■20181231(月曜日:晴れ)
■いよいよ今日は大晦日。しかも平成最後の大晦日です。来年の今頃は、新しい元号のもとで新年を待っていることでしょう。
今朝の東京新聞8面、9面は平成の30年を振り返っています。その紙面を読んでみて感じるのは、こんなことが起きたのも平成だったんだ、あるいはこんなことが起きたのは、たったの14年前だったのだ、といった具合です。 例えば「冬のソナタ」の放送が始まったのが平成16年(2004年)であり、戦後初めて日本の人口が減少したのが、その翌年平成17年でした。
冬のソナタで韓流ブームが始まったのが、14年前ということになります。私自身はその当時全く興味がなかったので、世の中の喧騒からは蚊帳の外でした。 ところがそれから8年経った2012年、私も韓流ブームにハマったのです。それが韓国ドラマ「不屈の嫁」でした。 【2012年9月13日(木)放送】 第1話 「旧家の嫁」、とネットにはあります。 韓流ドラマに夢中になっている世の中の女性達の気持ちが私にもわかりました。 文化、芸術の持つ力というもののすごさに、改めて感じ入った出来事でした。それ以前から家族と韓国旅行に行ったことがありましたが、韓流ブームの前と後では、韓国に対する親近感の違いは全く別物になったほどです。
韓国ドラマ「不屈の嫁」の主題は、「愛」です。愛とは、誰かに必要とされている実感だ、と私は思います。そして人は、誰かを愛さずにはいられないし、同時に、誰かに愛されずにはいられないのです。そのことをドラマは、様々な年代の男女を通して教えてくれています。
日本と韓国は地理的にはお隣同士ですから、長い長い交流の歴史があるのです。それだけに 感情の行き違いや、争いごとが絶えなかったことは、ある意味致し方なかったとも言えます。差別の歴史があったことも厳然たる事実です。私が子供の頃には、朝鮮人に対する侮蔑の言葉を何度も聞かされたものでした。 今でもそうした差別が完全に無くなったかといえば、それは嘘になるでしょう。 しかし韓流ブームの前と後では、少なくとも明治以降の歴史の中では、全く状況は変わったと言っても決して言い過ぎではないと私には感じられます。 親近感の程度が、まるで変わってしまったのです。 韓国人の生活、あるいは文化といったものが、テレビドラマを通じて、本当に身近なものになりました。日本人も少しは学ぶべきだ、と感じる部分もあれば、日本人的には、ちょっと理解できないな、という部分もあるわけです。あって当然なのです。以前はそのことも知らずにいたのですから、知ったということは大きな進歩だと感じます。
明治以降日本は、東を見ては卑屈になり、西を見ては居丈高になる、ということを繰り返してきました。戦争に負けた後も、それは変わっていないと思います。いやむしろ、対米従属という点では、以前より強まったとすら私には思えます。 しかし今、トランプ大統領の誕生によって、アメリカによる一極支配の終焉が現実のものになってきています。 地域におけるいくつかの大国が、責任を持って地域の安定を模索していく、という世界に変わり始めているようです。いわば世界における地方分権です。日本はもちろんアジアにおける大国ですから、今までのようにアメリカだけに目を向けていれば良い時代は確実に終わろうとしています。 アジアにおける平和と安定に対して、日本は今まで以上に主体的に関わる責任が出てきたのです。 日本人の 知恵や胆力が、まさに問われるのです。人任せでは、もう立ち行かない時代なのです。日本人一人一人がその事をしっかりと自覚しなければ、国際社会において名誉ある地位を得ることはできないのです。
■さて午前中に自分の担当である大掃除を済ませました。窓拭きとお風呂の掃除です。毎年これが私の当番なのです。12時40分現在、曇り空で薄ら寒い天候です。テレビの天気予報を見ると、午後からは高気圧に覆われ青空が広がる、とのことですが今のところ青空は広がっていません。最後に一年を振り返らなければなりません。昨年の今頃も、同じように大掃除を済ませて一年の締めくくりの準備をしていたはずです。昨年の年末には、Takuの結婚式を次の年に控え、一体どんな年になるのだろうかとSunと二人で思案していました。それがあっという間に1年が経ってしまったのです。 象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば(平成28年8月8日)が、発表されたのは一昨年の8月8日です。
平成天皇が考えに考えた末の結論としてお話になられたことだと思いますが、多くの国民が共感し、納得したに違いありません。いよいよ来年5月には新しい天皇が即位し新しい元号が始まります。日本も新しい時代に突入するわけです。私自身も生まれを問われた時には、昭和28年生まれです、と答えることが多いのですが、カルテなどの公文書を取り扱う立場からすると、公文書の記載には西洋暦を用いて欲しいと思っています。変更に多大の費用と時間が必要になるからです。現在ではコンピューターを始め情報技術なしでは社会生活が成り立ちません。その中に元号を取り込むのは、必ずやってくる変更の時期考慮すれば、膨大な労力と費用の面から、西洋暦を用いても決して罰があたることはないと私は考えています。常に国民のことを第一に考えておられる平成天皇も、きっとそのようにお考えではないでしょうか。
■今年は、まず1月にAyaちゃんに会うためにオーストラリアへSunと二人で出かけました。
(1) オーストラリアの旅
4月の連休には、韓国へ四人で出かけました。
(2) 釜山への旅
そして7月にはTakuの結婚式がありました。
(3) Taku の結婚式
8月にはSunと二人で九州旅行に出かけました。
(4) 九州旅行
10月には、今年もベトナム支援の旅に出かけました。
(5) ベトナム支援の旅
12月には、Takuと一緒にお伊勢さんマラソンを走りました。
(6) お伊勢さんマラソン
■こうして振り返ってみると、今年も色々なことがありましたが、楽しい一年であったことは間違いありません。 昨年からNonちゃんが静岡に戻ってきてくれましたので、時々一緒に食事をすることができるようになったのは、大きな喜びでした。その一方、Takuが結婚したことで新しい家庭を持ち、以前のように気軽に一緒に出かけることが出来なくなったことは、少し残念でした。
新しい役割としては、静岡県東部眼科医会会長を仰せつかりましたので、6月と9月に主催する勉強会の準備に追われました。専門医制度の認定を受けなければなりませんので、いくつかの書類を本部に提出しなければなりません。会場の予約や設定などもあり、思っていた以上に負担になったことは確かです。また順天堂静岡病院が主催される勉強会などでは、座長を依頼されることもあり、そうした面の精神的な負担も新たに発生しました。 それでも何とか大過なく務めることができたのは本当に有り難いことでした。前任者の花崎先生や山秋先生が、懇切丁寧に指導してくださったことが一番の要因だったと思います。
■いま午後10時40分。あと一時間と少しで新しい年となります。Sunと二人で紅白歌合戦を見ながら、HDDからブルーレイディスクにダビングしている昔のビデオを楽しんでいます。子ども達が小さかった頃のビデオです。1988年頃からのビデオが残っています。ちょうど30年前のものです。あっという間の30年でした。
午前0時からNDKのBSで映像の世紀を再放送します。それを録画したいのですが、ビデオレコーダーのHDDは満杯の状態ですので、ブルーレイディスクに録画しようと思ったのですが、一つの番組しか録画の予約ができません。そうなるとHDDの中の番組をブルーレイディスクに移動し、HDDの中を整理して空き容量を増やすしかありません。その作業に、かなりの時間を取られています。何とか0時までに終われば良いのですが。
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