2023 年 09 月 02 日 TakuとMasato とNonと一緒に訪れた熱海初島です。

月: 2020年1月 Page 3 of 4

自戒

■20200111(土曜日:曇)

すっかり雲に隠れた富士山です。

■今朝は起きるつもりで目覚ましを掛けていたのですが、ちょうど起きる頃になって、雨音に気づきました。窓を開けて手を出してみたのですが、大して降ってはいません。

それでも一週間の疲れが溜まっていたのか、起き出す元気がでませんでした。結局7時近くまで寝てしまいました。こんなことは滅多にないのですが、今週は一年の仕事始め。新年会も二つ重なり、気疲れもあったのでしょうか、まぁ焦っても仕方ありません。のんびりと体の調子を見ながら一年を送っていくしかありません。

■さて今朝の東京新聞読者投稿欄に、「多忙な医師、笑顔に感謝」と題した投稿が掲載されていました。大晦日に4歳の娘さんが高熱を出して休日診療所に駆け込んだそうです、溢れんばかりの患者さんの中で2時間も待たされた挙句に、ようやく診察を受けることができました。

その時対応してくれたのが若くて気さくで笑顔の素敵な女性医師だったそうです。短時間で要点を聞き、テキパキ対応し、さらに爽やかで温かみがあった。そのプロとしての素晴らしい接し方に頭が下がる思いがした、と読者は書かれています。

自分自身も娘さんに続いて熱発してしまい、散々な年末年始を送られたようですが、最後にこう書かれています。

一方で、どこかすがすがしい気持ちになった部分もある。与えられた役割をきちんとこなし、しかも思いやりのある笑顔と声かけができること。若き女性医師のそんな姿を見て、目の前の一人にきちんと接することの大切さを、私も学び直すことができた。

違和感

■20200110(金曜日:曇)

富士山世界遺産センター、入場料です。

■昨夜は沼津西ロータリークラブの新年会でした。ホテルの二階のフランス料理店で行われました。会員の奥様も何人か参加され、とても賑やかな楽しいひと時でした。新しい女性会員も入会され、これで会員数も30の大台に届いたようです。

数が多ければ良いというものではありませんが、やはりある程度の人数がいないと、クラブの運営も大変なことは間違いありません。また新たな一歩を踏み出したというところでしょうか。

■昨日は高校の同期生、弁護士をしている野辺さんより、ロータリークラブの機関紙であるロータリーの友に投稿したので読んでほしい、という便りが来ました。今月の25日には浦和で久しぶりに同期会が開催されますので、またその時にゆっくりお話できるのを楽しみにしています。

■さて、今朝の東京新聞25面「本音のコラム欄」では、ジャーナリストの北丸雄二さんが「恐怖の大王」と題して、アメリカのトランプ大統領を批判されています。トランプ大統領が下した、ソレイマニ氏殺害の影響を危惧して、今や北朝鮮の金正恩総書記よりも、世界平和にとって危険な存在だと書かれています。

テレビで出演され解説しているほとんどの専門家も同じような論評を繰り返していますが、田中宇さんの国際ニュース解説を長年読んでいる私には、いささか違和感を感じざるを得ません。

トランプ大統領を批判する多くの論評が、とても表層的に感じるのです。つまり上辺だけを解説していて、事態の深部にある流れというものが把握しきれてないのではないかと思うのです。

田中宇さんの解説を読んでいて思うのは、アメリカと一括りに語るのは少し無理があるのではないか。あれだけの超大国ですから、様々な考えと、そしてさまざまな利害関係を持った人々が、歴史を動かそうとしているという点です。

アメリカという国が一致団結して、全員がひとつの方向に向いているわけではないのです。その行動には一見アメリカの利益には繋がらないように見えること、例えばアメリカの世界を牛耳る、覇権というものを削いでしまう、あるいは、それによって失ってしまうような行動ですら、意図的になされている可能性もあるわけです。

アメリカの一極支配が崩れれば、世界は多極化せざるを得ません。つまり、その地域、地域で指導的立場を引き受ける大国が出現してくる訳です。すると何が起こるかというと、地域をまとめなければいけない大国は多分地域で紛争が起こることを喜ばないということです。隣の家で火が出るのを喜ぶ人はいないのです。

