2022 年 02 月 11 日 北海道小樽市街と石狩湾です。

月: 2019年2月

焼きいも

■20190208(金曜日:晴れ)

ゲレンデの途中にある白樺の木です。滑っていても、これがわかりやすい目標になります。

■今朝は走りました。昨夜はこの冬いちばんの冷え込みではないかという予報でしたので、可能な限り暖かな格好をして寝床に入りました。一番厚い掛け布団に、さらにその上に薄い毛布をかけて、これでもかというほど用心をしました。ところが意外なことに、冷え込みはそれほどでもありませんでした。いつもの通り夜中に1度目が覚めたのですが、その後幸いにもしっかりと寝ることができました。5時45分に目覚ましをセットし、その1時間ほど前に一旦目が覚めましたが、もう一度寝入っても無事に定刻通り起きることができました。

まず水道が凍ってないかどうかを確認しました。昨日の予報では、ひょっとすると水道が凍るのではないかと心配したのですが、幸い凍ることはありませんでした。これでこの冬は今のところ1度も水道管は凍結していません。今日は結局6.07kmを走り、通算28.93km残り20日で71.06kmとなりました。今日はキロ6分29秒で走り切ることができましたので、ペースとしては悪くありません。右のふくらはぎの痛みが出現したのですが、なんとか最後まで走りきることができました。走っている時の姿勢、特に自分のお尻を後頭部の上の方から、クレーンか何かで吊り上げているようなイメージで走ると、前傾姿勢の上に足が自然と前に出るように走ることができるのです。

この発見は、自分にとっては大きな進歩でした。このイメージで走ると、とても自然に足が前にスムーズに出るのです。つまりは、走っていてもギクシャクした感じがありません。あとは、それを持続できるだけの心肺機能と筋力をつけることが課題です。

■先日の東京新聞には、とても面白い記事が掲載されていました。題して、「茨城焼きいも 都内ほくほく」です。茨城県というと民間調査会社の都道府県別魅力度ランキングで6年連続最下位となってしまいましたが、さつまいもをはじめ、多くの野菜、果物を生産する農業王国なのです。都道府県別の農業産出額は4967億円で、北海道、鹿児島県に次ぐ全国3位。さつまいもに限って言えば、作付け面積と収穫量は、本場鹿児島に続き、堂々の全国第2位だそうです。特に、干しいもは全国シェアの9割以上を誇っています。干しいもの全国者が9割とは知りませんでした。食物繊維いっぱいで美味しい干しいもは、素晴らしいおやつだと私は思うのですが、なかなか口に入りません。
この記事を読むと、この焼きいも移動車で調理し、都内のビジネス街で移動販売をしています。面白いのはスマートフォンのアプリを作って、今どこにその移動販売車があるかを、皆さんに知らせていることなのです。この販売会社のオリジナルブランド、「紅天使(べにてんし)」を焼き芋にしています。強い甘みとねっとりした食感が特徴で、冷めてもスイートポテトのように美味しく食べられるそうです。

なぜ焼きいもの話をするかというと、先日ネットで調べて焼きいも製造機を購入したからです。友人が家庭菜園で作ったさつまいもを分けてくれたのですが、せっかくですから、焼きいもにして食べてみようと思い立ち、焼きいも製造機を購入したのです。その機械を使って焼きいもを作ってみると、思っていた以上に、おいしいことに驚きました。さっそく知り合いの方にも、おすそ分けをしたほどです。

先日は九州の都城市に、ふるさと納税をしたのですが、地域特産の、さつまいもを返礼品として送ってくれるそうなのです。今その到着を待っています。届いたら、さっそく焼きいもを作って食べようと思っています。

プレゼン

■20190207(木曜日:曇)

ゴンドラ駅を降りて、さぁこれから滑り降りるのです。

■今朝は走ることができませんでした。昨夜は夜中に1度目が覚め、その後眠ることができなくなりました。色々しなければならないことが頭に浮かび、ああでもないこうでもないと考えてるうちに時間が経ってしまいました。結局目覚ましが鳴ったのも気づかずに6時半過ぎまで寝込んでしまいました。まぁ、そんな日もあるのは致し方ありません。まだまだ機会がありますので、明日また走りましょう。

