20170813(日曜日:曇)

■水曜日からの夏休み。北海道は積丹半島を旅しました。今まで何度も北海道には旅していたのですが、残念ながら積丹半島は盲点でした。

旅自体は、とても楽しかったのですが、最後に来て波乱が待っていました。12日の朝、例の疲れのためなのか、急性の胃腸炎に襲われたのです。

5時半から夕食を取り、10時には床に入りました。ところが12時に初めての嘔吐に襲われました。それから合計4回の嘔吐、下痢に襲われましたが、今回の発作は今までにない激しいものでした。

特に二回目の発作は、本当に参りました。嘔吐もひどかったのですが、下痢がひどく、お腹が爆発したのではないか、と思えるほど、一気に大量の明るい黄土色の便が吐き出されました。

次第に腹痛も酷くなり、朝の5時過ぎになり、どうにもならずにSunを起こしました。さてこれから悩まみました。病院を受診する必要が有ることは分かるのですが、何しろ旅先です。マラソン大会に出場しているおかげか、必ず保険証を持参していたのは大正解でした。日本の医療制度の素晴らしさであり有り難さです。

救急車を呼ぶかどうか、どこの病院を受診するのか、さんざん迷いましたが、結局Sunが選んでくれた札幌共立病院に行くことにしました。宿の支笏湖第一寶亭留 翠山亭からは一時間ほど。しかし車に揺られていくのは、かなり辛そうで、救急車のほうが良いのでは、とこれもかなり迷いました。

Sunの指示通り車のシートを倒して、安静位を保ち、車も揺れないように慎重に運転してくれました。おかげで一時間10分ほどの移動も、苦しいことはありませんでした。

診療受付時間は土曜日は、8時半から。公立病院はどこも土・日曜日は休診ですので、民間病院の土曜日の診療は、とても助かります。15分ほど前に到着し、受付開始まで待合室で待ちました。外は雨。

本来ならば、今日の午前中はレンタカー屋さんご推薦の美味しいラーメン屋さんに行く予定でしたが、とてもそれどころではありません。14時丘珠空港初のFDA便に、なんとしても乗らなければいけません。

やっと診療開始時刻になって院長の女澤慎一(めさわ  しんいち) 先生が診察してくれました。穏やかな優しい先生で助かりました。腹部の触診をして、大きな問題がない、ということを確認されたから、点滴をしましょう、と指示してもらいホッとしました。500cc の点滴を、と言われたのですが、これから飛行機で帰ることを考えると、しばらく経口摂取はできそうもありません。お願いして、1,000cc にしてもらいました。

時間的には13時までにレンタカー屋さんに到着できれば大丈夫なので、ぎりぎり間に合うだろう、という判断のもとです。

看護師長さんに点滴を入れてもらいましたが、全然痛くなく助かりました。それから2時間ほど外来のベッドでじっと横たわるのみの時間でした。

こうして点滴も無事に終了し、病院を後にしたのが、12時半ごろ。この病院にして本当に正解でした。お盆の最中ということもあるのでしょうが、外来もそれほど混雑していませんでした。これが幸運でした。大混雑の中では、診察から治療まで、どれだけ時間がかかるか分かりません。ひょっとすると、点滴が始まるのが昼過ぎになったかもしれません。それでも飛行機に間に合いません。

とにかく全てが幸運だったとしか言いようがありません。

■さて日曜日には新沼津カントリークラブの月例に出場するつもりで予約しておきました。6時に起きて欠場の連絡をしました。今日から経口摂取の開始です。まずはバランス飲料からです。一口づつ、少しずつ増やしていきます。そしてお昼ごはんはSunが作ってくれたお粥です。美味しかったです。普通に口から食事を取れることの有り難さを再確認しました。

一日を掛けてホームページの更新作業をしました。アイフォンで撮った写真のクラウドへの転送に時間がかかっていまいました。どうしたわけかアイフォンがWi-Fiとの接続ができなくなったのです。以前のWi-Fiスポットを再接続してみたり、色々しましたが、結局よく分かりませんでしたが、元通りに接続することができるようになりました。ただクラウドへの転送には、Sunのスマホでテザリングをしてもらいました。

こうして長かった療養の一日も終わりを告げようとしています。19時前には二人でニューウェルサンピア沼津へ行って、お風呂にゆっくり浸かり疲れを取りました。

明日からは、また通常の日常が戻ってきます。明日からはUターンのための大渋滞が予想されています。たぶん外来は閑散でしょう。

何にしても、またしてもギリギリセーフのギリギリ人生でした。死ぬまで、こんななのでしょう。でも今回の発作には、心底参りました。何とか発作を再発させないように、手立てを考えないといけません。月に一回は絶対安静の日と、そして絶食の日を設けようと思っています。役立つかどうか分かりませんが、何か工夫をしなけばいけません。子どもが掛かる自家中毒に似ている、とはSunの指摘です。少し調べてみましょう。