次の段階で起こることは目に見えています。つまり経済発展です。冷戦時代にはソ連も中国も経済発展からは取り残されていました。米中が国交正常化し、今の巨大な中国経済を作り上げたのは、アメリカの資本に違いありません。つまり、アメリカは中国で大儲けをしてきているということです。

中東も同様です。いつまでも仲たがいをして戦争ばかりをしていても、経済が上向くことはありません。破壊の繰り返しです。分断され、いがみ合ってることで利益を得る国もあることは確かですが、多分それは一国か二国に違いありません。

20世紀に入って行われた欧米諸国の狡猾な分割支配によって、中東諸国は発展から取り残されてしまったのです。極めつけがイスラエルの建国です、これによって、中東地域は永遠に仲違いするように仕向けられたのです。これでは経済発展するわけがありません。

トランプ大統領が目指すのは、とても分かりにくい政治手法を駆使して、結局はアメリカの一極支配を終わらせ、世界を多極化し、経済発展を促すことで、アメリカの軍事的負担を減らすと同時に、経済的な利益をもたらそうとする意図を持っているのです。

この辺りの解説は、田中宇さんの記事を読まれると、よく分かると思います。テレビや新聞だけを見ていると、まずこうした観点からの解説を知ることは、ほとんど不可能です。

起きたことの原因を徹底的に追及することよりも、それによって世界はどちらの方向に動いているのかということを考えた方が、より世界を正しく理解できる可能性が高いということを、田中宇さんは繰り返して語っています。

格差

■20200109(木曜日:晴れ)

富士山世界遺産センターです。

■今朝は走りました。今月4回目のランで6.19kmを走り合計33.68kmとなりました。残り22日66.31kmのところまで来ました。

最近の駅伝で多くの選手が使用している、ナイキの厚底ランニングシューズの市民ランナー向けの廉価版を購入して、今日で2回目のランでした。今日はキロ6分24秒というタイムでしたが、今までよりもスムーズに速く走れたように思います。

着地の際にまだ慣れていないためか足底部の外側に負担がかかって、時々痛みが出るような気がします。走ることをやめなければならないほどの痛みではないのですが、しっくりこない部分もまだあります。慣れていないのですから、当然だと言えば当然です。

それでもシューズはとても軽くて、履いていないのではないかと感じる時間帯もあるほどです。しかも厚底の部分が地面からの反発力を引き出してくれるような感じで、慣れてくると楽に走れるのかもしれません。しばらくは試行錯誤のランニングになりそうです。

■昨年カンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールに輝いた、「パラサイト 半地下の家族」が10日、全国公開される予定です。この映画は韓国映画の若き巨匠ポン・ジュノ監督の新作です。

貧しい4人家族と裕福な一家との間に起こる物語。貧困格差をモチーフに、人間の喜怒哀楽を描いた作品は、ことし2月のアメリカ・アカデミー賞への期待も高まっています。

確かその前の受賞作品は日本の「万引家族」だったように記憶しています。こうした芸術の世界でも、描かれるテーマが貧困であったり、格差問題であったりしていることは、とても興味深いことです。そうした問題が、もちろん日本だけでなく世界中で大きな問題になっていることは間違いありません。

貧困や格差の問題が以前からあったことは間違いないのですが、ここにきて大きな問題になっていることが分かります。この問題にどのような解決策を示すことができるのか、これからの社会の安定を考える時に、避けて通れない一番重要な問題ではないでしょうか。

通じぬ言葉

■20200108(水曜日:雨)

ものすごい勢いで駆け抜ける箱根駅伝6区の選手。

■今朝は、どんよりとした雲が空を覆っています。昨日の天気予報では、今日は大荒れになる模様でしたので、目覚ましを5時半に合わせて起き出してから、ビニールゴミを所定の位置まで運び、新聞を取って来てから朝食の準備を始めました。

