2022 年 02 月 11 日 北海道小樽市街と石狩湾です。

カテゴリー: 残日録 Page 44 of 131

たった10回

■20211011(月曜日:晴れ)

昨年11月にTaku一家と一緒に出かけた草津温泉です。市内を循環しています。

■今朝は、ゆっくりと休みました。9月の月間100キロ走を達成した後、月始めの先々週の土曜日に走り、翌日の日曜日に疲労が蓄積し、全身衰弱から急性胃腸炎を起こしました。

それ以来、とても神経質になっているというか、いささかビビリ気味です。つまり走った後に、また体調を崩すのではないかという不安です。つくづく、もう無理はできないと痛感しました。

逆に言えば、元気なうちに出かけられるところには出かけ、楽しめる時には四季の変化を楽しんでおかないと、その前に動けなくなってしまうのです。まだあと10年あるとしても、満開の桜を見る機会は、たった10回しか残っていないのです。

そうなると毎日の送り方も、よくよく考えなければいけません。まさに終活そのものです。整理整頓。飛ぶ鳥あとを濁さず。そうありたいものです。

日本の未来

■20211009(土曜日:晴れ)

今年は庭の柿の木から5つだけ収穫できました。

■今朝も、ゆっくりと休みました。体調も、ほとんど回復したのですが、まだ走るのはいささか不安です。先週の土曜日に走って、日曜日に急性胃腸炎を起こしましたので、今日までは走らずに体力の回復を待ちました。

胃の調子も完璧とは、まだ言い難い状態です。致し方ありません。自分の体と対話しながら少しずつ、前に進むしかなさそうです。

■さて、今月の終わりには衆議院選挙の投票日もあるようで、本当にドタバタです。新しく総理大臣になった岸田氏も、本来でしたら、国会での論戦を通じて自分の目指す政治を語るのでしょうが、内閣が誕生したてで、国民からも厳しい批判を受ける前に、総選挙を済ませてしまいたいようです。

ボロの出ないうちに選挙をしてしまいたいのです。気持ちは、よくわかります。時間が経てば経つほど問題点が噴出して、ニッチもサッチもいかなくなりそうな顔ぶれだからです。

日本は 20 年以上にわたって、右肩下がりの経済を営んできました。先進国の中で唯一と言っていいほどの、惨めな落ちぶれ方だったのです。マスコミは、あまりその事を報じません。未だにアジアで一番の経済大国であるかのごとく、幻影を振りまいています。

まずは、そうした現状を認め、過去の経済政策の失敗を反省した上で、次の10年間日本経済の充実を図るために何をするか、と語るのであれば良いのですが、政権与党の幹部の皆さんには、そうした認識がないようです。

なぜなら、反省の言葉が一言もないからです。国民を貧しくしてしまった反省が無いのです。とても不思議な光景です。

今のままの政権が続けば、これまでの20年間と同じことが続くでしょう。それを変えられるのは、有権者だけなのですが、半分の方は棄権してしまうのですから、この国に未来はないと言っても、言い過ぎではありません。

自分との対話

■20211008(金曜日:晴れ)

長野県須坂市の農園です。昨年11月1日に立ち寄りました。どれも美味しそうです。

■今朝も、ゆっくりと休みました。昨夜は県眼科医会の役員会があり、Zoomで開催されました。次年度に向けての人事を検討する為です。一期2年単位ですので、ちょうど切り替わりの時期にあたります。私もあと一期2年間は、今の役職を続けさせていただくことになりました。

雑用といえば雑用に違いないのですが、誰かがその役割を果たさないと組織は回りません。声を掛けていただけるうちが華だと考えて、もう2年間頑張ることにしました。

コロナ禍の前は、会合は全て静岡に集まりましたから、出かけるだけでも結構大変だったのですが、今ではZoomによって、オンラインで会合が開かれます。

静岡は東西にとても長いので、中央に集まるだけでも大変なのです。冬の寒い頃、静岡で会合が終わり、東海道線で帰る際に、途中の駅で乗り換えなければならず、プラットフォームで凍えながら次の電車を待たなければならなかった頃を、はっきりと覚えています。

