2022 年 02 月 11 日 北海道小樽市街と石狩湾です。

カテゴリー: 残日録 Page 47 of 131

常識

■20210801(日曜日:晴れ)

我が家の庭に咲いた朝顔です。夏の風物詩ですね。

■今朝は、ゆっくりと休みました。先月は、最後の一週間で、なんとか滑り込みセーフで、月100キロ走を達成しました。さすがに疲れました。でも、やろうと思えば、何とかできることが分かっただけでも大きな収穫です。

先月は最後の一週間で42キロ以上走りました。もちろん、そんなことは今の私に毎週できるわけではないのですが、窮鼠猫を噛む、ということで、追い詰められれば、私でもこの程度はできることが分かりました。

その代わり日中は、本当におとなしくしています。日なたで運動をすることは、今の私には禁忌に思えます。

昨年ある週末、土曜日に仕事を終えてから、ゴルフの練習に出かけました。キャディー・マスター室の知り合いの方が、今日は暑いですから熱中症に注意してくださいね、と親切に助言してくれました。

あまり気にせずに、いつものとおりに1時間半ほどでしょうか、軽くアプローチの練習をしていたのですが、途中から言われている意味が理解できました。

頭がボーとし始めたのです。これはいけないと急いで家に帰り、冷たいシャワーを浴び続けました。本当に驚きました。あの程度の暑さと所要時間でも、今の自分には危険だと実感しました。

走るのは早朝のみにしているのは、その経験があるからです。

■いよいよ今日から8月です。2021年も残り5ヶ月になりました。昨年から続く新型コロナウイルス感染も、いつになったら収束するのか、出口が見えない状態です。

過去に発生した同じコロナウイルス感染でも、SARSやMERSの場合は長く時を置かずに、自然に収束していったことを考えると、現在のCOVID-19は実に異例づくしの状況です。

これまでとは全く異なる作用機序を持つ、ファイザー社製の遺伝子ワクチン投与が急遽認められ、唯一の解決策であるかのごとく喧伝され、毎日何十万もの人々が投与を受けています。

国民のほぼ全員が2回目の接種を終えたイスラエルにおいては、これでもう感染は終息したとほっとしていたところ、感染が再燃し、3度目のワクチン接種を開始する、という報道も見られます。

新型コロナウイルスについても、またそのワクチンに対しても、様々な論評が展開され、何を信じて良いのかよく分からない状況です。大切なのは常識だと私は痛感しています。

難しい医学理論は誰にでも理解できるわけではありませんが、常識的に考えておかしい事は、やはりおかしいのです。自分の頭で、しっかりと、もう一度考え直してみることが大切です。

Turuちゃん夫婦と恒例の毎月のディナー会です。

熱中症

■20210726(月曜日:曇)

知床半島の玄関口、羅臼に行った時に店で見ました。

■今朝はゆっくりと休みました。昨日は日曜日でしたので、朝ゆっくりと一時間以上走り、積み重ねをすることができました。今日から、また日常が再開します。無理して走って出だしでつまずいては、まずいので自重しました。

月100キロ走を達成するには、今月はまだ32キロ余り残っていますので、残された日数で何とかしなければならないのですが、いささか難しそうです。

■さて、先週東京オリンピックも開始し、テレビをつけると競技の様子を報道する番組ばかりになっています。もちろん、それはそれで素晴らしいのですが、さすがに以前のように、無邪気に夢中になることはありません。

多くの方がそうした複雑な思いを抱きながら、テレビに向かっているのではないでしょうか。

それにしても暑い毎日が続いています。誘致をする際には、今の時期の日本の気候は、スポーツには最適だと明言していたようですが、毎日天気予報見てみると、悪い冗談であったとしか思えません。

ここで暮らしている私達日本人には、その悪い冗談が理解できたのでしょうが、外国の方は真に受けてしまうでしょうから、冗談にもなりません。

ある意味、悪質なデマにすら思えるのです。無観客での競技開始は、とても残念なのですが、しかし熱中症が頻発する可能性を考えると、その方がむしろ良かったのかもしれません。

■テニスのジョコビッチ選手をはじめ、有明で行われている競技場では、あまりの暑さの為に、開始時刻を変えてほしい、という訴えがなされているようです。多分フライパンの上でテニスをしているような状況なのでしょう。

