■20220824(水曜日:曇)

2015年に二人で出掛けた沖縄県竹富島の様子です。民族衣装を着た地元の方です。綺麗ですね。

■今朝は走らずに、ゆっくりと休みました。昨日も昼間は暑く、冷房が欠かせません。処暑を過ぎて、朝夕の暑さは少し楽になったような気もしますが、まだまだです。

そんな時に思い出すのは、この歌です。


秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる

(読み方:あききぬと めにはさやかに みえねども かぜのおとにぞ おどろかれぬる)

●作者と出典

この歌の作者は「藤原敏行(ふじわら の としゆき)」です。

平安時代前期の歌人で、三十六歌仙の一人にも称されています。宇多天皇時代の宮廷歌人で、能書家としても活躍しました。

出典は、平安時代前期の勅撰和歌集『古今和歌集』です。四季の歌を春夏秋冬の順にあわせて収録しており、この歌は秋の部の巻頭歌に選ばれています。

歌人として優れた才能を持つ敏行は、本歌を含め18首もの歌が入集しています。

●現代語訳と意味(解釈)

この歌を現代語訳すると・・・

「秋が来たと、目にははっきりとは見えないけれど、爽やかな風の音で(秋の訪れに)はっと気付かされたことです。」

という意味になります。

特に難解な技巧が使われることなく、作者の心情を率直に表現したシンプルな歌です。しかしながら、ふと気付いた秋の訪れを描くにあたり、視覚と聴覚の対比を利用したところに作者最大の工夫があるといえるでしょう。

五感を研ぎ澄まさないと、自然の移ろいを取り逃がしてしまいます。移ろうことこそ、人生の真実ですね。

■ここまで書き上げたところ、いつもの知恵袋、田中宇さんの解説記事が配信されてきました。無料版ですので、どなたも読むことができます。

★  田中宇の国際ニュース解説 無料版 2022年8月23日
潰されていくドイツ

この分析を読むと、テレビや大手の新聞を読んでいるだけだと、いかに現実から離れてしまっているかが、よく分かります。軽信者という意味が、実感できる状況です。

友人たちと話をしていて驚くのは、プーチンが諸悪の根源で、何をしでかすか分からない精神異常だ、と言わんばかりなのです。本当に驚くしかありません。

プーチンほど冷静で、事実を語っている指導者はいないのですが、善悪の倒錯がまかり通っているのです。本当に、世の中どうかしています。