■20181217(月曜日:雨)

昨年12月に出かけたスキー旅行の様子です。新得駅です。

■今朝は雨です。夜半から雨音が聞こえていました。おかげで放射冷却現象が無く、暖かな朝でした。違いの大きさに、いまさらながら驚いています。こんなことなら、冬は毎朝雨であってくれれば、とも思いますが、そうなると早朝走っている私は生活習慣を変えなければなりませんので困ります。雨の朝もまた良し、ということでしょうか。

■さて今朝の東京新聞「私説 論説室から」の題名は、想包餃子(ぎょうざを作りたい)です。「忘れられない中国滞在エピソード」というテーマの作文コンクールの表彰式が、中国大使館で先日行われました。この作文を書いたのは大学生の三本美和さん(22)。2016年から約1年間、上海に語学留学した時の様子を書かれました。現地の人と交流したいと考え、留学生仲間と、この中国語を画用紙に大きく書いて公園で掲げてみたそうです。多くの人が通り過ぎる中で、一人の中年女性が足を止め、三本さんたちを見ていました。すかさず声をかけました。

「中国人の生活を体験したいのです」

その女性は、

「私は餃子を作るのはうまくない。家もここから遠いけどいい?」

女性は二人と車に乗り、材料を買って高層マンションの自宅に招き入れた。そして作り方を丁寧に教えてくれた。お礼に二人は、ツナ缶で日本風のおにぎりを作ったそうです。

女性は、日中戦争について、こう語り出しました。

「だから、日本人を好きになれなかった。でもーーーー」

と女性は言葉を継ぎました。

「お互い憎みあうのは悲しいことだと、今日気がついた。いつでも遊びにおいで」

中国は怖い、韓国は嫌いと言う人が少なくない。そう言う前に、一歩自分から歩み寄ってほしい。何か感じることがあるはずだ、と記事は述べています。

三本さんは、「あの餃子は幸せの味だった」と作文を締めくくっています。

どんな歴史的状況があったにせよ、我が国が隣国に攻め入ったのは、間違いないことです。いわば隣の家に火を放ったようなものです。隣の家と仲違いしたままで良いはずがありません。何よりも、こうした人々の交流が大切だと、つくづく感じるのです。