多額の放映権をIOCに提供している、アメリカテレビ局の意向に沿っているのでしょうが、選手達が可哀想です。どこかで立ち止まって、もう一度オリンピックのあり方を、基本から考え直してみる必要がありそうです。

期待

■20210724(土曜日:晴れ)

札幌の大倉山ジャンプ競技場です。ジャンプ台から見た市内の眺望です。

■今朝は走らずにゆっくりと休みました。昨夜は久しぶりに沼津に帰ってきました。札幌丘珠空港、17時10分発の、FDA フジドリームエアラインズ、フライト176に乗って富士山静岡空港に戻りました。

飛行は順調で予定時間よりも20分以上早く到着することができました。到着予定時刻は19時でしたか、18時40分少し前には無事に、静岡に戻ってくることができました。

戻ってきてまず感じたのは、やはり蒸し暑いということでした。今年は北海道でも本当に猛暑で、レンタカーを借りてドライブをしていた時に、富良野のある交差点を通過しましたが、その交差点に設置されていた気温計は、なんと35度を記録してみました。本当に驚きました。

ただ、湿度はこちらよりも低めなのでしょうか、日陰ではこちらほどの暑さは感じませんでした。

行きも帰りも利用した飛行機は、エンブラエル社製の飛行機で80人弱の乗客数です。以前の予想では、三菱重工のスペースジェットが、このクラスでの利用を目指して開発されていたのですが、残念ながら開発は断念されたようです。

日本の新しい基幹産業として期待されていた航空機産業も、今の日本には、それだけの開発力はないということが証明されただけで終わってしまいました。どこに問題があったのかは、もちろん私には分かりません。

日本が本気を出せば、航空機も自動車のように、世界を席巻できるのだと期待していた私達は、本当にがっかりするばかりでした。

■昨夜は久しぶりに帰宅しましたので、家中の窓という窓を開け放って空気を入れ替えました。ところがドジをしてしまったのです。寝室の東側の窓が、経年劣化でしょうか、錆びついてしまい窓がきちんと閉じなくなってしまったのです。

以前開け放した時に、危なそうだと分かっていたのですが、そこでさび止めを噴霧したりして管理をすれば良かったんですが、忘れていました。週明けに修理を頼まなければなりません。

■兎にも角にも、この暑さでは外に出るだけで熱中症になる可能性がありますので、今日は一日大人しく、家で残務整理をしなければなりません。

しかし、この暑さの中でのオリンピックは異常としか言いようがありません。選手達に万が一のことがないことを祈るばかりです。本当に大変だと思います。

蝉しぐれ

■20210717(土曜日:晴れ)

昨年7月15日の蓮の花です。先日ひさしぶりに、このお宅の前を通りました。

■今朝は走らずに休みました。のんちゃんからもらったメラトニン1ミリグラムを飲んで、昨夜は休みました。日本では手に入りませんが、アメリカではサプリとして売られているようです。一ミリグラムでは量が少ないのか目が覚めてしまい、ウトウトと長い時間を過ごしました。

冷房は28度に合わせてあるのですが、この設定が適正でないのかもしれません。夜中から少し汗ばむほどの室温になってしまいます。朝起きて窓を開けると、むしろ外の空気の方がずっと涼しく快適です。

我が家の南側には市営団地があり、街路樹が今では五階建ての団地を超えるまでに成長し、朝から蝉の大合唱です。ファーブル昆虫記の蝉の巻を思い出しました。そして、藤沢周平さんの「蝉しぐれ」です。

梅雨も明けて、いよいよ本格的な夏の到来です。

魚はご褒美

■20210715(木曜日:曇)

昨年出かけた高崎観音です。新しい車道が、ここまで通じています。

■今朝は走るつもりで目覚ましを合わせてあったのですが、起き出すことができませんでした。どうやら3日連続で走った疲れが、取り切れていなかったようです。

7月3日の洪水で、週に1度は必ず2人で出掛けていた日帰り温泉が閉鎖となり、未だ営業を再開していません。のんびりと温泉に入り、一杯飲んで帰ってくるのが2人の楽しみだったのですが、どうも生活リズムが狂ってしまいました。