今度の日曜日には、静岡で眼科医療スタッフのための講習会が開催されます。静岡県眼科医会が主催するのですが、担当責任が東部眼科医会ということで、私も参加し、お話をしなければなりません。その原稿やスライド作りに今追われています。先日もコンタクトレンズに関しての講習会で、1時間お話をしましたが、準備に手間取りました。昨年までは、ただ聞いていればよかったのですが、今度は自分が話をするとなると手を抜くわけにはいきません。車の運転と一緒で、助手席に乗ってドライブをしている時には、道順など全く気にしないのですが、いざ自分が運転するとなると、どの道を行ったら良いのか迷うことばかりです。

プレゼンの方法も色々工夫をしています。私はパワーポイントを持っていませんし、使う気もありません。今まではiPadのキーノートを使うことが多かったのですが、保存のことや後々の再利用のことを考慮すると、もう少し普遍性のあるソフトを使って資料を作る必要性を感じています。アップルのクラウド環境は、お世辞にも使いやすとは言いにくく、それに依拠するのは躊躇します。アップルは、とても素晴らしいところと、唯我独尊で高慢なところが混在しています。あまり好きになれません。

今のところ一番良いと思われるのは、Googleスライドを用いて資料を作ることです。ただしここで問題なのは、インターネットに繋がった環境でないと再生できないということです、スマートフォンを用いたテザリングという手もありますが、もしも繋がらなかった場合はえらいことになりますので、少し怖いのです。

Googleドライブ上に作ったGoogleスライドの資料を、iPadから呼び出して再生してプレゼントするのが、一番確実な気がするのですが、昨夜試したところではうまくいきました。スライド原稿もコメント欄に記入し、ファイルを再生すると、左側にスライドが、そして右側に原稿が現れるという、とても使いやすい画面になるのですが、何度も試してみないと安心できません。

水俣病

■20190206(水曜日:雨)

サホロスキー場のゴンドラ駅です。標高1,000Mです。

■今朝はゆっくりと休みました。昨日走りましたので、今日は最初から休養を取るつもりで目覚まし時計を6時に合わせておきました。一昨日は日中から4月並みの暖かさで夜も暖かく毛布を外して眠らなければならないほどでしたが、さすがに昨夜は毛布を戻しましたけれども、掛け布団は厚めのでは、暑くて眠れず、薄めの方で寝ることができました。今朝は起き出してビニールゴミを所定の位置まで運び、新聞をとって来て朝食を取り始めました。玄関を出るとパラパラと雨が降り始めていました。

一月はほとんど雨が降らず、ずっと乾燥した天候が続いていましたが2月に入って雨の降る日が続いています。立春も過ぎ、気持ち的にも、また実際に、日1日と暖かさが募ってくるような気がします。


■さて今朝の東京新聞には、歌人で細胞生物学者の永田和宏さんが連載されている「象徴の歌 平成という時代 第52回」が掲載されています。今日の題名は「水俣病患者に思い寄せて」です。

慰霊碑の 先に広がる水俣の 海青くして静かなりけり

平成25年(2013)10月、天皇皇后両陛下は第33回全国豊かな海づくり大会ご臨席のため、熊本県を訪問されました。その際初めて水俣市を訪れられ、水俣病慰霊の碑への供花に続き、水俣病の患者たちと面会されました。さらに当初お忍びで組まれた、もう一つの面会がありました。お二人だけで、胎児性水俣病患者と会われたのです。母親が妊娠中に、メチル水銀を摂取し、胎児期にその中毒を受けた子供たちです。車椅子で、しかも重度の言語障害がある二人の言葉にじっと耳を傾けられ、励まされたのです。

水俣病に代表される公害病。表面上は適正に処理し、すでに解決済みとされる場合が多い。しかし当の患者はその生涯を後遺症に苦しみ続けるのである。そんな終わりの無い苦痛と苦悩に寄り添っていくという両陛下の強い思いを背景に置くとき、冒頭の御製は、また別の読みに私達を誘(いざな)うのではないだろうか。

慰霊碑の背後には、青く静かな水俣の海が広がっている。結句「静かなりけり」からは、静かではあっても、すべてを見つめ続けてきた海の気迫のようなものが感じられる。それは海の気迫ではあろうが、また陛下ご自身の覚悟でもあるように感じられるのである。

こう、永田和宏さんは結ばれています。

洋上風力発電

■ 20190205(火曜日:曇)

十勝平野が一望です。十勝地方は太平洋側ですので、私達が思っているよりは晴れることが多いようです。

■今朝は走りました。昨夜は昼間と同様、気温が高く寝付けない一夜でした。夜中に敷布の上にひいている毛布を外しました。暑くて眠れなくなってしまったのです。敷いてある毛布を外したのは、この冬初めてでした。午前3時頃、目が覚めて、それから考え事が色々浮かんでは消えて眠れなくなってしまいました。