昨日の夕飯は、すき焼き風豚鍋でした。高橋伸二先生が群馬県の名産、下仁田ネギを昨年末に送ってくださいました。昨日までにも何回か鍋を作って堪能しましたが、昨日もとても美味しく頂きました。

Sunが豚肉でないと食べられないので、牛肉を使ったすき焼きが定番なのでしょうが、こればかりは致し方ありません。高橋先生に感謝、感謝です。

■昨夜はお腹いっぱい、鍋を食べましたので、今朝は走らなかったこともあり、朝食はコーヒーとヨーグルトと、そしてこれまた高橋先生から送っていただいた、群馬の美味しいりんごをSunと半分ずつ食べました。

それから東京新聞を、じっくりと読み始めました。今朝一番興味深かったのは、文化面六面の対談特集です。「不寛容の時代を生きる」と題して、作家の高橋源一郎さんと中村文則さんが新春対談を繰り広げています。

今日はその第3回です。最初に高橋さんが、こう語っています。

今の政権で一番問題なのは、言葉が毀損されていることだと思います。日本語としておかしい。どんな質問にもまともに答えない。矛盾したことを言っても恥じない。間違っていても訂正しない。都合の悪いものは削除する。そんな言葉を毎日のように浴びていると、正常な言語感覚が壊れてくる。

また、高橋さんは、応答が欲しい、として、こうも語られています。

僕たちが公に求めるのは応答ですよね。まず返事をしてほしい。拒否でも否定でもいい。人々からの声に一切応答しない、それは、社会や政治の最悪の形態だと思います。

さらに高橋さんはこうも語られています。

不寛容の一番怖いのは、差別をする、虐待するということよりも、言葉が通じないことが当たり前になって、そのことに痛みを感じなくなることです。「こいつ、何か訳の分からないことを言っているな」で、おしまい。「そんな気持ち悪い奴はあっちに行ってくれ」ということでしょう。フランスの思想家ヴォルテールが社会の不寛容さを批判した『寛容論』を書いたのは1763年です。それから250年以上経ちますが、世界は全く変わっていないですね。あの本を読むと、まるで今日の話みたいです。

■高橋さんと中村さんが繰り広げる対談には頷くことばかりです。安倍総理の言動にとても違和感を感じているのですが、何よりも危険だと感じるのは、それをよしとしている社会の空気だと思います。

国民の多くがおかしいとも感じないのか、あるいはおかしいと感じても行動に移らないのか。両者が混在しているのだとは思うのですが、そうした社会のあり方自体がとても危険だと私は思うのです。そこに日本という社会の持つ脆弱性を、とても感じるのです。

多くの人が無謀だ、おかしいと思っても、結局はそうした流れを止めることができない、破局まで突き進んで崖から転落してしまう。ある意味では日本にはそうした大きな歴史的前科があるのです。よほど気をつけてかからないと、また悲劇を繰り返す可能性が高いのです。

おかしいと思うことには声を上げなければいけません。それは私達の愛する日本のためなのです。

ヒカンザクラ

■20200107(火曜日:曇)

箱根駅伝の広報車です。

■昨日、沖縄でヒカンザクラの開花が報道されました。小寒ということで、寒さが募る時期なのですが、沖縄ではなんと気温が20度を超えました。

■今朝は走りました。昨日届いた、ナイキ製のランニングシューズ、ズームフライ 3 を初めて履いて走ったのです。昨日の夜は楽しみで、何かワクワクする気持ちで眠りにつくのが滞ったほどです。

今朝は4時半に目覚ましを合わせて、少し早めに走り始めました。新しいランニングシューズの特徴を一言で言えば、とにかく軽いことです。厚底であることが有名ですが、足そのものを包んでいる部分は、まるで足袋のような感じです。つまり足の甲をしっかり包み、かかとの部分はむしろ軽く覆っている程度ですので、すぐに脱げてしまいそうで不安になるほどです。

