■20190924(火曜日晴れ)

今朝の日の出です。月がお出迎えです。

■今朝は走りました。今月12回目のランで6.08kmを走り、86.36kmを積み重ね、残り6日で13.63kmのところまで来ました。台風17号も温帯低気圧に変わり、北海道でも今日は晴天となるようです。台風15号で停電が長期にわたって続き、大きな被害を受けた千葉県では、この17号で再度停電が発生し、住民の方々は大変な苦労をされたようです。

ここ数年、毎年のように、これまでにない大型台風と形容される台風が何度も上陸し、その度に大きな被害をもたらしています。特に倒木などにより電柱が倒れることによって、停電が長期に続くことは、住民生活に極めて大きな影響を及ぼします。何とか対策を立てていかないといけません。

■さて、今朝の東京新聞朝刊「こちら特報部」欄には、「微罪で長期拘留 なぜ」と題して、靖国神社参道で旧日本軍の戦争犯罪に抗議した香港運動家らが、十か月もの間、拘束されている問題を検討しています。誰でも立ち入り可能な場所で抗議活動をしただけなのに、大罪のような扱いを受けています。専門家は「微罪を思想犯弾圧の道具とする傾向が一層強まっている」と警告しています。

この記事を読んで思い出すのは、やはり先日の東京新聞に掲載されていたドイツとポーランド間での戦争中の問題に対する対応です。ポーランドは戦争中のドイツの行為によって受けた損害に対して、最近損害賠償を再提起しています。政権がポーランドで変わったなどの理由もあるようですが、旧政権間で、かつて手打ち式は終わっているとはいえ、人と人との問題が、そう容易に解決できるとも思えません。

ただ、この記事を読んでいて違いを感じたのは、表だった外交の場ではドイツの首脳もポーランドの首脳も相手に対する非難を控えている点です。それは両国が EU という大きな枠組みの中で生きていくのだ、という共通の認識があるからです。国同士を超えた、より大きな共同体の中で生きていく以上、話し合いを続けて解決していくしか方法がない、という共通認識が生まれているのです。

さて、舞台をアジアに移して考えた場合、例えば日本が韓国や中国で行った戦争中の行為に対して、果たしてどうこれから対応していけば良いのか、とても難しい問題です。つまり国を超えた、より大きな共同体が東アジアには存在しないからです。国の枠組みを離れることができません。

日本人は原爆を落としたアメリカを許してやっているのだから、日本人がアジアで行った残虐行為も許されて当然だ、といった程度の認識をひょっとすると持っているのかもしれません。非常に奇妙な論理だと思うのですが、日本人のかなりの部分が、その様な潜在意識を持って、行動しているようにも見えるのです。いや、そう考えないと理解できないことが、ままあるのです。となると、これからの東アジアにおいて歴史問題をいかに解決していくかは、相当な忍耐と知恵を駆使しないと着陸点を見出すのは難しいそうです。