5時45分に目覚まし時計がなった時、スッキリと目覚めませんでしたので、今日は走るのはやめようかとも一瞬思ったのですが、ここで走っておかないと、今月は3日少ない月ですので、あとが大変だと思い、起き出して走り始めました。走り出してしまえば足取りは思ったよりも軽快でした。6.09キロを走り、通算22.86km、残り23日で77.13kmとなりました。まだまだ今月も先が長いのですが、少しずつ積み重ねていくしかありません。

■さて今朝の東京新聞の特集「原発のない国へ 再生エネの岐路ーー洋上風力追い風を待つ」には考えさせられます。洋上風力発電の海外での導入状況を見てみると、日本は世界的には遅れていると言わざるを得ません。現在世界で第13位。1位の英国と比べると、約三百五十分の一程度の発電量しかありません。そして、とても残念なのは、原発事故後に福島県沖で始まった実証実験で、三基のうち最大の風車はほとんど動きませんでした。原発も手掛ける三菱重工業の製造ですが、機器の不具合が続発し、採算が合わずに撤退が決まりました。残り二基を作った日立製作所も、風車の製造からは撤退する意向のようです。こうした大手メーカーが出遅れている影響もあって、日本の洋上風力発電は、まだまだ追い風が吹いているとは言い難いようです。

結局技術的に日本は遅れている、ということです。製造業では世界一だ、下町ロケットだ、と舞い上がっていても足元は、それほど楽観はできないようです。とても残念なことです。

立春

■20190204(月曜日:雨)

十勝平野を一望しています。

■今朝はゆっくりと休みました。昨夜は風も強くかなりの雨が降りました。今朝の七時を過ぎたところですが、生温かく強い風が吹き荒れています、春一番になるのでしょうか。今日は立春です。旧暦では今日が元日に当たります。旧暦の暦を見ていると、季節に寄り添った暦だなと、つくづく思います。暦ですから、道釘ろうと自由なのでしょうが、やはり季節に沿っている方が実感が伴うのではないでしょうか。

未だに旧暦が影響力を持つ中国では、中国春節(旧正月)2019ということで、2019年は2月4日(大晦日)の月曜から2月10日日曜までの7連休です。三が日(2月5日~7日)だけが休日に制定されています。旧暦の大晦日と三が日を含み7連休になります、とあります。ネットによれば、

春節とは中国のお正月で伝統ある祝い事であり、中国だけではなく、全世界の華人にとって最も大切な伝統的な祝日です。春節は国民の祝日で多くの人は一週間の連休になります。

春節は4000年以上もの歴史があります。毎年、生贄にされなければならなかった神への信仰から始まったとされています。太陽暦が変わったとき、特に一年の終わりに影響を受けた農業では人々は五穀豊穣を願い神への生贄を捧げました。

春節が近づくと人々は年越し用品を買い、大晦日には家族みんなそろって夕食を食べます。そして吉祥とおめでたい気分を表す絵や対聯(「ついれん」といい、おめでたい言葉を赤い紙に書き、門や入り口の框に貼るもので新年を祝い邪気を払う言葉を書く)を掛けたり、生き生きとした植物で部屋を飾ったりして新しい年を迎えます。餃子と餅など、盛りだくさんな食べ物が食卓に並びます。街の至る所が飾り付けされ、爆竹が鳴り、互いに新年の挨拶を交わし、龍と獅の踊りや縁日が行われます。

■今朝の東京新聞一面には、アメリカの地方紙がヘッジファンドの標的になっているという記事が掲載されています。ヘッジファンドが地方紙を安く買収し、記者をリストラして利益を上げているのです。ある地方紙の元編集長は、こう話しています。

ファンドにとって、新聞社は理想的な経営難の会社だ。

つまり、明るい収益見通しを描きづらく、比較的安く買収できる上、リストラで経常支出も減らせば相応の利益が出せる、というわけです。
新聞アナリストのケン・ドクター氏は、

長年新聞をとり続ける高齢の読者が購読をやめるペースは、急には上がらない。新聞事業がダメになる前に、利益を刈り取る冷酷な戦略だ。

と指摘しています。また、

過去20年で記者の数は6割減った。ニュースを提供するコアビジネスが急速に弱くなっているのが基本的な問題だ。

と語っています。アメリカで起きていることは、決して他人事ではありません。ジャーナリズムが衰退に向かう時、民主主義に何が起こるのか。これも他人事ではないのです。

節分

■20190203(日曜日:晴れ)

