■20190715(月曜日:雨)
メルボルンの町並みです。トラムが来ました。
■さて今朝は雨が降っています。午前7時56分現在、雨は小康状態で一時的に止んでいるようですが、今日は降ったり止んだりでしょうか。一日おとなしく溜まっていた仕事を片付けるしかないようです。
7月9日火曜日にジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長が亡くなりました。正直芸能界に疎い私などは、 雑誌の見出しにある「ジャニー喜多川 芸能界の巨星、墜つ」という意味がさっぱり分かりません。テレビを見ないというのは、本当に置いてきぼりを食うものです。芸能界で起こっていることは、まるで銀河系の外で起こっていることと同じ程度に、私にとっては縁遠い存在です。東京新聞の記事によれば、ジャニー喜多川さんの死去に際して、「晩年戦争の悲惨さ伝える」と題されています。 1931年生まれの喜多川さんは、実際に戦争を体験しているわけです。Wikipedia によれば、
第二次世界大戦中、和歌山に疎開していたジャニーは和歌山大空襲に遭遇して必死に逃げ回り、防空壕に入れずに橋の下に逃げ込んで九死に一生を得たこともあった[7]。またアメリカ陸軍軍属として朝鮮戦争に赴いたこともあり、その自身の体験を2017年に自身が演出した舞台『ジャニーズ YOU&ME アイランド』で描いたが、それも「(自分が体験した)本当のことを(みんなに)伝えたい」という思いであったという。ジャニーも自社の若手タレントや舞台の出演者たちに自身の戦争体験を話して聞かせるなど『平和』を願い、それを強く訴え続けて来た人物でもあった[7]。
劇団四季を創設した浅利慶太さんもそうでしたが、戦争を実際に体験した世代の方が結局最後に言い残しておきたい言葉が、必ず戦争のことになるようです。戦争を実際に体験していない私のような世代には、想像もつかないのですが、戦争とは本当の地獄であったに相違ありません。
以前テレビである報道を見ていて驚きました。敬老の日の特集でしたでしょうか、静岡県の100歳を迎えた方のお祝いをするために、市長さんが訪問されたニュースでした。その際にご本人がインタビューの中で、「皆さんに伝えておきたい1番のことは、二度と戦争してはいけないということです」と答えられていた場面に、本当に驚きました。それまでの応答が少し要領が得ずに分かりにくかったのですが、 その場面だけは、まるでに眠りから覚めたかのように、滑舌もはっきりし、シャキッと生まれ変わったかの如く、力強い言葉で語ったのです。 まるで別人が、ご本人の体を借りて 、皆さんに向かって語ったかのごとく、力強いメッセージだったのです。
これは私の勝手な想像なのですが、政治家の小沢一郎さんの活動の根っこにあるもの。それも、あの戦争そして敗戦によって日本人が味わった塗炭の苦しみではないかと思っています。日本人に二度とあのような苦しみを味あわせてはいけない、それが原点ではないでしょうか。冷静、緻密な小沢一郎さんのことですから、あのような愚かな行動に走った原因を、一部の政治家や軍人だけに押し付けて済ませているとは考えられません。 多くの庶民が戦争に熱狂していたという事実はあるのです。マスコミの責任も大きかったに違いありません。そうした日本社会の脆さ、危うさといったものを深く危惧しているのが、政治家小沢一郎ではないでしょうか。安倍政権が目指す日本の方向の危険性を誰よりも知り、そして心から危ぶんでいるのが小沢一郎さんなのです。
4割に近い国民が、その事に気付かず投票にも行かないという今の状態は、 戦争前にとても似ているのかもしれません。ここで立ち止まって、しっかり考えないと、また同じことを繰り返す可能性が高いのです。そうした意味でも、れいわ新選組の山本太郎さんには、是非頑張ってもらいたいのです。 小沢一郎さんの、そうした歴史への危惧は、しっかりと山本さんに伝えられているはずですから。
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