■20190717(水曜日:雨)
メルボルン市カーネギー地区にあるAyaちゃんの住まいです。
■今朝は雨です。ここのところ、ずっと雨です。日照時間の不足と低気温のために、農作物の生育に支障が出ています。キュウリやナスの価格が暴騰しています。 いくら梅雨の最中とは言っても、これほど青空が見えない日々が続くのも珍しいのではないでしょうか。
昨年はどうだったのだろうかと、ちょうど一年前の2018年7月17日のブログを参照してみると、書き出しはこうです。「 連日の猛暑で熱中症の被害が深刻です。西日本を中心に、熱中症注意報の欄に「危険」との警告が並ぶ状態です」。とにかく暑かったのです。昨年の7月17日は、連休明けの月曜日。その週末にはTakuの結婚式が控えていましたし、さらにその翌週には、私にとっては初めてのことでしたが、 高度管理医療機器等販売業管理者講習会での講演が控えていましたので準備が大変でした。
1年の月日が経ち色々な意味で状況が変わりました。変わらないのは、夫婦二人で暮らしているということでしょうか。 あと何年生きることができるのかは、誰にも分かりません。そして、あと何年元気でいられるかも誰にも分かりません。 自分にできることは体調を管理して、 メタボリックシンドロームになる可能性を可能な限り低くして、血管の老化を抑え、そして何より筋力の衰えを最小限にし、 自分の力で動き回ることができるようにすることです。 自分にできることは、それしかないのです。
自分だけのことでなく、他者に対しても、そして社会に対しても関心を抱き続け、 学び続けることは大切です。 旅立つ日は必ずやってくるのですから、じたばたしても仕方ありません。ただその日を待っているだけでも意味がありません。自分に出来る限りのことを毎日続け、その間に自分がどのように変わって行くかを確認することが、生きていることの証なのでしょう。そう思えば、日々を過ごして退屈することはありません。
■今日の東京新聞本音のコラム欄では文芸評論家・斎藤美奈子さんが、「れいわの一揆」と題して書かれています。山本太郎代表が率いるれいわ新選組が、ネット上で大旋風を巻き起こしています。私も毎日、山本代表の日本各地での演説をネットで見ています。地方では、 黒山の人だかりとは、さすがにいきませんが、どこへでかけても、多くの人が関心を持って、演説会に参加しているようです。演説会と言っても、与党の議員が開くような大きな会場でのものではなく、ビールケース二つを並べた上にベニヤ板を乗せただけの演説台の上でのお話です。 本当に手作り感いっぱいの演説会なのです。
そこで語られる内容は、聴衆の心を掴んで離しません。浮世離れしていないのです。与党議員の演説のように、空虚で虚しさいっぱいの内容とは、まさに正反対なのです。
昨夜の NHK のニュースで放映されていた、参議院選挙に望む各党首の戦いぶりの報道を見ていて、唖然としました。そこに登場している安倍総理の言動の、あまりの空疎なことに、気分が悪くなりそうだったからです。そして何より驚くのは、こうした報道によって多くの日本人が、安倍総理は一生懸命やっているではないか、と錯覚してしまう点なのです。こうした心境は、正直私には全く理解できないのですが、与党関係者にしてみれば、してやったりの心境なのでしょう。 NHK の貢献度は、まさに勲章ものです。
こうしたマスコミの報道を見ていると、世論を誘導するのは、さほど難しいことではないのだろうと容易に推察できます。中国に侵略することも、アメリカと戦争することも、大して難しいことではないような気がしてきました。