足を包んでいる部分は、とても薄くて通気性は良さそうなのですが、ものすごく華奢で、まるでガーゼ一枚で足を包んでいるような気がするほどです。

今朝は今月3回目のランで6.04kmを積み重ね、合計27.48km、残り24日で72.51キロメートルのところまで到達しました。

面白いのは、その今朝のランニングの軌跡をグラフで見てみると、全体の平均ペースはキロ6分40秒なのですが、走り始めた当初はキロ8分のペースだったものが、次第に少しずつ、少しずつ階段状にペースが上がり、最後は6分を切る程度のところで走り続けている様子がよくわかります。シューズの具合を確認しながら、恐る恐る走っている様子がこのグラフから伺い知れます。

走り終わった後、気になったことと言えば、左の足の外側部にやや違和感が発生したことぐらいでしょうか。まだ慣れていないのか、着地の時点で少し負担がかかったのかもしれません。兎にも角にも、これから走り続けるのが少し楽しみになりました。どんな感じで走っていけるのか、少し記録をとり続けてみたいと思っています。

■さて昨日は、AmazonからKindle本を購入しました。「21世紀の啓蒙」です。何やら難しそうな題名ですが、あのビル・ゲイツが大絶賛している本です。まぁ、こうした堅い本に挑戦するのも大事なことでしょう。昨日の夜少しは読み始めました。

スティーブン・ピンカー 他2名「21世紀の啓蒙 :理性、科学、ヒューマニズム、進歩」

キンドル本ですので、文字の大きさを拡大すれば、老眼鏡なしでも布団の中で、裸眼で読むことができます。キンドル・Fire で読んでいます。アマゾン製のタブレットです。アマゾンのサービスを受けることを主体に考えると、価格・性能比は抜群です。プライム会員なら、購入して損はありません。

ただアマゾンは、税金を払うことが創立当初から大嫌いのようで、いかに税金の支払いを回避することに知恵を絞ってきたことが報道されたのを読むと、あまり有難がってばかりはいられない思いに駆られました。

まぁ、そうは言っても、経団連を通して消費税を上げることを、政府にしきりに求める自動車会社も、似たりよったりのところがあります。還付金目当てに税金で懐を潤すことを考えているのですから、悪質度から言えば、五十歩百歩です。

強欲資本主義そのものです。とても残念なことです。我々は、そうした実態をきちんと知らなければいけません。宣伝費をもらっているテレビは、決してそうしたことを報道しません。テレビばかりを見えていると、本当に脳みそが退化するのは、間違いありません。自分の頭で考えなくなるからです。

日常再開

■20200106(月曜日:晴れ)

今年のおせち料理も箱根で完食しました。

■さて、いよいよ今日からは日常生活が戻ります。昨日2時間走を敢行しましたので、今朝は6時までゆっくりと休みました。思ったほど、昨日は疲れが出ませんでした。これは意外でした。自分では思っていた以上に、順調に2時間の間走ることができたことに、大変驚くとともに、少し自信も湧いてきました。

年末に風邪をこじらせてしまい、すっかり体力が落ちてしまったのは、年齢のためであって、もう以前のようには走ることはできないのかと悲観的だったのですが、昨日は気持ちを新たにすることができました。また日常生活が始まるこの時期に、こうした気持ちを取り戻すことができたのは、何をおいてもありがたいことだと感謝しています。

どんなに頑張ったところで、元気で自由に体を動かして、思ったような活動ができるのは、せいぜいあと10年です。つまりあと10回四季を送れば、それで満足しなければなりません。

ということは、これから何よりも大切なのは、一回一回の春夏秋冬を、本当に心を込めて味わう事しかないのです。

LSD20200105

■20200105(土曜日:晴れ)

箱根のご来光です。

■年末年始の休暇も今日で終わりです。今年は1月1日の元日が休日当番日でしたので、年末からの休暇が途中で途切れる形になりました。したがって遠くへの旅行などはできませんでしたが、幸い箱根の宿が取れましたので、箱根駅伝を観戦することができました。

■今日は最後の休日ということですので、ゴルフにするか LSD( Long Slow Distance ) を敢行するか、どちらにするか迷ったのですが、結局選んだのはLSDでした。

昨年の12月に、月100キロ走の連続達成記録が途切れてしまいました。とても残念で何か糸がプツンと切れたような脱力感があったことも事実なのですが、大切なのはそうした場合にどう切り替えるかではないでしょうか。

