■20190723(火曜日:曇)
メルボルン・カーネギー地区の町並みです。
■今朝はゆっくりと休みました。昨夜は夜半過ぎから、かなり激しい雨が降りました。雨音に目が覚め、慌てて階段の窓を閉めました。一夜明けて西の空には青空が見えています。いよいよ梅雨明けでしょうか。湿気とともに気温も上昇し、蒸し暑くなりそうです。
参議院選挙も終わり、相変わらずの政権が続きそうですが、「れいわ新選組」の山本太郎代表が、いわばメジャーデビューしたのが唯一の救いでした。主な野党が立憲民主党と国民民主党だけだったら、本当に白けた選挙になっていたに違いありません。 市民に応援されていると思われる立憲民主党ですが、枝野代表には本気で政権を取るという胆力を感じません。上から目線で市民に憲法の大切さを講義してやっているのだ、 といった雰囲気を払拭できません。市民の生活に寄り添っているようには、正直感じられないのです。一方国民民主党の背後には、連合などの大企業の労働組合が背後についていますので、原発の問題にしても消費税の問題にしても、中途半端で歯切れが悪く、 誰を幸せにしたいのかが、はっきり分かりません。 結局のところ両党とも、そこそこの議席を獲得し、万年野党で反対ばかりして終わってしまうのでしょう。
その点、山本太郎代表の演説は、具体的です。彼の主張を批判する声はもちろん多々あるのですが、 それでは格差が拡大し、このまま放置すれば、私が一番恐れる暴力の蔓延を、いかに防ぐかという点について、批判する人々には具体策がありません。 山本太郎の主張する政策を、非現実的だと言って批判する人々に一番欠けているのは、 現実的な解決策なのです。 批判ばかりしていて具体性がない、と野党を批判している与党の皆さんに一番欠けているのが、 実は具体的な解決策なのです。
彼らには6年間という時間と、実際に問題を解決する権力があったのです。しかし彼らは、それを解決しようとはしてこなかった。もちろん意図的にです。多分問題とすら認識していないのでしょう。いったい誰のための政治を行っているのか。それが不思議でなりません。
■今朝の東京新聞には、「れい新 野党共闘前向き 2議席獲得 消費税巡り難航も」と題して記事が掲載されています。山本太郎代表も野党共闘には前向きですし、その他の野党3党も共闘に関しては、同意見です。しかし消費税の問題について意見の違いがあるようです。廃止を主張する山本代表に対して、 枝野代表も玉木代表も、すんなりとは同調できないようです。
今年の10月からは、消費税10%への破滅的な増税が開始されます。次の総選挙では、とりあえず5%への減税を共通政策として、選挙を戦ったらどうなのでしょうか。5%に引き下げた上で、山本太郎代表の唱える税制改革を断行すれば良いのです。本気で政権を取りに行くのなら、とりあえず接点を見つけて 、手を取り合って戦うしかないのです。それが出来ないのなら、立憲民主党も国民民主党も、消えてなくなる方が国民のためになると私は考えています。