■20240305(火曜日:雨)
■70歳になったのを契機に、月曜日を休みにしました。日曜日にマラソン大会に出場して、翌日仕事をするのが大変になってきたからです。子ども達も自立していますし、残された健康寿命を考えると、一日一日が貴重なのです。
ということで、今年の1月からは土曜日は仕事ですが、月曜日を目一杯自由に使える時間ができました。とは言っても、なにか新しいことを突然始めたわけではありません。参加することの難しかった日曜日のマラソン大会に出場して、翌日はゆっくり休むことが可能になりました。
思い切って参加することができます。これは有り難いことです。選択肢が格段に増えました。またトレーニングをするにしても、余裕を持って取り組むこともできます。
■昨日は、9時半には家を出て、ゴルフ練習場に向かいました。いつもの練習場は、サイトではまもなく営業開始と出ていたのですが、行ってみると「強風のため営業中止」との掲示が出ていました。駐車場がガラガラなので不思議だったのですが、納得しました。ネットを張っている練習場は、強風には弱いのです。危険だからです。
さて、どうするか。そのまま帰るのはしゃくでしたので、もう一つ別の練習場を思い切って初訪問してみました。中学校のすぐそばの谷に造成したような構造なので、まずネットが必要ありません。ボールが谷底めがけて転がり落ちて、自然に集まる地形なのです。
狭苦しいし距離もありません。料金はより安価だったのですが、確かに安いには訳があるのです。ただし自動的にボールが上がってくるので、面倒がありません。
設備も古いし、マットも年季物でした。それでも、当たりを確認できればそれで良しとする自分なら、それで充分です。記録では、最後に500球以上とカウントされていましたが、ちょっと信じがたい数字でした。なにかの間違いでしょう。
■帰りは、バイパスでなく旧国道を通りました。その際、とても印象的な光景に出会ったのです。途中、あるバス停前を通りました。二人の女性がバスを待っていました。一人は制服を着た、中学生らしき女生徒。もう一人は、赤いスカートを履いた中年女性。中学生は体の前にカバンを持ち、ベンチの横に立っていました。一方、中年女性はベンチに座り、股を大きく開き、タバコを吸いながらツバを吐いていたのです。
二人の間には、おそらく40年以上の歳月が横たわっているように見えましたが、人生の恐ろしさを垣間見た気がしたのです。誰もが中学生の時には、宝塚歌劇団の一員のように見るのです。そして、その後の人生を、どう生きたか、その結果がその外見と所作に、隠しようもなく現れてしまうのです。
誰も見ていないとの安心感が、中年女性の挙動をもたらしたのでしょう。それは、誰にとっても、他山の石なのです。人生とは、かくも残酷なのです。
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