■20190110(木曜日:晴れ)
■今朝は走りました。昨日の天気予報では、今朝はこの冬一番の冷え込みで、太平洋側でもマイナスになるのではないかと言われていましたが、思ったほどの冷え込みではありませんでした。水道管の凍結も起こらず、走った後のシャワーも無事に温水で浴びることができました。6.14 km を走り総計47.13 km 残り21日52.86 km となりました。ペースとしてはキロ6分13秒ですので決して悪くはありません。 昨夜は何度も目が覚めましたけれども、その度に再度きちんと眠れましたので目覚めは決して悪くありませんでした。昨夜は医師会の役員合同新年会。関係する4自治体の首長さんも来られて 、力を合わせて住民の健康・福祉を守ろうと話し合いました。
■今朝の東京新聞には、アメリカ・ラスベガスで8日に開幕した世界最大の家電見本市「CES」の様子が掲載されています。 題して「世界初 畳めるスマホ」「斬新デザインEV」。 中国企業の出展が昨年より2割減少しましたが、世界初の折りたためるスマートフォンを出品するなど存在感を示し、米国が警戒する技術面での中国の躍進を改めて印象付けた、と報道しています。こうした中国企業の躍進を伝える報道がしばしば見られる中で、日本の存在感の低下が心配されます。
一部報道などでは日本経済の好調さが伝えられていますが、実感として受け止められないというのが正直なところではないでしょうか。なぜこのような事態に陥っているのでしょうか。米国在住の作家・冷泉彰彦さんはメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』でその理由を「日本の産業構造がおかしくなったため」とし、この「負のトレンド」を反転させなければ国の繁栄と個人の成功はありえないと結んでいます。題して、
もはや先進国ではない。なぜ、日本経済はスカスカになったのか?
結論として、産業構造として日本は先進国から滑り落ちそうになっているというのです。そして、その原因を列挙しています。
- 自動車の次として宇宙航空に本格進出できなかった
- コンピュータ時代に合わせてOSやアプリなどソフトの分野で負けた、どころかコンピュータ関連の人材をバカにして育成もしなかった
- バイオや製薬で世界のトップを走るだけの人材育成や投資をしなかった
- 金融のグローバル化に全く対応しなかった
- 英語での事務仕事ができず、香港やシンガポールにアジアのビジネスセンターの座を完全に奪われ、そのことを恥じてすらいない
つまり全体の戦略が全く違っていたということです。幾つかの指摘点は、私にも分かるほどです。テレビドラマ「下町ロケット」などを見ていて、日本のものづくりは素晴らしい、やはり日本でなければだめだ、と短絡的に思いがちですが、あの自動運転トラクターも、それを動かしているのはソフトウェアなのです。ソフトウェアの分野では日本はまさに敗北続き。 基本的な部分は全て借り物と言っても言い過ぎではないほどです。そして肝心なハードの部分においても、今まで見下していた、安かろう悪かろうの代表のような中国製品も、今では日本製品を超えるものが多く出現してきています。単なる自己愛的な日本の素晴らしさに酔いしれるだけでは未来は切り開けないのです。そのことを痛烈に教えてくれる指摘でした。
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