20180425(水曜日:雨)
昨年4月29日の建長寺の牡丹です。連休を利用してSunと二人で両親の墓参りに行ってきました。
■今朝は雨です。昨日から雨が降ることは分かっていましたので目覚ましを6時に合わせたつもりが、そのまま5時になっていました。起き出してビニールゴミを出してから、新聞を広げテレビのスイッチを入れて驚きました。まだ5時半なのです。
と言って、いまさらもう一度寝るわけにもいきませんので、そのまま新聞を読み始めました。朝食にはコーヒーとシュークリームを一つ食べました。最近はご飯に納豆、そして生卵というメニューが多いのですが、先日の人間ドックでの血液検査で、脂質の値が以前より良くなかったのは、このためかもしれません。もともと体質的に悪玉コレステロール値をはじめ、高値気味なのですが、定期的に走るようになってからは、それまでしていた月に一度の採血も止めました。全て正常値になったからです。
たぶん走り続けている限りは、血液所見に一喜一憂する必要は無さそうですが、いずれその日がやってきて走ることも止めなければならなくなります。それまでに食事と運動のバランスを取っておかなければなりません。どうでもいいや、と投げ出すのは簡単で楽なのですが、自分はそうしたくないのです。そうしている患者さんを山ほど診ているからです。
■さて昨日の東京新聞28面は、「大学本屋さんの本気」と題して、新入生で華やぐ大学の学内書店について取材しています。
学内書店はどこも、教科書の販売で大忙しのようです。自分が一年生だった頃を思い出しても、そのとおりでした。大学生協で山のように積まれた教科書に驚いた記憶があります。
高校とは全く違う雰囲気に、むしろ恐れのようなものすら感じていました。いったいどんな世界が自分を待ち受けているのだろう、と不安になっていたのでしょう。
記事によれば、本が売れない時代に教科書の売上がなければ大変な赤字になる、と担当者が語っています。私が大学に入ったのが1972年ですが、あの頃電子書籍は当然ありませんでしたし、スマホは影も形もなかった時代です。印刷された本を読むしかありませんでした。
今年の2月に発表された全国大学生協連の調査結果では、大学生の 53.1% は一日の読書時間が「ゼロ」。2010年の 33.8% から約20ポイント増えたそうです。半数以上の学生が全く読書をしていない、ということになります。
記事を読むと学生さんを非難するばかりでは片付かない問題もあるようです。少子化で大学間の競争が激化。大学は優れた学生を育てようと単位の取得を厳格化。勉強に追われる一方、仕送りや小遣いが減ったためにアルバイトする学生は増えて、「今の学生は好きな本を読む時間がない」というわけです。
以前は、高額で買えない専門書を休み時間にむさぼるように立ち読みする学生がいたが、今はほとんど見られない
と関係者は語っています。「大学の本屋さんは、工夫と我慢を求められる時代を迎えている」と締め括っています。
学生を非難したり、嘆かわしいと嘆くだけでは、何の解決にもなりません。少なくとも経済的な問題に社会全体で手を差し伸べる必要はあります。さらに借金漬けで学生を社会に放り出すことだけは避けるべきです。それは社会全体にとって、百害あって一利なし、だからです。