190729(月曜日:曇)

 

s_20190729

メルボルン・サザンクロス駅です。ここから電車に乗って、ジーロングまで行ったのです。

 

■東海地方の梅雨明けが、昨日発表されました。天気予報を見ていると、今日からは太陽のマークが連日続いています。晴天が続くという予報です。とはいえ午前7時28分現在窓の外を見ると、どんよりとした曇り空で、蝉時雨が盛んに聞こえる以外は、まだまだ梅雨が続きそうな空模様です。

 

今朝は走りました。 6.09 kmを走り、これで今月の通算距離が101.24 km となり、パソコンの画面には100 km 達成おめでとうございます、と掲載されています。蒸し暑い上に昨日の疲れも残って、とにかく体が重くて難渋しました。とにかく、ゆっくりで良いから最後まで走ろうと足を前に出し続けました。

 

これで2015年3月から始めている月100 km 走も、連続53ヶ月間継続し、通算走行距離は8,316 km となりました。4 年以上続いていることになりますから、よく頑張ったと自分を褒めても良いでしょう。とにかく続けるということは大変です。怪我をしても病気をしても途絶えてしまいます。無事これ名馬と言いますが、日常生活をよほど管理しない限り、なかなか続けることは難しいものです。どこまで続けられるか正直自信はないのですが、毎月1日になると、今月もまた一から頑張ろう、100 km を積み重ねよう、と心をリセットしているところが、健康維持のためにとても役立っているに違いありません。家族のため、従業員のため、そして地域社会のために、まだまだ自分にできることはありますので、走れるところまで走っていくしかないでしょう。

 

国民の信頼

■20190627(木曜日:曇)

 

s_20190627

メルボルン、ヤラ川沿いの風景です。市民の憩いの場です。対岸には遊覧ヘリコプターが止まっています。

 

 

■今朝は走りました。天気予報では西から低気圧が近づいており、台風に変わるかもしれないと警告しています。ここ沼津でも夕方からは雨が降り始め、夜半にかけて大雨になる心配があります。こうなると今朝が今月最後の走る機会となりそうでしたので、今朝は頑張って起きだして走りました。7.13 km を走り今月の通算距離が102.00 km と目標の100 km を超えることができました。 これで52ヶ月連続月100 km を達成し、記録を取り始めてからの通算走行距離が8215 km となりました。 2020年の終わりまでには通算1万 km を記録することができるかもしれません。とにかく怪我をしないで続けることが一番大切です。まさに無事これ名馬です。

 

今月から片脚ずつの屈伸運動によって膝周りの筋肉を鍛え始めましたが、気持ちのせいかもしれませんが、少し成果が出てきたような気もします。走っていて右足の着地が以前よりもスムーズになったような気がするからです。長い距離、例えば20キロ以上走った時に膝の違和感が出現するかどうか、一度 LSD をして試してみなければなりません。それもまた楽しみのひとつです。

 

■今朝の東京新聞「本音のコラム」欄では青山学院大学長の三木義一さんが「年金・税金・バイ菌」と題して書かれています。いつものごとくユーモアたっぷりに書かれていますが、内容は笑ってばかりはいられません。ご自分が60歳を過ぎた時に年金の手続きをされたそうですが、その手続きのあまりの難しさに音を上げたそうです。税法が専門である先生にとっても、年金機構での手続きは難行苦行だったようです。予想通り役所で間違いを指摘されたそうです。そしてこう書かれています、

 

一般の市民にとっては、払う税金も難解でわからず、もらう年金も難解でわからない、ということだろう。年金も、税金も、バイ菌同様目に見えなくされている。これがまともな国家なのだろうか。

 

まことにその通りに違いありません。想像するに、福祉国家と呼ばれる北欧諸国などにおいては、財務省が指摘するように、消費税にあたる税金が日本の何倍もあるにも関わらず、その使い道に関して国民は信頼しきってるように、テレビ報道などでは見えます。その国民の信頼が、 国民の幸福感と、社会の安定に繋がっているように私には思えます。逆に言えば、日本では税金が一体何に使われているのか、きちんとした検証もされないままいるために、 国民は疑心暗鬼になってしまい、政府に対する信頼と社会の安定に繋がっていないのです。いま政治に求められているのは、 まさにこの点ではないでしょうか。

 

 

猛暑

■20190527(月曜日:晴れ)

 

s_20190527

宿泊したホテルの近くにあった日本風の居酒屋です。最後の夜に入りましたが、美味しかったです。

 

 

