■20181229(土曜日:晴れ)

川口市立西公民館です。無くなった実家から川口駅に向かう時に、いつも前を通りました。その頃は、周囲で一番大きな建物でした。

■今朝はゆっくりと休みました。昨夜の天気予報では今朝の冷え込みは一段と強まるとのことでしたので、掛け布団を厚めのもので寝ました。通常ですと夜中に一段薄めの掛け布団に替えるのですが、今朝はそれでは寒くて、 再度厚めの掛け布団に替えたほどでした。 東北、北陸、北海道では大雪のようです。まさに年末寒波です。

今年最後の取引である大納会を迎えた東京株式市場は、7年ぶりの前年割れで終わりました。 昨年の大納会終値と比べた年間下落率は12.1%であり、この下落率は、東日本大震災があり約17パーセント下落した2011年以来の率でした。下げ幅の大きさではリーマンショックで6448円下落した2008年(下落率では42%下落)以来となりました。来年に向けて波乱の予兆でしょうか。

田中宇の国際ニュース解説 無料版 2018年12月28日は、激動の国際情勢を的確に分析しています。アメリカの単独支配を終わらせ、世界を多極化しようというトランプ大統領の隠れた意図を暴いています。シリア、イラク、そしてアフガニスタン。これからはアメリカ単独でなく、こうした国々を安定させていく役割を果たすのはロシア、中国、そしてイランであることを示唆しています。日本のマスコミ、例えば NHK では、シリアの内戦を終結させたのはアメリカである、との報道がなされていますが、事実は全く異なるようです。しかしこれは NHK に限らず、トランプ大統領がフェイクニュースだとして盛んに非難するアメリカのマスコミも同様のようです。

トランプ大統領によって世界は戦争の混乱に巻き込まれるのではないかとする報道がなされてきましたが、事態はむしろ逆の方向に進んでいます。ロシアの役割がいかに大きいかは、日本の報道を見る限りは、まるで理解できません。それが日本の現実なのです。

■まもなく、午後1時になろうとしています。今年も無事に1年間の診療を終えることができました。四月から静岡県眼科医会副会長を拝命し、色々な行事を取り仕切らなければなりませんでした。その準備のために様々な書類を提出する必要があり、とても煩雑なことに辟易した1年でした。今までは前任の先生方がしてくださった訳ですが、自分でやってみると、その大変さがよくわかりました。

なんとか致命的なミスは犯すことなく1年を終えたことを本当に安堵しています。来年になると一月から講習会の開催が続き、そのためのスライドの準備などが待っているのですが、とりあえずしばらくはそのことを忘れて、少しのんびりしようと思っています。

今年はなんといっても子供達が、それぞれの家庭を持ったことが一番の出来事でした。7月の21日には、Takuの結婚式が大宮で行われました。今年の夏は歴史的な猛暑で、出席してくださった皆さんも大変でした。そんな中での開催でしたが、式は心のこもった、とても良い出来だったと親バカながら感じました。そして最後の親としてのお礼の挨拶が、私にとってはハイライトでした。何ヶ月も前から原稿を準備し、何度も何度も予行演習を繰り返しました。当日は原稿を読むことなく諳んじて挨拶をするつもりでいました。

来賓のお名前に始まって間違えてはいけない部分ばかりでした。4分強の長さでしたが、原稿を見ることなく、挨拶するのは決して容易なことではありません。それでも、いざその場になってみると思ったよりも冷静に落ち着いて、挨拶することができたのは自分でも驚きでした。練習の賜物であると同時に、ロータリークラブで鍛えられてきたお陰だと感謝しました。のんちゃんに頼んで、スマホでビデオ撮影をしてもらいました。このビデオは私の一生の財産になりそうです。

驚いたのは、私の後に挨拶したTakuのお礼の挨拶でした。実に堂々とした落ち着いた話っぷりには、父親として大変驚きました。自分自身のことを考えても、あの年齢であれだけの挨拶をすることは、自分には出来なかったと思います。人前で挨拶をするなどという機会は、そもそも私にはありませんでした。その点は本当にロータリークラブのおかげだと感謝しています。

沼津西ロータリークラブ十代目の会長、そして静岡第3分区のガバナー補佐などを歴任させてもらいました。その度に、ついて回るのが挨拶です。どんな短い挨拶においても、きちんと原稿を作り推敲を重ねる癖をつけました。そのおかげで、今回の結婚式での挨拶も、無事に乗り切れたと思っています。場数を踏んできた成果が、あの日の落ち着いた、自分の心持ちだったのでしょう。それは自分にとっても本当に驚きでした。冷静に挨拶をしている自分を見つめる、もう一人の自分がいたのです。