■20180825(土曜日:晴れ)

 

 

 

■今朝は走りました。昨夜は蒸し暑く寝苦しかったのですが、以前のような熱帯夜というわけでもなく、それなりに眠ることができました。スマートウォッチの計測では昨夜の睡眠時間は、6時間30分で、そのうち深い眠りは5時間5分、浅い眠りが1時間25分という結果でした。しかしこの記録をよく見ると、5時に起き出してからも浅い眠りとして計測されているので、浅い眠りに関しては参考になりません。どうも以前のスマートウォッチほど、賢くないようです。

 

 

いつものコースを走り、6.15km を積み重ね、残り6日 11.42km となりました。今日は右太ももの痛みが、前回よりも軽かったことで、とても楽でした。走りながら嬉しくなりました。これが続いてくれると良いのですが。

 

 

■東京新聞の連載記事、「この道」では現在、俳優の小松政夫さんが執筆されています。今日の題名は「カツ丼と天丼」です。

 

 

植木等さんの付き人件運転手として芸能界に入った小松さんの七転八倒記です。植木さんが過労のために体調を壊し入院しました。快気祝いのゴルフ大会の帰り道、植木さんがゴルフ場では食事があまり取れなかったから蕎麦屋に寄ろう、と言い出します。そしてカツ丼と天丼を注文するのです。病み上がりでよく食べるな、と小松さんが思っていると、植木さんはこう言ったそうです。

 

 

いけね。医者に油もんは止められていたんだ。おまえ、この丼も食べなさい。

 

 

そう言って、二つとも小松さんの方へ押しやったのです。自分は最初から食べるつもりもないのに、お腹をすかせた小松さんが遠慮するのを見越して注文したのです。親父さんの心遣いに泣きながら丼をかきこんだそうです。

 

 

植木等さんは、テレビや映画で見る、あの無責任男からは想像もできない、人格者だったようです。やはり大切なのは行動です。耳に心地よいことを言う人はゴマンといます。総論賛成各論反対は、世の常です。自分がみんなを取りまとめなければならない立場に立った時、言葉では威勢の良いことを言って応援してくれていた人も、実際に自分に負担が回ってくると、掌を返したように態度を変える人は、そこいらじゅうに溢れています。

 

 

本当に信頼できる人は、なかなかいないものです。つくづく、そう思います。ですから、もし本当に信頼できる人と巡り合ったら、何を差し置いても、その人を大切にすることが、よりよい人生を生きる道だと、私は心から思うのです。