今回、私は「70歳でもフルマラソン」という新たな目標を勝手に作って、それを目標とすることにしました。ということで、今朝はそれに向かっての第一歩、2時間の LSD を敢行したのです。

5時に目覚ましをかけていたのですが、今日はすっと起き出すことができませんでした。心地よくない夢を見たためもあったかもしれません。ぐずぐずと布団の中で逡巡してしまい、結局走り出したのは5時45分頃でした。

そんなわけでスタートが決してスムーズだったわけではないのですが、とにかくゆっくりでいいから走り続けよう、とだけ考えて、ひたすら走り続けました。結果として今回感じたのは、今までの2時間 LSD の中で最も順調な経過だったことです。

もちろん最後は腰の痛みとか筋肉の痛みとか、色々な変調はあったのですが、しかし走るのをやめなければ、と考えるほどの体の変調は起こりませんでした。これは大きな自信となりました。つまり、ペースとしては決して早くないのですが、2時間走り続けることが確実にできるという自信は、とても大きな収穫でした。

結局今日は2時間46秒を走り、15.34kmを積み重ね、今月は2回のランで21.44kmとなり、残り26日で78.55キロメートルを残すことになりました。ペースとしてはキロ7分52秒ですから、少しも自慢できるようなものではないのですが、とにかく走り続けることは出来た、という事実はとても大きな自信となります。

どういう訳かは分かりませんが、今日は2時間という時間が、とてつもなく長く感じることは一度もありませんでした。少しずつ少しずつ時間が経っていくのはもちろんわかるのですが、以前のように、まだこれだけか、まだこれだけかという、いわば愚痴のようなものとともに走り続けるということがなかったのです。

とても淡々と、少しずつ時間が流れていくという今日のランニングは、私にとって本当に初めてと言っても良いような経験でした。

白内障手術をしたおかげで目も体も軽くなって、こんなことが可能になったのかというのは、もちろん冗談ですが、本当にこれは驚くべきことでした。気温など条件が特に良かったことが一番の大きな原因なのでしょうが、それはさて置いても、今日は自分にとって、とても有意義な 2 時間でした。

■さらに大きな収穫だったのは、ある原稿を頼まれていたのですが、その結語というか、まとめをどのようにすべきなのか迷っていたのですが、それについて自分なりに良いアイデア、考えが浮かんで決断することができました。ちょうど走り始めて一時間を過ぎた頃でしょうか、そのアイデアが浮かんだのです。

私はこれまでにも走っている途中で、良い解決方法を見つけたことが何度かありました。それで救われたことも幾度かあったのです。そうした意味でも、今日の2時間の時間は、新年早々私に色々なものを与えてくれたように感じています。今年1年自分なりに出来ることを、少しずつ積み重ねていきたいと思っています。

そして何より幸運だと思ったのは、昨日のんちゃん達と魚河岸寿司に行ってお寿司を食べたのですが、時々タッチパネルで抽選のビンゴをしてくれるのですが、何と昨日は一発目のビンゴで見事当たってしまったのです。まず滅多に当たることはないのですが、なんと一発目でビンゴですから、これは本当に今年はきっと良いことがありそうな気がしました。

単細胞そのものなのですが、まあいいでしょう。何はともあれ、前向きに物事を捉え、努力を積み重ねること、それが一番大切だと実感するのです。

富士山本宮浅間大社

■20200104(土曜日:晴れ)

出雲は縁結び大国です。

■昨日は箱根駅伝の復路を朝から観戦し、宿に戻ってテレビ観戦を続けました。青山学院が2年ぶりに王座を奪還しました。そのあとのんびりと、少し昼寝をしてから温泉に入り、持ってきた食材で鍋を作り、2人でゆっくりと過ごしました。

■さて、今朝は6時に目覚ましを合わせていましたが、起き出したのは6時半頃でした、簡単に朝風呂に浸かり8時半には宿を出て出発しました。今日は十里木の方から北側を回って、富士山本宮浅間大社をお参りし、最後に富士山世界遺産センターを見学しようと思っています。

