20170829(火曜日:雨)
■昨夜は寝苦しい夜でした。風向きの関係で寝室には、ほとんど風が入らず思い余って、また子ども部屋でゴザを敷いて、その上に寝ました。日曜日の明け方から気温も下がり、いよいよ本格的な秋がやってきたのかと思っていただけに、その舞い戻しはこたえました。
■午前2時前でしょうか雨音で目が覚めました。窓を閉めて回りました。今週は次第に気温も下がり過ごしやすくなる、という天気予報です。さて、どうなりますか。
■そう思っていたら、朝のニュースで北朝鮮がミサイルを発射し北海道の上空を通過した、とのこと。延々とNHKは報道を続けています。
上越、東北新幹線は運転を停止しているそうです。これから通勤時間が始まりますから、大変な混雑が予想されそうです。本当に困った国です。しかし私は、新幹線を止める前にすることがある、と感じています。原子力発電所の問題です。
地下鉄を止めたり新幹線を止めるのも大切でしょうが、なぜ原発の問題を報じないのか、私には不思議でなりません。今夏北海道を旅行して、積丹半島をドライブしました。余市町から反時計回りで西に向かってドライブしたのですが、半島の西側の首根っこに当たる部分、岩内町へ向かう途中で、少し驚きました。
やたらと箱物の案内が増えたのです。229号線、通称雷電国道を走っていると、何とか記念美術館とか何とか記念館が目白押しなのです。とても有名な芸術家の出身地なのか、と最初は思っていたのですが、しばらくすると原因が分かりました。泊原発があるのです。
つまりは北海道電力の補助金で建てまくったのでしょう。原発が近づくにつれて、警備員の数が増えてきて、物々しさが募ります。ちょうど東京電力本社のようです。
北海道は日本の食料庫です。台風が上陸して農作物に被害が出て、ポテトチップスが食べられなくなったのは、つい昨日のことです。これが原発にもしもの事故が起きて放射能汚染が発生したら、その衝撃は想像を絶するものになります。パニックになるでしょう。海外から輸入すれば良いのだ、という意見が一部の新自由主義者から出てきそうですが、こうした行為を売国というのしょう。
日本における原発汚染は、そう考えると実に深刻です。国民に植え付けられた原発神話です。
北海道を旅して、そのことを痛切に感じました。