■20210815(日曜日:雨)

オホーツク海から39号線に沿って、遠軽町経由で旭川へ向かう途中です。道の駅「まるせっぷ」です。

■今日は休日当番日です。8時から17時まで、籠の鳥です。

■梅雨前線が日本列島を横切るように停滞し、九州や中国地方では、大雨が続いています。土砂崩れや川の氾濫など、災害が相次いでいます。これまで記録されてたことのないほどの雨量が記録された、とテレビでは報道しています。

世界中どこもかしこも、これまでに記録されたことのない異常気象が起こっているようです。地球温暖化が、その原因なのかどうかは不明です。

■そして今日は、76年前に終結を迎えた敗戦記念日です。日本が、かつて本気でアメリカと戦争をしたなどとは、今では想像もできませんが、現実に、かつて行われたのです。

もちろん軍部の中にも冷静な軍人はいたので、まともに戦えば勝てるだけの国力が、日本には無かったことは十分承知していたのですが、突き進むことしかできなかったのです。

私は1953年生まれですので、当然戦前のことは全く知りません。本や映画で、その当時の様子を知って感じるのは、特攻という戦法、あるいは三船敏郎さんが語っていましたが、新兵への陰湿で暴力的な、いじめなどを考えると、日本という国が人を大切にしない国だ、という思いを強く持つのです。

それが戦争中という、特殊な状況下だけのことなのか、元々この国が持つ生来のものなのか、私には分かりません。

当時の状況と今の状況、つまり1930年代と21世紀の今を比較してみて、決定的に違うと私が思うのは中国が、まとまりを持った一つの国として、強い力を持っているという現実です。

1930年代には残念ながら、中国は四分五裂の状況でした。つまり、列強をはねのけるだけの力を、持っていなかったのです。欧米諸国が、そして後から日本が利益を求めて中国に侵略していったのです。そして、泥沼にはまり込んでしまったのです。

中国については、様々な意見があるのは当然です。快く思う人、そうでない人。十人十色です。しかし、冷静に歴史を振り返れば、中国がバラバラとなり力が弱くなると、アジアは不安定になり、戦争が起こるのです。中国が隆々としている限りは、アジアは、それなりに平和を保つことができたのです。

今世界中で起きつつある多極化の流れは、結局のところ、地域における大国が周辺諸国と、戦争ではなく話し合いで折り合いをつける、という世界ではないでしょうか。

中国の唱える一帯一路の構想についても、賛成する人、否定する人、様々ですが、少なくともその地域に、戦が起こる可能性は低いと思っています。中国が行いたいのは、商(あきな)いであって、戦(いくさ)ではないからです。

■今朝の東京新聞「平和の俳句」特集欄の掲載句は、横浜に住む71歳女性の、この句でした。「裏口を 開けて子を待つ 敗戦忌」。平和のための戦争など、かつてあったことは一度もないのです。そして、もう二度と起こしてはならないのです。