■20210825(水曜日:曇)
■今朝も走りました。昨夜は睡眠導入剤を工夫して服用しました。今までは、寝る前に一錠飲んでいたのですが、まず半錠だけ飲み、夜中いつも1時頃に目が覚めますので、その時に残りの半錠を飲むことにしたのです。1時から4時半までの間の睡眠を上手にとることで、朝スムーズに起きることができるのではないかと思ったのです。
とりあえず一回だけの結果ですが、スムーズに起きることができました。睡眠のリズムが、うまくとれたようです。1度だけでは何とも言えません。しばらく、この方法を続けてみて、自分の体のリズムと、薬の服用の仕方が合うのかどうか、試してみたいと思っています。
ということで、今朝は41分58秒、5.73kmを走り、今月は12回のランで76.86キロメートルを積み重ね、月100キロ走の目標までは、残り6日で23.14kmを残すところまで来ました。体のリズムを上手に掴んで、目標を達成したいものだと思っています。
■さて、昨日からパラリンピックが開幕しました。大変残念ながら、コロナ感染状況が深刻な中で、無邪気に喜んでばかりはいられません。
今朝の東京新聞「論壇・時評」欄では、東京工業大学の中島岳志教授が、「祝賀資本主義にNOを」と題して書かれています。
元オリンピック選手でもあるジュールズ・ボイコフがその著書の中で「祝賀資本主義」という概念を提示しています。これは祝賀的なイベントによって公的な助成が大々的に行われ、一部の民間企業が利益を得るという仕組みを意味しています。
中島教授はこう書かれています。
五輪においては「祝賀」という「例外状態」に便乗し、通常ではあり得ないような決定プロセスで膨大な公的資金が投入される。
国民も「祝賀」ムードに熱狂し、一流選手の全力プレイに感動することで、厳しい追求を放棄する。そして、大きなツケを税金の支払いによって負担することになる。
さらに、オリンピック成功のためにセキュリティが強化され、関連産業が成長する。
まるで、2020東京オリンピックのことを説明しているのではないかと錯覚しそうです。つまり一部の人達の利益のために、膨大な公的資金を用いて、すべてが行われていると言うのです。
そう考えれば、なぜ政府が国民にはセルフ・ロックダウンを要請しておきながら、かたやドンちゃん騒ぎをしているのか、説明が十分つきます。中島教授はこうも書かれています。
スポーツは本来、対話、協調性、他者の尊重などを学び、発展させていく機会を与えてくれる真剣な遊びであり、共有財産としてのコモンである。
この価値を破壊しているのが、祝賀資本主義に乗っ取られた五輪のあり方である。
国民はいい加減、目くらましに気づいて、しっかりと現実を見つめる必要があるのではないでしょうか。