■20190401(月曜日:晴れ)

伊豆の海です。風が強く、白波が幾重にもたっていました。

■今朝は走りました。新しい月の始まりの日。毎月、毎月、一からのやり直し、積み重ねの始まりなんですが、今朝も5時に目覚ましを鳴らして起きだしました。縁起を担いで、今朝は8 km を走ろうと出発したのですが、昨夜夕食に焼き芋を食べたおかげでしょうか、途中でトイレに行きたくなり、コースの途中で家に戻りました。結局5.80 km を走り、今月も100 km 目指して積み重ねの開始です。

先週末はTakuとYukoさんが沼津に遊びに来てくれましたので、戸田の民宿に四人で泊まり、日曜日には伊豆半島をドライブしました。朝の9時頃に宿を出発し、三島駅に着いたのは結局、14時過ぎでした。14時21分の新幹線で東京へ向かいました。恋人岬から黄金崎に行き、黄金崎では桜の花の下で、野点(のだて)と琴の演奏を楽しみました。外国の方もたくさん来られていました。地元の中学生でしょうか、女生徒が和服を着て、ボランティアとしてお手伝いをしていました。やはり日本の女性には和服がとても合います。ベトナムの女性にはアオザイが似合うように、時代が変わり、若い人々の体型も変わったとはいうものの、それが伝統というものなのでしょうか。

■さて今日のお昼には新しい元号が発表されます。1ヶ月の準備期間を経て、来月からは、いよいよ新しい時代のスタートです。平成という時代は戦争もなく、平和であったことは間違いありません。しかし冷戦の終焉で、 歴史は動きました。それまで覆い隠されていた、いわば潜在意識といったものが噴出した時代とも言えます。決定的な敗戦という事実を、 精神的に整理整頓することなく、糊塗したまま高度経済成長に突っ走った、日本の土台があらわになったとも言えるのです。

安倍政権登場以来、 ヘイトスピーチに代表される精神的な下劣さといったものが、 何の恥じらいもなく、露出されるようになったのです。本当に恐ろしいことです。 東に向かって卑屈になり、西に向かって居丈高になるという、明治以来の日本人の分裂した精神状態というものが、 再度爆発寸前にまで煮えたぎってきているように見えます。新しい時代に入り、私たち日本人は、こうした精神状況に、きちんと向き合って、決着をつけていかないと、また奈落の底に突き落とされることになりかねません。そのことを本当に心から、私は恐れているのです。