営業再開を本当に首を長くして待っているんですが、今のところその様子はなさそうです。温泉を汲み上げる施設に何らかの故障が生じたようで、一旦源泉の汲み上げができなくなると、再開するのはとても大変だという話を聞きました。無事再開されるのを心から願っています。

■さて、今朝の東京新聞には「不漁 値上がり 減る消費」として、減り続ける国内の漁業・養殖業生産量の様子を報告しています。

名古屋に住むある方は、北海道がご出身なのですが、幼い頃、イカやホタテ、サンマがよく食卓に並んだそうですが、今では「魚はご褒美のようなもの」と話されています。

また、同市に住むある方は「子供の頃は秋になると必ず食べていたのに、今は高級品という感じがする、ここ三、四年はサンマを食べていない」とも語っています。

農林水産省が今年5月に発表した統計によると、

昨年の漁業・養殖業の生産量は過去最低の417万5,000トン。ピークだった1984年の1,281万6,000トンから約3分の一に減った。特にサンマやサケ類、スルメイカは深刻な不漁が続いている。昨年のサンマの漁獲量は29,700トンでピークの1958年の20分の一ほどに。サケ類もピークの1996年から80.5パーセント減少した。

と発表しています。原因については諸説あるようですが、未成熟の魚も含めて、取れるだけ取るなどの過剰な漁獲が一番の原因のようです。国連食糧農業機関(FAO)によると、世界の海洋水産資源のうち3割が「取り過ぎ」とされています。日本人に人気の日本うなぎや太平洋クロマグロは、すでに絶滅危惧種になっています。

日本では漁業従事者の高齢化も問題ですし、諸外国では当たり前の養殖が未だに未発展なのが問題です。これからは採る漁業よりも増やす漁業が求められてようです。

結末

■20210709(金曜日:雨)

昨年Takuに会うために出かけた高崎観音で撮りました。

■今朝は走るつもりで目覚まし時計を合わしてあったのですが、寝過ごしてしまいました。と言っても、起きたのは5時でしたので、それから走ってもよかったのですが、生ごみを所定の位置に運ぶために玄関を出てみると、雨が降っていました。

結局、今日は走らずじまいになってしまいましたが、気候のためでしょうか、体がだるくて走り出す元気が出ませんでした。

2日前から寝ている間、空調をかけっぱなしにするようになりました。設定温度は28から29度の間です。昨夜は28度にして休みましたが、少し低すぎたかもしれません。

■昨夜は勉強会があり、私は開会の挨拶と、1番目の講演の座長を務めました。1人の演者は東京からのオンラインでの講演でした。あとから知らされたのですが、開会の挨拶と第1席の演者紹介の際の音声が、かなり乱れてしまったようで、大変残念でした。

今まであまりそのようなことがなかったのですが、担当の方によると、WiFi環境が不安定だったからだとのことですが、どうなのでしょうか。準備にも十分時間をかけていたようですが、ビジネスの世界で頻繁に使用されるマイクロソフト・ティームズを使っての講演会だったのですが、参加してくれた聴衆の皆さんにきちんと音声や映像が届かなかったのは、いただけません。

■さて、昨日政府はコロナ対応の改正特別措置法に基づき、東京都に4度目の緊急事態宣言の発令を決定しました。23日に開会式を迎える東京五輪期間を含めた、来月22日までの予定で、飲食店での酒類提供は原則禁止としています。

コロナ対策は、どの国が行っても難しいことは間違いないのですが、小出し小出しの我が国の対策では、経済活動が制約されることもあって、国民は疲弊するばかりです。

こうなることを意図して、政府が政策を取ってきたという考えも成り立ちます。全てを学び、理解した上で今の政策を行ってきたとも考えられます。

優秀な官僚をはじめ、多くの方が政策決定に関与している訳ですから、事の成り行きを見通せていなかったとは思えないのです。

ただ、そう考えても、4度もの緊急事態宣言を発出することになり、東京オリンピックは無観客となった現在において、どのような意図を持ってそうした決定がなされたのかは、私には理解できません。

そして、どのような結末が待ち受けているのか。年末を迎えたときに、全てが明らかになるかも知れません。

地域起こし隊

■20210707(水曜日:曇り)

ご近所さんの庭に咲いていました。夏の太陽は、まだまだのようです。

■今朝はいつもの通り目覚ましを合わせて起きるつもりだったのですが、ダメでした。とにかく体がだるくて、起き上がることができませんでした。原因はわかりません。単なる疲れなのか、気候のせいで体調が優れないのか、どちらにしても致し方ありません。