ゴンドラが登ってきています。駅からゲレンデに向かう回廊です。十勝平野が一望です。

■今朝は走りました。6時に目覚ましをかけて起き出して、準備運動をして走り始めました。6時15分を過ぎると、もう明るくなってきますので、走るにしても安心です、今日は10.64キロを走り、これで今月は16.76キロ、残り25日83.23kmとなりました。今月は28日しかありませんので、いつものペースでは間に合わなくなります。今朝はいささか体も重く、スムーズに走れたというわけにはいきませんでしたが、キロ6分49秒で走り切ることができました。このペースでずっと走り続けることができれば、フルマラソンで5時間を切ることができますが、10キロでこれですから、フルマラソンを通して、このペースで走るのはほとんど無理です。鍛錬が全然足りません。まぁ嘆いても仕方ありませんので、少しずつ積み重ねるしかないようです。

■さて今日は節分です。Wikipediaによれば、

節分(せつぶん/せちぶん)は、雑節の一つで、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のこと。節分とは「季節を分ける」ことも意味している。江戸時代以降は特に立春(毎年2月4日ごろ)の前日を指す場合が多い。

とあります。いよいよ明日は立春です。12月22日の冬至から毎日少しずつ昼間の時間が伸びてきています、最近は仕事が終わって窓の外を見ると、まだ空が明るい状態です。少し前には仕事が終わっても真っ暗で、空は見えませんでしたが、毎日少しずつではありますが、春が近づいてきている訳です。ほとんどの場所で大寒(1月21日頃)と立春(2月4日頃)の間が一番寒い時期です、とありますので、寒さの底は打った、ということでしょうか。なんだか、そう聞いただけで心が温かくなるのは気のせいでしょうか。

■今朝の東京新聞生活欄、家族のこと話そう、では絵本作家なかやみわさんがご自分の家族について語られています。仕事を持つ女性として、ひとり息子さんの子育てには苦労されたようです。保育園に迎えに行くのが遅くなり、「お迎えが最後になるのが寂しかった」と中学生の時の作文に、息子さんに書かれたこともありました。最後になかやさんはこう書かれています。

大事にしているのは息子の人生を尊重すること。息子には息子の生き方がある。経験者として助言はするけれど親として「こうしてほしい」とは言いません。高校1年になった息子は鉄道好きで、学校でも鉄道研究部に入っています。無理やり運動部に入らせる親もいますが、私は自分のイメージの枠にはめることはしたくないのです。

これはしかし大変難しいことです。息子をひとり授かった父親として、心底そう思います。息子に対する思いというのは、母親と父親とでは当然違ったものになるはずです。一人の人間としては娘であろうが息子であろうが違いがないのですが、父親は男としての人生しか経験がありませんし、想像もつかないのです。したがって、息子の人生には自分の人生をどうしても重ねてしまいます。重ねてしまうだけに期待もするし、逆に失望もしてしまうのではないでしょうか。

息子の生き方を尊重すると母親が宣言する場合と、父親が宣言する場合とでは、少し意味が違ってくるように、私には感じます。父親には男として生きてきた自分の人生と、息子のこれからの人生への思いが、どうしても関連付けられてしまうのです。自分の人生はこうだったから、息子にもこうして欲しいと思うこともあるし、逆に自分の人生ではこうだったから息子にはそのようになってほしくないと思う面がある訳です。それでも結局一番大切なのは何かと問われれば、なかやさんが言われる通り、息子の生き方を尊重する、という言葉に尽きるのではないでしょうか。

息子が立派に独り立ちして、自分の力で生きるようになった今でも、父として息子と関わった時間が、あれで良かったのだろうかと、今でも私は自問自答するのです。

クラウドファンディング

■20190202(土曜日:晴れ)

ゴンドラ駅からここまで滑ってくると、一安心です。

■今朝の東京新聞には、とても興味深い記事が掲載されていました。題して、「授業でクラウドファンディング」です。ー高校生 NPO支援広めようーと題して、東京学芸大学附属国際中等教育学校の高校生らが、授業でNPO支援を全国に広めようと、クラウドファンディングに取り組んでいる様子を報道しています。

取り組んでいるのは、選択講座「国際協力と社会貢献」を受講する生徒さん達です。これまでに、NPO活動の実態やコミュニティー財団ふるさと納税などについてNPOのスタッフや専門家を招いて話を聞き、意見交換をしてきました。その上で、高校生の視点で応援したい NPO を決める評価基準を作成しました。ビジョンの明確さや情報公開に積極的かどうかなどに加え、楽しそうに活動しているか、参加方法がバラエティに富んでいるかなど、高校生ならではの基準も含まれています。

