■20201112(木曜日:晴れ)
■今日は新沼津カントリークラブのマスターズ杯でした。65歳以上のメンバーが参加できる大会です。月に1回開催されています。いつも仲良し四人組でプレーをしました。
グリーンが硬く傾斜もきつく、皆さん3パット、4パットをしてしまいました。 午後の1番目のロングホール10番ホールでは、4打目を30センチに寄せてパーを狙ったのですが、下りのパットはカップを舐めたボールが、そのままグリーン外まで転がっていまいました。ダブルボギーのスタート。最悪です。
パットが、そのままグリーン外に出てしまうことが、何度もあり、みんなでボヤきあった一日でした。
■今朝の東京新聞社会時評欄では、 英国在住保育士でコラムニストでもある、ブレイディ・みかこさんが投稿されています。「飢えた子に食べさせる」論争、寛大な政治は終わった、と題されています。書き出しは、こうです。
飢えた子どもに食べさせるか、食べさせないか。まるでヴィクトリア朝時代かと思うような議論が10月に英国で浮上した。
英国では貧困層の家庭の子どもに無償で給食を提供しています。コロナ感染でロックダウン休校中も、この制度を維持しました。 しかし秋の学校休暇にも、こうした制度を継続するかどうかの法案が10月の下院議会で否決されたのです。
今年の3月に始まった最初のロックダウンでは助け合いのムードが盛り上がるなか、自ら新型コロナウイルスに感染したジョンソン首相は「社会は存在する」とまで発言しました。
ところが経済の急激な収縮と膨らむ財政支出の中で、保守党の伝統とも言える自由放任主義の政治が戻りつつあるようなのです。 ブレイディさんは、戦後保守党中興の祖であるマーガレット・サッチャー首相について書いています。
サッチャーさんが、まだ首相になる前、教育科学相を務めていた頃、学校での7歳以上の児童への無料牛乳提供を廃止したのです。政府が小さな政府路線を取るときには、どこから支出を切るかという選択が始まり、まず選ばれるのが子どもへの支援なのです。
そしてブレイディさんはサッチャー首相の数々の発言を引用されています。「社会などというものはありません」。自助を信じた彼女の代表的な言葉として知られています。「お金は天から落ちてきません」とも言っています。
コロナ禍は人間や社会を前進させると言われてきましたが、こうした動きを見ていると果たしてそうなのか疑問を感じざるを得ません、ともブレイディは書かれています。
時を同じくして日本の首相も、まず第1に「自助」を掲げるあたり、サッチャー首相の亡霊さえ見え隠れしてきた、との彼女の危惧は、決して危惧では終わりそうにないのです。
それにしても、「社会などというものはありません」と公言するサッチャーさんは、筋金入りの信念を持った政治家だとは思いますが、社会が無くなった時、はたして政治家という存在が必要なのかどうか。素朴な疑問を感じるのです。