■20220806(土曜日:曇)
■静かな朝です。今朝は走るつもりで目覚ましを合わせてあったのですが、起き出す元気が出ませんでした。無理をしても致し方ありません。
あの猛暑がどこへ行ったのか、と不思議なくらい昨日は気温が下がりました。今朝は起き出して顔を洗いに部屋を出ると、むしろ廊下のほうが涼しいくらいでした。
午前6時31分現在、こうして南側のドアを開けて書いているのですが、セミが鳴くこともなく、曇り空に微風という天候で、とても静かな、心落ち着く朝です。
昨日は福井県や滋賀県で、記録に残るような豪雨が襲い、道路や鉄道の線路が寸断される被害が出ました。寸断された道路の傍らで、飲水の配給をしている様子がテレビで放映されていました。
方や水が溢れているのに、一方で飲水に事欠いている、というとても不思議な光景です。
■建築会社の監査も昨日無事に終わったようで、二階の改築もひとまず終了です。今日からは、三階に避難させてあった荷物を、少しずつ二階に下ろす必要があります。
避難する際に、かなり断捨離をしたつもりですが、それでも、元に戻すのは大変な作業です。落ち着いた日常を取り戻すには、まだまだ時間が必要のようです
もう人生のゴールが見て隠れしてきましたから、これからの人生は、出来得る限り簡素に、簡潔に生活したいと考えています。削ぎ落とせるものは削ぎ落とし、身体にも生活にも余分なもののない、自分にとって価値あると考えられるものだけを残して、毎日を送るつもりです。
そうです。望むのは心豊かな毎日です。もちろん、それはとても難しいことです。何を豊かと感じるかは自分自身ですから、それはこれまでの人生の総決算かもしれません。
どんなものにも、美しさを感じることができるように、何事にも豊かさを感じることもできるはずです。そんな事を考えている時に、いつも思い出すのが、与謝蕪村の次の句です。
「茨野(いばらの)や 夜は美しき 虫の声」
生活のための仕事を始め、俗事に追われる毎日ですが、そんな毎日の中でも、自分自身の美の王国をつくる事ができるのだ、という蕪村の句です。とても難しいことですが、そうありたいものだと、つくづく思うのです。