■20190721(日曜日:曇)
メルボルン市内の様子です。
■今朝はゆっくりと休みました。 昨日は午前中の診療を終えて、昼食をとった後、期日前投票に行きました。ここ数回は、選挙の時は必ず期日前投票に行っています。投票日は必ず休日ですので、何か予定が入っていることがほとんどなのです。昨日も地区センターに行ってみると、多くの方が期日前投票に来られていました。期日前投票の場合、投票券の裏に住所・氏名などをあらかじめ書いておかなければなりません。そんなことも実際にしてみないと分かりません。今回は行く前に、投票券の裏に必要なことを記入し、投票所に向かいました。
今回の参議院選挙では、たまたまネットで山本太郎代表の「れいわ新選組」のことを知り、ネットで配信される日本各地での彼の演説を、逐一 確認していました。 最初彼の演説を聞いた時には、本当に驚きました。小沢一郎さんと自由党の共同代表をしている時に、ネット上での共同記者会見を何度か見ていました。何しろ相方が小沢一郎さんですので、 おとなしいと言うか、借りてきた猫のように、生真面目に受け答えをしている彼の様子は何度も見ていたのですが、独り立ちして新しい団体を立ち上げ、そのトップとして理念を語る姿には、今まで知らなかった彼の真の姿を見た思いでした。
まず感じたのは、前回当選してからの6年間、一生懸命に学んできたに違いない彼の誠実な人柄でした。小沢一郎さんと一緒に活動することで、学んできたことは、とても大きな影響を彼に与えているようです。 政治に対する小沢一郎さんの姿勢、政治とはどうあるべきか、という基本的な理念を、彼流に換骨奪胎したのが、今回彼が発表した「れいわ新選組 八策」のように思えます。
小沢一郎さんが民主党を離れて新しく立ち上げた政党名が、「国民の生活が第一」でした。まさに、その通りなのです。立憲主義も、憲法第九条も、もちろん大切なのですが、それもこれもまず生活がきちんと成り立たなければ意味がありません。野党の皆さんの声が、多くの国民の心に届かなかったのは、そんな当たり前のことを、きちんと語ってこなかったからなのです。生活と格闘している庶民に向かって、偉そうに上から目線で立憲主義を説いたところで、 投票所には向かわないのです。
そんな当たり前のことを、山本太郎さんはきちんと認識し、彼なりの回答を提供してくれたわけです。 演説の中で彼が語ったように、この試みがある程度の成果を納めれば、 大きな団体の支援を受けなくても、政治活動を続けられるプラットフォームが形成される可能性があります。そうなれば、極端に一部の人たちのためだけに政治活動をするような必要性がなくなります。今の政治を歪めている根本原因の一つが除かれるのです。
今の政治を貫いているのは、新自由主義という立派な理論ではなく、単なる私利私欲なのです。 今の政権与党を貫いているのは、 まさにこの一言なのです。
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