あの頃を思うと、家に居ながらにして話し合いができるというのは、本当に大きな変化だと思います。

■さて、調子の悪かった胃の具合も、ようやく落ち着いてきたようです。やはり先月の最後の週に、頑張って走ったのが、良くなかったようです。

何しろ8月の暑い中、目標の月100キロ走を達成することができたのは良かったのですが、さすがに体が悲鳴をあげていたのでしょう。そこへの最後の追い打ちですから、頑張りすぎでした。

少し休みなさい、という神様の配慮かもしれません。

思うに、一番の要因は、年をとったということです。体力の衰えなのです。トレーニングもやり過ぎれば、自分の体力の限界を超えてしまいますし、何もしなければ体力は落ちる一方です。兼ね合いが、とても難しいと痛感するばかりです。

自分の体と、今まで以上に対話をして付き合っていくということが、何よりも大切になってきています。

自立

■20211007(木曜日:曇)

長野県のさつまいもです。草津温泉から直江津へ行く途中で、立ち寄りました。

■今朝は走らずに、ゆっくりと休みました。胃の調子が優れないからです。日曜日に胃腸炎を起こしてから、まだ完全に本調子に戻っていません。

食欲がイマイチなのです。油っこいものを食べたいと思いません。前回の教訓からすれば、胃腸が悪いというより、体の疲れがまだ取り切れていないのです。疲労が蓄積していると、一番弱いところに症状が、私の場合出るようです。そして、それが胃腸なのです。

今朝の朝食はコーヒーと柿半分。ぶどうのツブ4個でした。もうしばらく無理をせずに、疲労の回復を待とうと思っています。

■さて、今朝の東京新聞では「公取委、スマホOS市場調査へ」と題して、10行ほどの記事が書かれています。

公正取引委員会は6日スマートフォンの基本ソフト市場の実態調査に乗り出すと発表した。米国の巨大 IT で圧倒的なシェアを持つアップルやグーグルなどが、携帯メーカーなどに不利な取引を押し付けていないかどうかを確認する。独占禁止法上の問題が見つかれば、調査報告書で指摘する。

政府は巨大 IT が競争環境をゆがめていないか警戒している。日本のスマホではアップルのiOS とGoogleのAndroidだけで大半のシェアを占める。

これは何も日本だけの問題ではなく、世界中の国の現状です。今ではスマートフォンなくしては、日々を送れない状態になっています。多くの方にとっては、パソコンに触れない日はあっても、スマートフォンに触れない日はないはずです。それほど、日常生活に組み込まれているのです。

しかし、そのスマートフォンの基本ソフトが、アメリカの二つの会社のみの製品であることは、考えてみれば、とても危うい状態です。中国の会社ファーウェイが、アメリカから名指しで敵視され、Androidを組み込むことができなくなったために、大きくシェアを落とし苦しんでいます。

しかし、さすがは中国のトップ企業です。おめおめと引き下がるのではなく、自社で新しい基本ソフトを開発して、スマートフォンだけでなく、いわゆるスマート家電も自由に操れるような設計を目指しているようです。うまくいけば、災い転じて福となす、かもしれません。

どちらの基本ソフトも、その下にあるのは、あのリナックスですから、基本的にはオープンソースと言って、誰でも自由に使用することができるのです。

中国では以前から、アメリカ巨大IT企業をそのまま受け入れるのではなく、自国の会社にも代替できるように誘導してきた経緯があります。

中国ではGoogleで検索することも、Amazonで買い物をすることもなく生活できるのです。世界的に見れば、極めて奇妙な国とも言えますし、それなくしても不自由しないという、すごい国と言えなくもありません。

今の時代、自分の国だけで全てを賄うことなどできるはずもないのですが、基本的な部分は自国で運用できるようにしておかないと、何かの国際事情の変化で、国が立ち行かなくなってしまう可能性があるのです。大国になればなるほど、その危険性は高まります。常に国の安全保障という意味で、考えておかなければなりません。