梅雨前線が日本列島を横切っており、南北に移動しています。北に移動すれば北陸、東北地方が、そして南に下ってくると、東海地方が大雨に見舞われています。

土砂崩れに襲われた熱海では、未だに救出活動が続けられています。東名高速道路も沼津と裾野の間が不通になっており、御殿場に行くには新東名高速道路を利用するしかないようです。

■さて、今朝の東京新聞には「農水官僚、地域起こし隊に転身」「政策実行で貢献したい」と題して書かれています。冒頭には、こうあります。

山形県村山市に2019年まで、3年間出向して課長を務めた中央官僚が職を辞し、一日に私の地域起こし協力隊員として着任した。構想策定に携わった地域活性化施設を運営するため転身を決めた。住民の熱意と温かさにほれ込んで戻った地で「楽しみながら地域に貢献したい」と夢を追いを描く。

安定した地位を捨てて、地方に行くのは、なかなか勇気のいることだったと思います。農林水産省を退職し山形県で移り住むことになった佐藤さんは最後に、こう語っています。

増え続ける廃校の活用策は全国的な課題。賑わいとビジネスの両面を支える施設に育て、活用モデルとして広げたい。

廃校の活用策はまさに全国的な課題です。どこへ行っても、学校は空き教室で溢れています。統廃合も進んでいます。地域の中心であった学校を、どのように再利用していくか。本当に大切なこれからの課題に違いありません。

珍発言

■20210703(土曜日:雨)

昨年7月に撮影した蓮の花です。走るコースを変更して、すっかりご無沙汰になりました。

■今朝も雨です。まさに梅雨末期の大雨となっています。沼津でも避難指示が出されており、対象世帯数は61,928。対象人員は13万532人と、ヤフーの天気災害欄には書かれています。二階の窓から西側にある道路を見ていたら、消防車が止まっていて交通整理をしています。冠水して道路が通行できなくなっているのかもしれません。

北側にある、高橋川は周囲よりも高いところを流れており、逆に言えば、少し水かさが増えると、周囲は水に浸かってしまう可能性が高いのです。以前はよく、水に浸かった道路の上をボートに乗って人が移動してる様子がテレビで報道されましたが、最近は放水路も整備され、洪水になることは、ほとんどありません。

この本格的な雨も、今日いっぱいで何とか峠を越えるようですので、とにかく災害の発生しないことを祈るのみです。沼津と言っても、海沿いの地域もあれば、川沿いの地域もあり、そして山の麓にある地域もあるのです。

■さて、今朝の東京新聞「週刊 ネットで何がーー」では、あの小泉進次郎環境大臣の発言が取り上げられています。「進次郎氏、珍発言でネタキャラに」。

さまざまな意味不明の発言を続けている小泉氏ですが、そうした発言を一度きちんと考えてみる必要がありそうです。なにしろ数年前は「将来の総理候補」と、もてはやされたほどの政治家なのですから。

つまりは、私たちの将来を託するかもしれない政治家の一人なのです。お笑い芸人とは違うのです。執筆者のニュースサイト編集者中川淳一郎氏は、こんな発言を紹介しています。

2019年の気候行動サミットの際の環境問題に対して「今のままではいけないと思います。だからこそ日本は今のままではいけないと思っている」と発言。「ポエム大臣」とも呼ばれるようになったと指摘しています。

最後に中川氏は、こう締めくくっています。

もはや今となっては将来の総理ということではなく、次にどんな珍発言をしてくれるかが楽しみにされるという希代の政治家になっている。

小泉進次郎氏は人気があるのです。選挙の応援演説には引っ張りだこです。私たちは彼に何を求めているのでしょうか。私たちの国の将来なのでしょうか、それともお笑いなのでしょうか。

もちろん人を笑わせるというのは最高に高度な知的作業なのですが、彼の発言にそれを感じることは、決してありません。残念ながら、有権者のレベル以上の政治家は生まれないのです。

私たちは彼の発言を深く噛み締め、それを喜ぶ自分自身を深く、自省しなければいけないのです。もしそうしなければ、私達の社会の未来も彼の発言同様、意味不明になってしまうからです。