こうして作り上げられた基準に従って、途上国の子ども支援、障害がある子ども支援、孤立する子ども支援の三つの団体から一つを選び、対象団体は報告会で発表される予定です。講座を指導する教諭は以下のように語っています。

自分たちで世の中を変えていけるという手応えを得られたのではないか、受験を控えた生徒も多いが、それがモチベーションとなった、クラウドファンディングを活用することで、こうした授業の形式が可能だということを知ってもらいたい。

この記事を見て、まず感じるのは、掲載されている写真です。NPO法人代表の講義を聞く生徒さん達の様子を撮った写真なのですが、参加している生徒は全員女性なのです。講義をしているNPO法人の代表も、女性の方なのですが、聞いている生徒さん達も全員女性なのです。もちろん男性の生徒もいるのでしょうが、こうした活動に積極的なのは女性のようです。日本は、まだまだ男性社会ですから、才能があってもその才能を伸ばす機会に恵まれない女性たちは、男性が感じている以上に多いはずです。

そうした社会に風穴を開けることで、女性だけでなく、貧困などによって教育の機会に恵まれない子供たちが才能を伸ばす機会に恵まれれば日本は、まだまだ捨てたものではありません。残念ながら今だに日本は、人よりもコンクリートなのです。結局は無駄に終わると最初から分かっているにもかかわらず、一度決めたら止まらない、税金を使った公共工事というものが、どれだけ人への投資を削っているか、少し考えれば誰にでもわかることです。分かっていても止められない現実を見ると、戦艦大和を造り続けた当時から、少しも日本は変わっていないように、私には感じられるのです。

米国の強み

■20190201(金曜日:晴れ)

サホロスキー場のゴンドラ駅が、彼方に見えています。ここまで降りてくるのは、結構大変です。

■今朝は走りました。今日から、もう2月です。如月です。一月はインフルエンザに罹ってしまい七転八倒でしたが、なんとか月100キロの目標を達成することもできました。苦しい中で目標を達成した喜びというのは格別です。今朝は月の初めですから、10キロを走ろうとも思ったのですが、さすがに疲れが溜まっていたのか、通常のコース6キロコースでやめました。今朝は結局6.11キロを走り、残り27日で93.88kmとなりました。

昨日は本当に久しぶりに、まとまった雨が降りました。お正月から思い出してみると、まとまった雨が降った記憶がありません。記録的な少雨だったようです。雨が少なければ空気は乾燥し、インフルエンザが蔓延します。やはり冬は適当な湿り気があった方が体のためには良いようです。

■東京新聞連載の「太郎の国際通信」には興味深い記事が掲載されていました。題して「トランプ以外のリスク」です。国境に壁を建設するかどうかで揉めに揉めているアメリカですが、世論調査会社ギャラップが1月に発表した統計によれば、米国を出て海外の国に移住したいと考える成人の米国人は16%にのぼり、オバマ前政権時代の10%、その前のブッシュ政権時代の11%を上回ったというのです。

さて、こういう数字を見るとトランプ大統領の不人気のせいだと思うかもしれませんが、もちろんそれだけではありません。いくつかの問題が指摘できますが、まず第1は、健康保険問題です。米国では国民皆保険が道半ばで頓挫、しかも高額なので安心して病気にもなれないという現実があります。続いては、社会保障制度の不備です。米国は社会保障制度の拡充度で先進国の中で18位に甘んじている。さらに高額な教育費。米国の大学の授業料は天文学的だそうです。そして意外なことにインターネットの不備というのがあります。米国のインターネットの通信速度はアジア諸国の後塵を排していて、米国でインターネットを使うとイライラさせられるというのです。さらにさらに、最低賃金の問題があります、連邦法では最低1時間7ドル25セント。税を差し引いて六ドル約650円前後になりますが、東京都が985円と知れば、日本への移住を考えるも不思議ではありません。そして銃犯罪の増加です。一昨年、米国で銃犯罪の犠牲になったのは15,651人。ちなみに日本ではたったの3人だったそうです。

最後に、木村太郎さんはこう書かれています。

生まれた土地で死ぬまで暮らすのが当たり前の私たちには信じられないことだが、自分に都合の良い環境を選び、自由に国を出入りするダイナミックな考えが、米国の強みにも思える。

確かにそうかもしれません。彼我の違いを思うばかりです。

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