■20190528(火曜日:曇)
Ayaちゃんの Carnegie での新居です。静かな住宅街です。
■今朝は走らずに休みました。昨日で月間100 km 走の目標は達成しましたので、とりあえず一段落です。昨日までの猛烈な暑さも、さすがに今日からは落ち着くようです。天気予報では午後から雨が強まるようです。 天候だけは、受け入れる以外にありません。晴れは晴れなり、雨は雨なりに一日を送るしか私たちにできることはありません。
■今日までアメリカのトランプ大統領が来日しています。 アメリカのマスコミによれば、来日中のトランプ大統領は、まるで観光客のようだ、と報道されているようです。 首脳同士の親密さを、これでもかと毎日アピールしている様子が報道されています。 それは首脳外交の見本だ、という意見もあるようですが、果たしてどうなのでしょうか。 トランプ大統領は、当然国益を代表して交渉に臨むわけですし、取引の達人だと言われています。安倍総理がトランプ大統領に 、是が非でもと承諾してもらった唯一の成果が、おそらく日米の貿易交渉妥結は参院選挙後になるという点ではないでしょうか。 日本が一方的に譲歩をする結果となれば選挙にマイナスの影響を与えることは、安倍総理も十分承知しているのでしょう。
アメリカ大統領に対して一歩も引かず、国益を守るために、体を張ってトランプ大統領と対峙しているのだ、という姿を国民の一人として見たいと思うのは当然です。どこの国においても、歴史ある、そして伝統ある国家の国民であれば、指導者のそうした誇りある姿を望むのではないでしょうか。今朝の東京新聞社説には、「なぜ選挙のあとなのか」 と題して、 書かれています。
あまりに露骨、横柄な物言いではないだろうか。日米の貿易交渉妥結は参議院選挙後までずれ込む見通しという。人々の暮らしを大きく左右する交渉である。選挙の材料に使ってはならないはずだ。
この文章に込められた怒りは、十分理解できるのですが、しかしその矛先がどこに向かっているのか分かりにくい部分があります。トランプ大統領に対してなのか、あるいは安倍総理に向かってなのか。あるいは双方に向かって語られているのでしょうか。 結果として日本がアメリカに大幅に譲歩した交渉結果となることは目に見えていますので、 選挙前の決着は選挙に不利だと判断し先延ばしした、安倍総理の賢明な判断に対して矛先が向いているのでしょうか。国益のためでなく、自分の選挙のための賢明な判断です。
この親にしてこの子あり、とはよく言われることですが、この国民にしてこの総理あり、と最近はつくづく思うことばかりです。 両首脳が一緒にゴルフを楽しんだり、炉端焼きを楽しんだりしているのを見て、こんなに仲がよいのだから、アメリカ大統領も日本には悪いようにしないだろう、と想像してしまう国民のなんと多いことか。 そしてそうした国民性をしっかりと把握した上で、 テレビやネットに映像を流し続ける安倍総理の戦略。きっと専門の広告宣伝会社が、 こうしたマスコミ対策を取り仕切っているのでしょう。多額の税金を使って。その結果として日本の農業は衰退し、国民の富が流出していくわけです。誠に立派な政治と言わざるを得ません。この国民にして、この総理ありです。