100周年

■20210702(金曜日:雨)

昨年の7月に撮影した蓮の花です。

■今朝も激しく雨が降っています。静岡県には、大雨に関する警報が出されていて、午前7時現在、浜松市には土砂災害、河川洪水などの大雨警報が出ています。沼津市でも一部の学校が休校になるようです。

あまり嬉しいことではないのですが、ようやく本格的な梅雨らしい天候になっています。幸い今年は、蒸し暑い、湿度の高い日がありません。床がベトベトとするような天候の日が、無いのです。その点は本当に楽です。

■さて、7 月 1 日は中国共産党党創建百周年記念であり、盛大な式典が北京の天安門広場で行なわれたようです。東京新聞の記事には、こうあります。

中国共産党の習近平総書記(国家主席)は1日の党創建100周年式典での演説で、「歴史と人民が中国共産党を選んだ」と一党独裁を正当化し、「中華民族の偉大な復興の実現は不可逆的な歴史プロセスに入った」と訴えた。強権統治に対する欧米からの批判を意識した発言も目立ち、世界は今後、一層強大化する中国と向き合う。

と、北京から記者が通り一遍に伝えています。演説の中で習近平総書記は「1840年のアヘン戦争以来、中国は半植民地となり、この時から中華民族の偉大な復興が最大の夢となった」と説き起こしています。さらに「中華民族が侮辱を受けていた時代には二度と戻らない」と語り、愛国心を高揚しています。

二度と侮辱を受けることはないと語る、習近平総書記の言葉に、全てが集約されているように、私には思えます。

中国がさまざまな問題を抱えていることは当然です。問題を抱えていない国など世界中にないからです。しかし、歴史を振り返れば、この習近平総書記の言葉に中国の人々が熱狂することは至極当然です。

欧米諸国が強大化しつつある中国を、自由と民主主義をキーワードに、いま批判を強めています。しかし、少し考えてみれば「あなた達だけには、そう言われたくない」と思う人々が、世界中に溢れていることは間違いないのです。

欧米諸国の植民地支配に、どれだけの人々が苦しめられたのか、私たちは歴史を忘れてはならないのです。残念ながらそうした欧米諸国の軍事力を背景にした身勝手な政策によって、多くの国々が未だに苦しんでいるのです。

1945年の敗戦で、すっかり骨抜きにされた日本人には、思いもよらないことなのかもしれませんが。しかし、いずれこの精神的問題は、決着をつけなければならないのです。岸田秀氏が著書の中で指摘しているのは、まさにこの点ではないでしょうか。

五月雨

■20210701(木曜日:雨)

「北の国から」の舞台です。

■昨夜から雨が降り続いています。梅雨前線が北上し、太平洋岸では、かなり強い雨が降っています。昨日の天気予報で、今日一日中雨であることが分かっていましたので、今朝はゆっくりと休みました。

と言っても、夜中に2回目が覚め、トイレに行きましたので、爆睡というわけにはいきませんでした。6時過ぎまで寝ていたのは本当に久しぶりです。昨日6月最後の日に、なんとか目標の100キロ走を達成しましたので、ご褒美の休息ということです。梅雨の真っ只中ですので、致し方ありません。

昨日で2021年もちょうど半分が終わりました。文字通り、新型コロナウイルス感染拡大に振り回された半年でした。オリンピックが1年延期され、果たして実施されるのかどうか、全国民が注視する中、どうやら強行突破のようです。

選手団も続々と来日し始めていますが、選手の中にも感染が確認され、果たしてこれからどうなっていくのか、国民は不安でいっぱいではないでしょうか。とにかく自分の体は自分で守らなければなりませんので、正直あまり関わりたくはありません。

ボランティアの皆さんの健康が、とても心配です。ウイルス感染のみならず、暑さ対策も大変です。熱中症に怯えながら、ウイルス感染にも怯えながら、ボランティア活動をするのは並大抵の事ではありません。

多少の犠牲もやむを得ない、と組織委員会の幹部は考えているのでしょうか。そのやり方が、昔の日本軍と大差がないように思えて仕方ありません。

まさに歴史に残るオリンピックになりそうです。そして、オリンピックそのものの分水嶺となるのではないでしょうか。

Page 47 of 131

Powered by WordPress & Theme by Anders Norén