■20201022(木曜日:曇)
■今朝は走らずに6時前まで休みました。昨夜は走るつもりで5時に目覚ましを合わせてあったのですが、さすがに 3 日連続で走った今朝は起き出すことができませんでした。
月100 km走までは、まだ30 km 以上ありますので、カレンダーとにらめっこしながら計画を練る必要があります。
火曜日、水曜日と爽やかな秋晴れが続きましたが、今日からは曇りのち雨の天候に様変わりのようです。
女心と秋の空と言いますが、もちろんこれは女心に限ったことではありません。女も男も人の心は移ろうのが当たり前なのです。万物は流転する、と言った古代ギリシャの賢人の言葉は人の心にも当然当てはまるのです。
■ 今朝の東京新聞「本音のコラム」では青山学院大学名誉教授の三木義一さんが「ペテンか無知か」と題して書かれています。
あるテレビ番組で、視聴者投票をしたら88%が「軍事科学研究」を推進すべきだ、と結果が出たという。番組で「自衛権の研究は日本の国に必要じゃないか」と強調していた橋下徹氏は、この結果を評価し、国民は現実的だ、とまとめていた。
これに対して三木氏は、
まず設問自体が「世界に遅れを取るとされる軍事研究」を推進すべきか、という誘導設問であり、しかも、橋下氏が「軍事科学研究」を「自衛権研究」という口当たりの良い言葉にすり替えている。
日本学術会議が慎重であるべきだとしているのは「軍事的な手段による国家の安全保障にかかわる研究」である。そういう研究より、自由な研究の方が優れた研究結果をより多く生み出すし、それを自衛のために応用することもできるし、何よりも社会の発展につながるのだ。
これに対して明確な軍事目的の研究は軍事関係者の指揮管理下に入り、優れた研究成果を出せば出すほど、軍事機密になるので発表できず、しかも科学者の意図を離れて攻撃目的に変質し、耐え難いものになる。
88%の人が大学研究者にこんな研究を求めているのか?
と疑問を呈しています。
安倍政権以来、露わになっていたことのひとつに、こうした言葉の欺瞞があります。国民の疑問に対して誠実に応えようとする姿勢がないのです。
その場を適当に取り繕っておけば国民はすぐに忘れてしまう、という信念が徹底されているのです。
そして、どちらが正しかったかは選挙の結果が示している、と強弁するのです。こうしたやりとりの繰り返しが安倍政権の7年8ヶ月でした。
言葉を大切にしない国は結局衰退するしかないのです。今の日本が、その典型例に違いありません。