■20201101(日曜日:晴れ)

我が家の庭の柿の葉です。柿の葉は一年で人の一生を再現してくれます。

■昨日は5人揃って楽しく夕食をとり草津自慢の温泉に浸かって疲れを取りました。今朝は朝食をとった後、揃って草津の街を歩きました。Yukoさんは以前家族と草津温泉に来たことがあって、街のことをよく知っていました。街自慢の湯畑を観て、その湯量の豊かさを実感しました。

古くから湯治場として栄えてきた草津。草津温泉の自然湧出量は日本一を誇り、1日にドラム缶23万本分もの温泉が自噴しているとのこと。さすがは日本三名泉の一つです。街には硫黄の香りが漂っていました。標高が1,200Mということで、寒さを心配したのですが、幸い日差しにも恵まれ寒さに震えることもなく散策を楽しむことができました。

Takuが務める法律事務所の高橋所長の奥様のお友達が草津でカフェを営業されているそうで、話の中で家族で出かけるとTakuが伝えたところ、先方に連絡しておくから寄ってみなさい、とTakuに話してくれました。散策しながら目当ての店を探す予定でした。

ホテルに車を置いて歩き始めて10分ほどした頃、湯畑に向かう途中の坂道に、とても洒落たカフェの建物が私の目に入りました。素敵なカフェだね、とみんなに話したその瞬間、「このお店が話していたお店だよ」と皆が気づきました。「 TEA ROOM Yuki Usagi 」です。湯畑を見てから帰りがけに寄ろうと決まり、散策を続けました。

草津温泉・湯畑の前で。キャンペーンのためもあり多くの観光客で一杯でした。



街は観光客で一杯。熱之湯で伝統の湯もみを見ようと観光客が列をなしていました。

草津温泉・熱之湯で順番を待つ人々。長蛇の列です。

多くの観光客でいっぱいの湯畑畑を楽しんだ後、坂道を再び登りカフェに入りました。 店主にお話をすると、高橋先生からお話を聞いてくださっていたようで歓迎してくださいました。美味しいコーヒーと紅茶、そしてMasatoにも食べられるようにと食事も注文しました。

途中から私がMasatoを連れ出し、外で抱っこしながら話しかけているとすやすやと眠りに入りました。30分ほど二人で日向ぼっこをしていると、みんなもティータイムが終わったようで店を出てきました。 店主の方と記念写真を撮って別れました。ホテルに戻りTakuたちは自宅へ、そして私たちは予約した新潟県上越市の宿に向かいました。

宿泊したホテル櫻井の前で。紅葉が綺麗でした。

■さてTakuたちと別れてから上越市を目指しました。距離にして157キロ、約3時間のドライブです。道のりは、浅間・白根・志賀さわやか街道、国道406号、県道58号 から 長野県 の 上信越自動車道 に入る→上信越自動車道 と 北陸自動車道 を 上越市 まで進み、大潟PA-大潟スマートIC で 北陸自動車道 を出る→国道8号 を 柿崎区上下浜 の目的地まで進む、という塩梅です。

長野県を通り抜けましたが、途中で果物の直販場があり、リンゴとぶどうを買いました。

須坂市の道沿いの直販店です。立ち寄って正解でした。

さすがは長野県です。豊かな農産物、果樹園が一杯です。まずはリンゴに決めました。

長野りんご三兄弟です。新鮮でSunと二人で楽しみました。

さて見ているうちにブドウが美味しそうで欲しくなりました。

こちらは長野のぶどうです。甘くて美味しくて大満足です。

北陸自動車道を降りて、国道8号線を走りました。土底浜駅付近で信越本線の踏切を横切り、ようやく目的の「割烹旅館 佐渡見亭」に到着です。今回も到着は日没前ギリギリでした。チェックインしてから、歩いて数分の海岸に向かいました。日本海です。

佐渡見亭から歩いて数分の海岸です。釣り人が散見されました。

海岸では釣り人が散見されました。話を来てみるとサワラの子どもが釣れるそうですが、今日は一日こうしているが一匹も釣れなかった、とのことでした。

立派な浴槽のお風呂に入って、お待ちかねの夕食です。個室でのひと時でした。

とにかく盛り沢山でお腹いっぱいでした。

ズワイガニです。新鮮な海の幸を堪能しました。

こうして楽しかった一日も終わりました。草津温泉は、さすがに日本を代表する温泉です。泊まった宿の「草津温泉 櫻井」は有数の旅館のようです。多くの観光客でごった返していました。湯船も立派な大きなものでした。

しかしコロナ禍のいま、大打撃を受けているはずです。温泉に行くということが、そもそも昔ほど難しいことではなくなりました。街には日帰り温泉が珍しくなくなりました。我が家からは歩いていけるほどです。

となると、わざわざ時間をかけて出かける意味が、昔ほど無くなってきたのは間違いありません。そんなご時世には、温泉旅館の存在意義が問い直されているのでしょう。

それでもなお非日常的な空間として、観光が廃れるはずはありません。工夫を重ねて魅力を磨き上げて欲しいと願いました。