先日の自民党総裁選挙において、国を守ると言って軍備の増強を唱える勇ましい候補者がいましたが、国の根幹部分を他国に依存する事の危険性について、深く考えているようには見えません。つまりは、国民も同様に考えてなどいないということの証です。

この国においては、当分の間、自立などという考えは国民の間に浮かんでこないのでしょう。悲しい現実です。

上目使い

■20211005(火曜日:晴れ)

長野県のさつまいもです。草津温泉から直江津へ行く途中で、立ち寄りました。

■今朝もゆっくりとお休みました。日曜日の急性胃炎騒ぎから2日が経ちました。体調の方は以前に戻ったのですが、無理をしても意味がありません。しっかり休養をとって、疲労を取り除かれなければなりません。

■今朝の東京新聞「昭和遠近・短歌に見る時代相」90回では、ジェームズ・ディーンが取り上げられています。

「上目使いに青春の翳(かげ)」と題して、歌人の島田修三さんが書かれています。

西台恵の歌集「ガルボのように」1994年の1首が紹介されています。

「飼犬の 上目使いのかなしさに 思ひ出たりジェームズ・ディーン忌」

後に伝説的俳優となる、アメリカの青年、ジェームズ・ディーンが1955年9月30日、自動車事故で命を落としました。24歳でした。彼の名が銀幕に記された映画はわずか三作だけです。「エデンの東」、「理由なき反抗」、そして「ジャイアンツ」。

彼の演じたキャラクターは、いずれも似ており、その一端は彼の表情から伺えると島田さんは述べています。

それは一種の歌うように、上目使いのかなしさを浮かべた表情。飼い犬の上目使いから連想したと歌うが、相手(主人)の愛情や理解を、もの哀しいぐらいひたすらに乞い願う表情ということになろうか。

と、島田さんは書かれています。最後に島田さんは、こう述懐しています。

私はジェームズ・ディーンの映画を何度となく鑑ている。繊細な翳のあるアメリカの若者を演じて、実にサマになる名優だったと思う。

以前、自分の高校時代に撮られた写真を見ていて、彼と同じような表情をしている自分に、驚いたことがありました。

シルバー川柳

■20211004(月曜日:晴れ)

長野県のぶどうです。草津温泉から直江津へ行く途中で、立ち寄りました。

■昨日の急性胃炎騒ぎから一日が経ち、なんとか体の方も落ち着きました。昨夜は布団に入って眠りにつきましたが、今朝起きてみて、ぐっすり眠れるというのは、本当にありがたいことだと痛感します。

頭痛と吐き気で眠ることができなかった、土曜日の夜と比較すると、まさに天国と地獄の違いがあります。

運動も続けなければいけませんが、疲労を蓄積しないように、上手に自分の体と付き合っていくしかないようです。

■さて、今朝の東京新聞には「元気いっぱい! シルバー川柳の世界」と題して書かれています。

先月、公益社団法人全国有料老人ホーム協会が、毎年3月から6月に公募している「シルバー川柳」の入選作品に20点を発表した。21回目の今年は、過去最多の16,621句の応募があったという。

と、書き出されています。最初に登場しているのが「密ですと 言われてみたい 頭頂部」。作者は62歳男性とありますが、68歳の私にぴったりです。

本当に、楽しい句ばかりなのですが、しみじみと考えさせられたり、ニヤッと笑ったり、読んでいると実に楽しいひとときです。

毎日、患者さんを診ながら仕事をしていると、つくづく実感するのは、次の句です。

「年寄りと 思った人が 同い年」

作者は、アラフォー女性とありますが、私などは毎日こんな思いをしています。何にしても、笑い飛ばしてしまうしかありません。

胃腸炎

■20211003(日曜日:晴れ)

長野県のりんご三兄弟です。昨年、草津温泉から直江津へ行く途中で、立ち寄りました。

■予定では、今日は仲間の先生方とコンペでした。ところが、昨夜はほとんど眠ることができませんでした。頭痛と嘔気のためです。理由がわからなかったのですが、結局行き着いたのは、疲労のための胃腸炎だろう、という結論でした。