雨が降ることはなさそうですが、富士山が果たして顔を出してくれるかどうか、それだけが心配でした。14時半には家に戻りましたが、残念ながら富士山は少しだけ顔を出しましたが、ほとんど雲に隠れていました。終日暖かな小春日和で、その点では本当に、お天気の神様に感謝するしかありませんでした。

浅間大社は初詣客で溢れかえっていました。浅間大社を中心にいくつもの通り沿いに商店街があり、さすがは富士山を守るべき、浅間大社の本山だと感心しました。富士山世界遺産センターも私は初めての訪問でしたが、富士山がいかに信仰の対象として、長きにわたり日本人の心を掴んできたかということが、少し理解できました。

ただ返す返すも残念なのは富士山が雲がくれしていたことです。こればかりは致し方ありません。次回の楽しみに取っておきます。こうして、年末年始のお休みも残すところ、あと一日となりました。また新しい年の仕事始めとなります。

■箱根から富士山へと休暇を過ごしましたが、何よりありがたかったのは、綺麗にものが見えるようになったことです。最近は霞んで見えていたことに気づかなかったのですが、今日は改めて青空や雲の美しさを再認識しました。こんなにも自然が鮮やかだったとは本当に驚きでした。

旧式のブラウン管テレビから大型の液晶テレビに買い換えた時のような驚き感です。思い切って手術を受けて、本当に良かったと思っています。メガネ無しでもほとんど不自由を感じることはありません。運転の時には運転用の軽い近視の眼鏡をかけていれば、全く心配なく運転をすることができますし、軽い度数の老眼鏡をかければ細かい字も全く問題ありません。

本当にありがたいことです。患者さんの気持ちが初めて実感できました。

箱根駅伝復路

■20200103(金曜日: 晴れ)

出雲大社です。

■昨夜は、のんちゃんとトモくんも箱根に来てくれて、四人で夕食を共にしました。

■今朝は6時に目覚ましを合わせ、起き出しました。箱根駅伝復路を観戦するためです。昨日は宿から全て歩きましたが、今日は車で途中まで行き、10分ほど歩きました。

7時50分頃に小涌園前に到着。芦ノ湖へ向かう道路端左側に位置を決めました。そこからは500メートルほど真っ直ぐな道路を見渡せます。

8時にスタートが切られていることはネットで確認しました。38分ほど経過した時点で、トップの青山学院大学の選手が現れました。警備車で先導された選手が、見え始めたと思ったら、あっという間に目の前を走り抜けました。

やがて次々に選手が現れては、目の前を通りすぎて行きます。最後の筑波大学のランナーを確認して、宿に戻るべく踵を返しました。テレビ観戦に切り替えるためです。

宿につしてテレビを見ると、すでに先頭のランナーは中継所で襷の交換を終えていました。

■今回の大会で驚くのは、なんと言っても区間新記録の続出です。それぞれの区間の距離が、まるで短めに変更されたかのごときです。

気象条件の良さも、もちろん寄与しているのでしょうが、やはりなんと言っても、新しいランニングシューズの登場が最大の要因です。

それぞれの学校はユニフォームや襷の色に、最大限の工夫を凝らしていながら、靴の色が、どれも似たりよったりなのが、とても奇妙に感じます。

試しにネットで噂のランニングシューズの価格を調べてみると、5万円以上するようです。市民ランナーには、高嶺の花のです。ちょっとガッカリして、ネットで調べてみると、ナイキはちゃんと市民ランナー向けの廉価版を発売してくれていました。

「ヴェイパーフライネクスト%」に対する「ズームフライ3」です。一万円台前半で手に入ります。利用者の書き込みを見ると、それ以前に比較して、長い距離を楽に走ることが、誰にでも出来るようです。

家に帰ったら、さっそく現在使用している靴のサイズを確認して、注文するつもりです。2020の私のランニングシーンが、大きく変わる可能性を楽しみに、努力を積み重ねましょう。

■さてある原稿を書くために、堂場瞬一さんの「チーム」を、いま再読しています。箱根駅伝の学連選抜チームを描いた作品です。10月に立川で行われる、予選会から始まるこの小説は、箱根駅伝、そして駅伝の奥深さを学連選抜チームを通して、興味深く描いています。

