■20190922(日曜日、曇り)

ドラマ・北の国から・の森です。

■台風17号の接近で西日本は大荒れの天候のようです。幸いここ沼津では、今のところ青空も見える天気ですが、午後からは雨になりそうです。今年ばかりではないのでしょうが、やたらと大雨や暴風が吹き荒れて災害が多発しています。

静岡でも何年前でしたか、浜松で1ヶ月近く停電が続いたことがありました。そこから学んで対策を立てていれば、千葉での長期停電の被害を、最小限にすることもできたかもしれません。暴風による倒木などのために電柱が倒れ、停電に至った経緯は浜松も千葉も同じだったはずです。電力会社に学ぼうとする気持ちがないのか、対策を実行する資金がないのか、どちらが実態なのかは分かりませんが、どちらにしても住民が被害を受けることに変わりはありません。

電力会社にその力がないのであれば、政府が後押しして対策を立てるのが、政治の役割です。私たちは、そのために多額の税金を払っているわけですから。そんなことを思うと、今の政権は変わらずに安定していると言えば聞こえはいいのですが、マンネリ化して、怠慢化しているとも言えそうです。

政権交代が起きそうにもないという状況ですと、何をやっても自分たちの身は安泰なので、緊張感が無くなるのでしょう。人間として自然なことです。ですから、適当な期間で権力は交代しないといけないのです。結局、被害を受けるのは国民なのですから。

■今朝の東京新聞朝刊には、れいわ新選組代表山本太郎さんへの独占インタビューが一面に掲載されています。「憲法を変えようとする人、怪しいと思え」と題されていますが、いつものことながら、山本さんの言われることは、もっともなことばかりです。第2面のインタビュー記事の中では、「生きていたい」世の中に、「野党は希望ある経済政策を」と題して語られています。

山本太郎さんというと、何か奇抜なことをする政治家というイメージを、私などは持っていたのですが、れいわ新選組を立ち上げてからの彼の演説を何度も聞くと、その語られている内容は極めて常識的で、庶民目線に立った、まさに政治の王道を行く考えが語られています。野党の他の政治家から、なぜ今まで、こうした発信がなされなかったのかが不思議なほどです。

もちろんなされていなかった訳ではありません。山本さんの政治上の師匠にあたる小沢一郎さんは、国民の生活が第一だ、と常に言われてきました。国民の生活が第一だ、という政治家を、マスコミは散々叩いてきたのですから、マスコミの皆さんは、国民の生活は第2、第3で良いと考えているとしか思えません。

また、そうした仲間たちを選んでこなかった国民の選択眼の無さが、今の国民の生活の困窮をもたらしているとも言えます。NHKをはじめ、マスコミの報道に洗脳されることなく、自分自身の頭でしっかりと学習しないと、結局被害を被るのは一番弱い立場の国民なのです。歴史は、姿を変えて繰り返しているのですから。