9月の最終の週に残っていた40キロを走り、月100キロの目標達成をしたのは良かったのですが、疲労困憊だったようです。疲れのピークのあとで、時々胃腸炎を起こすのが、私の体の特徴です。

今回の発作は、前回旅先で起こしたものとは比較にならない軽度のものでしたが、それでも晴天のもと運動をする気には、とてもなりませんでした。

電話をして訳を説明し、キャンセルしてもらいました。今日は一日中、安静にしていました。食事も殆ど摂らず、胃腸の回復に務めました。夕方になり、何とか回復したようです。

前回旅先で胃腸炎を起こした時には、日曜日でしたので、救急当番病院を探して、診察を受け点滴をしてもらって、何とか帰りの飛行機にぎりぎり間に合う、綱渡りを演じました。お腹が壊れたのではないか、と思うほど、嘔吐を下痢を繰り返しました。

前兆がきっとあったのですが、見逃していたのです。今回も眼の深部痛があり、食欲も落ち、胃腸薬をやたらに飲みたくなっていたのは、やはりおかしかったのです。

致し方ありません。自分の体と付き合っていくしかありません。車のように新車に乗り換えることができませんので、維持管理に務めるしかないようです。

杞憂

■20211001(金曜日:雨)

長野県須坂市の農園です。昨年11月1日に立ち寄りました。

■今日から10月です。いよいよ今年も残るところ3ヶ月となりました。昨日月100キロ走を達成しましたので、今朝はゆっくりと休みました。雨の朝は眠り続けるには絶好です。

静岡県も非常事態宣言が今日から解除され、飲食店などでも、お酒の提供が可能になるようです。昨日もSunと2人で日帰り温泉に行ったのですが、残念ながら、まだアルコールの提供はされていないので、食事はせずに帰りました。

お風呂に入った後は、やはりぐいっと生ビールを飲み干すのが最高です、大して量を飲むわけではないのですが、それが何よりの楽しみなのです。

昨日受付の方に確認したところでは、今日から夜中の2時までお風呂は営業しているようです。ゆっくりと温泉を楽しむことができそうです。

■今年はこれから総選挙もあり、激動の年末になりそうですが、とにもかくにも、この9年間で日本は、すっかり落ちぶれてしまいましたので、これからは、方針を転換して人に投資をし、技術革新を起こしていかないと本当に置いてきぼりを食ってしまいます。

自動車産業があるから日本は大丈夫じゃないか、と私たちは思いがちですが、ひょっとするとトヨタをはじめ、日本の自動車産業は、今がピークなのかもしれません。

ひたひたと背中から電気自動車の大津波がやってきているのです。気づいた時には、ほとんどすべてのスマホが、中国製になってしまったように、私達が乗る電気自動車も、外国製になってしまうかもしれません。

杞憂であってくれれば良いのですが、現実はなかなかに厳しそうです。さまざまな記事を読んでいると、日本の外では猛烈な勢いで変化が進んでいます。日本だけが蚊帳の外にいる気がするのは私だけでしょうか。

■台風16号が近づいています。伊豆諸島や伊豆半島では強風が吹き荒れ、稲取では風速30メートルを記録しました。どうやら午前中いっぱいで、なんとかケリがつきそうですが、被害のないことを祈るばかりです。

運動しよう!

■20210927(月曜日:晴れ)

松本城の天守閣に登る階段です。狭い上に傾斜が急で、これも防備のためでしょうか。

■今朝はゆっくりと休みました。昨日は頑張って今月2回目の LSD を敢行しました。調べてみると、今年はたった2回しか LSD をしていないのですが、その2回ともが、この9月でした。

昨年も同様に、年に2回ほどしか LSD をしていませんので、これでは大会に向けて充分な練習とは、とても言えません。

幸い昨日の気象条件が、気温も低く、適度な湿気と風もほとんどなかったので、走るには絶好でした。

昨日の雨で富士山に雪が降り、甲府気象台が再度、富士山の初冠雪を発表しました。前回の発表は規定で取り消しになったようです。先程、屋上から富士山の初冠雪の写真を撮って、あやちゃんに送ってあげました。

