■20190914(土曜日:晴れ)
■今朝は走りました。6.12kmを走り、これで今月は7回走って44.90kmを積み上げました。残り16日で55.09kmのところまで来ました。昨夜は10時前には床に入り、遠藤周作さんの「私が・棄てた・女」を読み始めました。
そして11時過ぎには眠りについたのですが、どうも寝付けません。驚いたことに、寒くて眠れないことに気づきました。薄手の毛布を一枚だけかけて寝たのですが、気温が下がって、それだけでは寒くなってしまったのです。いよいよ季節が変わったのだと実感した夜でした。
■今日は休診にして三島で行われるロータリークラブの大会に出席しなければなりません。長泉にある米山記念館創立50周年記念式典のお手伝いをするためです。1905年にシカゴで生まれたロータリークラブも1920年東京において米山梅吉翁が東京ロータリークラブを創立し、日本でもロータリークラブが産声をあげたのです。長泉出身の米山梅吉翁を偲ぶ米山記念館は、日本のロータリーアンの聖地の一つなのです。今日は全国から700名近いロータリーアンの方が集まられるようです。
■さて、大変残念なことに、日韓関係がきしんでいます。隣国同士でありながら、貿易問題を主としてギクシャクしているのは、とても残念なことです。田中宇さんの解説によれば、ちょうど自分が貿易問題で中国を叩くことで、トランプ大統領が国内の支持を得ようとしているように、トランプ大統領にけしかけられた安倍総理が、韓国との貿易問題を起こしているのではないかという説があります。実際に安倍総理が貿易問題で韓国との間に摩擦を生むことで、安倍政権を支持する割合が増えているのです。これは大変恐ろしいことであると同時に、大変愚かしいことに違いありません。
消費税が10%に増税され、これからますます私達の生活の苦しさが増す中で、そのうさを韓国に対するヘイトスピーチで紛らわそうとする私たちのあり方に疑問を感じなければ、おかしいのです。しかし、結果として何が起こるかといえば、アメリカに意地悪をされた中国が、アメリカから少しずつ自立していくように、韓国も経済的に日本から少しずつ自立していく方向に向かっていくのではないでしょうか。
いずれアメリカを中心とした世界的なバブルが弾け、リーマンショックを超える大変な不況がやって来ることは時間の問題のようです。そのときに中国やロシアなどを中心とした新たな経済圏が立ち上がってくる可能性が高いのです。いつまでもアメリカべったりの日本が、その時どのような立場で世界に伍していくのか、実に心もとない話です。
■先の参議院選挙の時に知った「長周新聞」を読むと、私達はいかに歴史を知らないかを思い知らされます。日韓関係について、特にそのことを痛感します。明治以降の両国間関係を知らずに、今の状況を考えると、安易な嫌韓意識を持ってしまう可能性が高いのです。韓国から多大の利益を得てきた人々の末裔である、今の政権の中枢に居座る人々は、そのことを決して語らないのです。韓国を悪者にしておいたほうが、批判の矛先が自分たちに向いてくるのを避けられるからです。実に狡猾なやり口です。学校では決して教えない、そうした両国間の歴史を、いまこそ私達は学ぶ必要があるのです。