■20210805(木曜日:晴れ)
■今朝はゆっくりと休みました。3日連続走りましたので、今のところ、いいペースで8月の走行距離は積み重なっています。今日は一旦小休止です。
今週の土曜日には立秋を迎えます。暦の上では秋を迎えるのですが、まさに今、猛暑がピークを迎えています。昨日は甲府で39度を超える大変な暑さでした。
また、北海道では高温と少雨のために、農作物に被害が、かなり出てるようです。また、あまりの暑さのために酪農にも大きな影響が出ています。牛たちが熱中症になって体調を崩しているのです。
先月夫婦で旅行している間にも、地元のテレビでは獣医さんが乳牛に点滴をしている様子を放送していました。牛は暑さには弱いようです。
■さて、今朝の東京新聞「この人」欄では、岩波書店の社長に就任した、坂本政謙(まさのり)さんが取り上げられています。
6月社長に就任した際に、会社のホームページに掲げた「岩波の志」には、こうあります。「開かれた市民社会のための叡智=教養と、それに根差した文化を支える企業でありたい」。
岩波書店といえば、事実上の標準国語辞典である「広辞苑」、あるいは雑誌「世界」などなど、出版、言論界のシンボルを数多く抱える会社です。昔は岩波文庫を持ち歩くことが、いわば一種のステータスというか、とてもかっこよく見えたものです。コロナ禍で電車に乗ることがすっかりなくなってしまいましたが、交通機関の中で岩波文庫を読んでいる人を見ることは、全くと言っていいほどなくなりました。
岩波文庫には、それぞれ星印がいくつかついており、星一つが昔は50円だったのです。自分が学生時代には、それを参考にしたものです。
出版業界は大きな曲がり角に差し掛かっています。いやもう曲がり角を、とうに過ぎてしまったのかもしれません。活字離れや相次ぐ書店の閉鎖などは、その象徴でしょう。
物語を紡ぎだすことこそが、ホモサピエンスと、それ以前の人類の決定的な違いの一つだとは、ハラリ氏の指摘するところです。物語を紡ぎ出すための言葉が滅びることはないのでしょうが、それをどんな形で私たちが受け取るのか。媒体は日々刻々と変化しているのです。
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