この冬、初冠雪の富士山です。異例の再度の初冠雪でした。

■さて、今朝の東京新聞には運動に関して記事が2つ掲載されていました。「運動しよう ! 促す企業増加、歩数ボーナス、職場内で体操、社員、経営双方に利点」。また、沼津市も「長引くコロナ禍、自宅で健康維持」と題して、簡単な運動、食事のレシピなどを市の公式YouTubeチャンネルで動画を公開したようです。最初の記事の書き出しは、こうです。

コロナ禍で外出自粛や在宅勤務が強く叫ばれる今、心配なのは運動不足からくる体や心の不調だ。

社員に積極的に体を動かしてもらおうと、企業の中には手当を出したり、勤務中に運動の時間を設けたりするところもある。

長く健康に働ける環境づくりは、社員はもちろん、企業にとってもイメージアップにつながるなど、メリットが大きい。

コロナ感染を恐れてほとんど、家から外出せずに過ごしている人も多いようです。在宅勤務ですと、なおさら一日中、家で過ごすことになりますので、動く範囲も量も限られてしまいます。

典型的な在宅勤務である私のような者にとっては、普通に過ごすと1日2000歩が限界です。意識して運動しないと、まさにメタボの塊になってしまいます。

患者さんを見ていて、つくづく思うのは、中年以降、人の一生とはメタボとの戦いだということです。高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満、喫煙、そして痛風。この6つにさえ気をつけていれば、多くの病から逃れることができます。

しかし、それは容易ではありません。その基本対策が食事と運動だからです。どちらも、意識的に選択し、努力して取り組まないと成果が上がらないからです。薬のように、ただ飲めば良い、というわけにはいかないのです。

本当に地道な面白可笑しくもない、努力を積み重ねなければいけないのです。そうして努力して得られる一番の成果は、体型だと私は思います。つまり、見てくれです。

頭が禿げ上がってしまうのは、いくら努力しても止めることはできません。しかし、食事と運動で節制すれば、お腹が脂肪で飛び出すことは防ぐことができるのです。

旅行などに行って撮った写真を見てみると、今の自分の体型が学生時代とほとんど変わっていないことに、ある種の誇りと自信を持つことができます。

もちろん体力も同じ年齢の方より少しはあるでしょうし、怪我もしにくいのではないでしょうか。長く生きることは嬉しいことではありますが、それは健康であることが、不可欠の条件なのです。

いつまで今の目標である、月100キロ走が続けられるかどうか分かりませんが、体力に合わせて目標距離を決め直し、走り続けていきたいと思っています。

穏やかな距離感

■20210925(土曜日:曇)

松本城天守閣から見た市内の様子です。

■今朝は走るつもりで目覚ましを合わせてありましたが、起き出すことができませんでした。昨日走りましたので、疲れが取り切れていないのでしょう。

それと何より一番の問題点は、アレルギー性鼻炎がひどいのです。この時期は、体がだるくてどうにもなりません。抗アレルギー薬を内服しているおかげで、少しは楽なのですが、やはりだるさが取り切れません。

せっかく過ごしやすい気候になってきたのですが、それもこのダルさのおかげで、ありがたさも半分ほどになってしまっています。5月のゴールデンウィークの頃も、実は同様のだるさに襲われます。春、秋と一番いい季節の頃に身体がシャキッとしないのは、大変残念なことです。

■さて、今朝の東京新聞読書欄では「記者の1冊」で「息子物語  ヤマザキマリ著」を取り上げています。

漫画テルマエ・ロマエの産みの親で、文筆家としても多忙な生活を送っているヤマザキマリさんには一人息子がいます。異国で未婚の母となり、息子と共に各国を渡り歩いた激動の日々を振り返る、異色の子育てエッセイに、この本はなっています。記者はこう書かれています。

子の内心の葛藤にしつこく立ち入らない「穏やかな距離感」が著者らしい。

血はつながっていても別個の人間で、どんな状況下でも誰にも頼らずに自立して生きてほしいと願うからだ。

17歳で日本を飛び出し、たった一人で身を立てた著者の人生訓でもある。

子育てとは、永遠の課題に違いありません。

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