■20240128(日曜日:曇)
■今日は久しぶりに、舞台を観劇に出かけます。何年ぶりでしょうか。以前は、井上ひさし作品を、よく観ました。今回も久しぶりに、永井愛さんの「二兎社公演47 パートタイマー・秋子」を選びました。永井愛さんの作品も、何度か観ました。
生の舞台というのは、テレビとも、そして映画とも全然違います。演じる俳優の体温が生に感じられます。ある時は、佐藤B作さんの汗が飛んできました。
それだけ舞台というのは、俳優にとっても演じ甲斐があるのでしょうが、金になりません。劇団が貧乏なのは、よく知られています。志と生活は、いつも二律背反です。
やはり金になるのはテレビです。テレビで名が売れれば、CMなどの仕事も回ってきますし、そうなると手にすることのできる額が、まさに桁違い。もう舞台には戻れません。
フィットネスクラブに行って筋トレをしていると、何画面ものモニターで、垂れ流されているテレビの番組を見ることが出来ます。たいていは、いわゆるバラエティー番組です。何も考えずに観ていることが出来ます。暇つぶしには最適です。
若い人にとっては面白いのでしょうが、老い先短い老人には、時間の無駄としか思えませんので、いつもちらっと目をやって終わりです。放映されている内容も、登場している人物も、いつも同じように見えます。
ネットとの競争から制作費が削減され、じっくりと作品を作る余裕が、もうテレビ業界には無いのでしょう。手っ取り早い番組ばかりです。日本全体が、安かろう、悪かろうに堕しつつあります。
いや、それは中国製品のことだろうと考えるのは、テレビばかりを観ているからです。日本はものづくり大国で、日本製品は世界一だと今でも思っていますが、知らない間に手抜きが横行しています。
今までなら、考えられなかったような、初期不良製品に出くわすことが増えてきました。工事現場や製造現場での事故も増えています。残念ながら、それが現実です。
根本的な立て直しが必要です。