■20190220(水曜日:晴れ)
■今朝も走りました。昨日走ったのですが、そろそろ月末も近づいてきましたので、ペースを上げないと、目標を達成するのが困難になってしまいます。気温も上がってきて、朝起きるのも、以前ほど辛く無くなってきました。日の出の時間も早くなってきましたので、今朝は五時半に目覚ましを鳴らして起き出しましたが、日に日に以前より楽になってきました。今朝は7.04kmを走り、通算70.04km残り8日で29.95hmとなりました。これで、ようやく残り30キロを切りました。
■今朝の東京新聞「本音のコラム欄」では、文芸評論家の斎藤美奈子さんが「住民の選択」と題して書かれています。奈良県宇陀市で行われた住民投票の結果を分析されています。住民投票の焦点は、老朽化した宿泊施設に代わる、新たな宿泊事業者誘致と公園整備事業でした。前の市長のもと進められてきた事業でしたが、4月に初当選した新しい市長が、計画された二十五億円の事業費が三十億を超える可能性があるとして、宿泊事業誘致の断念と公園整備事業の縮小を表明したのです。推進派が多数の市議会との間で対立に発展しました。
この事業計画の賛否を問う住民投票の結果は、わずかの差で反対票が上回りました。この結果を受けて、新しい市長は、事業の縮小を発表しました。勝つ気満々で、住民投票を発表した市議会側は大誤算でしたでしょうが、斎藤さんは、市民は賢明な選択をしたと思う、と書かれています。自治体主導の観光事業は、どこでもほぼ失敗に終わっているからです。北海道の夕張市が、その典型です。
日本中どこの地方自治体でも、同じような問題を抱えているのではないでしょうか。随分と以前に計画された整備事業が、時の流れを経て、時代に合わなくなっているにも関わらず、右肩上がりの高度成長時代の夢、そのままに実現を目指している例が多いのです。いったん計画されると、奈落の底に落ちるまで、やめられない日本のシステムというのは、本当に柔軟性に欠けるとしか思えません。
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