■20190425(木曜日:雨)
■今朝はゆっくりと休みました。 残り20 km を切った今の時点で、本来なら今日走らなければならないのですが、さすがに昨日の疲れと、雨という天気予報では休むしかありませんでした。最近の天気予報は本当に良く当たります。 今朝は6時までは降水確率80%。6時以降50%に減少しますが、いつも自分が走っているのは5時から6時の間ですので、走るのは無理だろうというのが昨夜の判断でした。まさに、その通りになりました。
日曜日には成田に向かって出発しなければなりませんので、無理をすれば日曜日の朝に走ることはできます。でもそれは避けたい選択肢の一つですから、昼間は晴れるという天気予報に従って、今日の夕方走っておくのが正解のようです。 そうしておけば、最後のあと一回分は土曜日に達成できそうです。
■今朝の東京新聞文化面には、興味深い記事が掲載されていました。「ベストセラーは置かず 大阪の個性的書店が閉店」。 大阪ミナミのアメリカ村の書店「スタンダードブックストア心斎橋」(大阪市)が4月7日、ファンに惜しまれながら閉店したのです。 開店してから10年余りですが、ベストセラーはほとんど置かずに、店員のセンスで、販売する書籍を厳選した独特のスタイルが支持されてきました。 経営者の中川和彦さん(57)は「人と人が出会う場所を作りたい」と、新しく始める店の構想をすでに描いているようです。
売れ筋にこだわらず、店員が商品となる書籍と雑貨を選び抜くのが特徴でした。店内には約100席のカフェがあり、暖色の明かりで居心地のよい雰囲気を醸し出すよう工夫していました。「目的もなく過ごせる公園や広場みたいなもん」と中川さんは振り返っています。
活字離れが進むと言われる昨今。「これからは愛着のある店じゃないと続かない。『あそこの店、この街に必要や』と思ってもらえる店にしたい」と中川さんは意欲を見せています。
年をとればとるほど、読書の持つ重みは大きくなってくるような気がします。体力の衰えからくる活動量の減少も大きな要因だと思います。暑いから出かけるのはよそう、寒いから出かけるのはよそう、となりがちです。自分にとって共感できる本に出会えることは、本当に大きな喜びなのですが、その共感を語り合える仲間というのは、身近にいないものなのです。人それぞれ興味には違いがありますから、私が面白いと思った本でも、同じように子供たちが面白いと思うことは、あまりないようです。 ベストセラーがよく売れるのは、もちろんその作品が魅力あるもので作品だからなのですが、売れているから売れるという面も大いにあると思います。 ほとんど誰も読んでいない本を読んでも、 ともに語り合う相手も機会もないからです。
この歳になってつくづく感じるのは、大人になると語り合う内容に行き詰ってしまうのです。結局は仕事仲間と仕事の話をしているのが、一番無難で話題にも事欠かないということになります。それはそれで、もちろん必要なことなのですが、長生きすればするほど、 身の回りの世界が狭苦しくなってくるように思います。 残された行きつけの場所が公共の図書館だけだった、という定年退職で会社勤めを終わったビジネスマンの話は、決して稀有な例でも、他人事でもないように思えます。経験も知識も蓄積してきたはずであろうのベテランビジネスマンの最後の居場所が、公共図書館という現実は、少し寂しい気がします。その蓄積された知識や経験を、少しでも社会を良くするために、貢献できる仕組みがあれば、本人にとっても生きがいになるはずなのですが。現実はとても難しいようです。
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