2020箱根駅伝では、学連選抜チームは最下位でした。小説に書かれてあるように、個々の選手の力量は決して他のチームに劣るものではないのです。

20チーム以外の学校から、選り抜きの選手を集めてチームを作るわけですから、単純に予選会の記録を10人分足し算するだけなら、計算上は最下位という結果は有り得ないはずなのです。

理論と現実の、この落差を説明する際に、著者が焦点を当てるのが、「誰のために走るのか」という視点です。

駅伝では、「襷を繋ぐ」という点を、何より重要視します。襷を手渡す相手を眼前にしながら、制限時間をわずかに超えて叶わなかった選手が、ゴールを駆け抜けた後で路上に横たわり、大の大人がオイオイと涙する。そんなテレビ画面を見ながら視聴者は感動する。

他の競技では考えられない光景です。そこで著者の堂場瞬一さんは、こう書かれるのです。

『誰かのためを思って走る時、人は一段強い存在になれるのだ』。

そうなのです。学連選抜チームには、その「誰か」が欠けているのです。この小説に一貫して流れるテーマは、いったい誰のために走るのか、という点なのです。

てんでんバラバラだった学連選抜チームが、やがて絆を結び始める。その過程こそが、この小説の醍醐味なのです。

この小説を読んでからは、学連選抜チームの順位も気になるようになったから不思議です。

箱根駅伝往路

■20190102(水曜日 晴れ)

出雲大社です。

■今朝は4時に起きて走りました。いつものコースを6.6キロ走って無事に家に戻りました。今朝は冷え込みました。気温が二度ほどだったようです。

家に帰りシャワーを浴びて食事をとり、6時半には箱根に向かって出発しました。10年に1度ほど箱根の宿が三が日に取れます。前回は2011年でした。

1号線バイパスを真っ直ぐ走り、箱根峠で箱根新道へ行かずにそのまま直進し、芦ノ湖までたどり着けます。途中から歩道を歩く人々に出会いました。芦ノ湖で選手たちが到着するのを見届けるために、離れたところに駐車して歩いているのです。

無事に宿には7時45分に到着しました。荷物を運んで部屋に入り、早速テレビをつけて、8時スタートの様子を見ることができました。スタートして7キロを過ぎたところですが、集団から数人のランナーが遅れ始めています。

今年は東海大学の二連覇がかかっていますが、青山学院が巻き返すかどうかが楽しみです。この宿から小涌園前までは30分程のようですので、トップが5区の中継所をスタートしたところで、こちらも宿を出ようかと考えています。

■さて四区トップの青山学院大学のスタートを確認してから宿を出ました。ところが駐車場の手続きに手間取ってしまい、小涌園前に到着した時には、何人かのランナーが、すでに通過していました。沿道はまさに黒山の人だかり。ちょうどT字路の歩道脇で観戦しました。

例年と異なったのは、観衆が応援旗も持たず、学校名も叫ばず、静かに応援していた事です。これにはいささか拍子抜けでした。

たぶん整理担当者の観衆への指示があったのではないでしょうか。20分ほど観戦してから帰路に着きました。

宿に戻りテレビを付けると、青山学院大学の往路優勝を報じていました。山の神による国学院大学の逆転は、なりませんでした。

それにしても驚くのは、区間新の続出です。大安売りと言っても良いほどの記録の続出です。テレビ解説では誰も触れなかったものの、原因は明らかです。NIKEの新しいランニングシューズの賜物です。

他に考えられません。ほとんどのランナーがピンク色の同じシューズを使用していました。驚くべき効果です。

新しいデザインの水着による記録ラッシュに沸いた、一昔前の水泳界を彷彿とさせます。あの水着は、その後使用禁止になったように記憶していますが、どうだった、でしたでしょうか。

新しい構造のランニングシューズを禁止することは難しそうですから、当分は記録ラッシュが続きそうです。ひょっとしたら、今年中にマラソンで2時間を切る、夢の一時間台が実現しそうです。

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