■20201126(木曜日:晴れ)

伊豆の温泉旅館「落合楼」です。

■今朝はゆっくりと休みました。昨夜は19時からWebによる勉強会があり、Zoomで参加しました。網膜静脈閉塞症の治療法についてです。抗血管内皮増殖因子が登場して以来、治療法は以前と全く変わってしまいました。

自然に浮腫も軽快し視力にも影響を残さない症例もあるので、必ずしも全ての症例で治療が必要なわけでもないのですが、どの症例が自然経過を見て良いものかどうかが、未だに確定していません。

昨日の講師のお話では、2ヶ月以内には最初の抗VEGF薬の硝子体内投与をすべきだ、ということでした。とりあえず、まず初回投与し毎月経過観察する。黄斑浮腫が再発するようなら、再投与を行っていく、というのが良いようです。一回の投与だけで再発のない症例は2割程度とのことで、やはり繰り返し投与するのは、患者さんにも医師の側にも負担になっています。

昨日はお二人の先生で講演と質疑で合計1時間の内容でした。聞いている方にも、ちょうど良い長さでした。集中力も途切れませんし、内容も頭に残りやすいと思いました。

■それに昨夜はプロ野球の日本シリーズがありました。講義を聞き終わってテレビを観て、ちょうど良い塩梅でした。それにしてもソフトバンクの強さばかりが目に付いたシリーズでした。格の違いすら感じました。

セリーグは真剣に事の重大性を、全体として考えるべきだという気がしました。単に巨人だけの問題ではなさそうです。セリーグではあれだけ無敵の存在だった巨人が、パ・リーグの覇者の前では、全く歯が立たないという現実は、平生取り組んでいる野球の内容自体に違いがあると考えるのが普通です。

巨人の選手がソフトバンクのピッチャーの速球に、全く手が出なかったという映像は驚きでした。来年はぜひとも僅差の日本シリーズを見たいものです。