■今朝は走りました。ランニングウォッチをパソコンにつないでエプソンのホームページに接続すると、「連続で月間100 km を達成しました。おめでとうございます」と画面で祝ってくれています。今日は6.85 km を走り、これで51ヶ月連続月間100 km 走を達成しました。 今週は水曜日にもう一度走った後は、休養に入ります。そして次の日曜日に JAL 国際千歳マラソンを走る予定です。昨日は帯広で38°を超える猛暑でした。想像しただけで恐ろしくなりますが、天気予報では6月2日の千歳の予想気温は20°ほどですので、今のところは棄権する必要はないようです。これで記録を取り始めてからの通算走行距離は、8,107 km となりました。我ながらよく続いたものです。

 

昨日は名古屋へ出張し東海北陸眼科医会の会合に出席しました。久しぶりに富山県の先生方とお会いしてお話することができ、とても楽しいひとときでした。来月東京で開催される代議員会議へ向けて、検討事項を整理するためです。夕方には家に戻り、Sunと二人でニューウェルサンピア沼津に行ってお風呂に入りました。昨日のように暑いと、やはりビールを飲みたくなります。

 

そして今朝は何より、走った後に今年初めてのスイカを食べました。Sunが買っておいてくれたスイカを土曜日に冷蔵庫に入れておいたのですが、今朝のランニングの後で、そのよく冷えたスイカの一部を美味しくいただきました。よく冷えていて甘くて最高のスイカでした。走った後のスイカほど、美味しく感じるものを他に私は知りません。

 

強欲資本主義

■20190329(金曜日:曇)

原駅に向かう途中で、ある家の庭にあった柿の木です。青葉の季節になりました。
原駅に向かう途中で、ある家の庭にあった柿の木です。青葉の季節になりました。

■今朝は走りました。昨夜はロータリークラブのテーブル会があり、9人の仲間と共に楽しいひと時を過ごしました。沼津西ロータリークラブも、あと2年で創立30周年を迎えます。私自身も創立10周年の会長を務め、 また2年前には再度会長職を務めました。クラブには、人生の大先輩たちから育てて頂いたという思いが強くあります。まさにロータリークラブは人生の大学院だと、つくづく思うのです。

さて今朝は7.88 km を走り、これで3月は通算101.32 km を達成することができました。49ヶ月連続、月100キロの目標を達成したことになります。毎月、毎月、月が改まるごとに、一から積み重ねを繰り返さなければいけないのは結構大変です。 でも、そうやって目標をリセットすることで、毎月、毎月が新鮮に思えるから不思議です。いつまで続けることができるかわかりませんが、可能な限り毎日を新鮮に、そして成長を続けることができれば良いと願っています。

■東京新聞の連載記事「平成を語る」を読むと、どんなことが起きていたのかが俯瞰できます。先日の内容は「中間層減り格差拡大」でした。平成の家計は増税と社会保険料アップにさらされ続けてきた、とあります。

消費税率は、当初の3%から段階的に上がり、今秋には10%に引き上げられる予定。年金制度を維持するために、厚生年金の保険料率も上がっており、平成16(2004)年からの13年間で約5%上がった。デフレ脱却の遅れもあり、給与も抑えられている。国税庁の統計調査によると、民間の平均給与は平成9年の約467万円をピークに下落。リーマンショック直後の水準からは持ち直し基調にあるが、平成29年時点で約432万円だ。現役世代の減少などに応じて、年金の給付水準を調整する「マクロ経済スライド」も導入され、受け取れる年金額も抑制されている。平成9年は山一証券など金融機関の破綻が相次ぎ、終身雇用や年功序列の崩壊を印象づけた。それから10年ほどすると、雇用形態が不安定化して中間層が減り、「格差」という言葉が盛んに聞かれるようになった。

平成という時代を語る時に欠かせないのは、冷戦の終結です。資本主義に対する選択肢としての共産主義社会が消滅し、市場主義経済の勝利が確定しました。 もちろんそれによって、もたらされた素晴らしい点は多々あります。しかし逆に、それによって歯止めが効かなくなったという面があることも事実です。

リーマンショックの時に語られた、「強欲資本主義」という言葉があります。しかし、ある人によれば、この言葉はおかしい、そもそも資本家は強欲なのだ、という指摘があります。「世界中の金持ちが考えていることは同じだ。もっと金持ちになりたい」。 良い悪いは別にして、それが人間の業というものなのでしょう。放っておけば、人は見境なく、どこまでも強欲になる。 共産主義社会というユートピアが消滅した平成という時代にあって、私たちの前に現れたのは、まさにこの強欲そのものだったのです。

柔軟な働き方という名のもとに、派遣社員の割合が急増し、若い人々が普通に働き、普通に家庭を持ち、普通に親となって、普通の幸せをつかむことが、とても困難になった時代だと言えるのです。新しい時代に入いる日本に、最も求められているのは、 強欲な人々が跋扈する社会から、普通の人々が普通の幸せをつかむことのできる継続可能な社会を、いかに作り上げていくかということではないでしょうか。その困難な課題を乗り越えた時、日本は世界から憧れを持って見つめられる存在になるのです。

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