20180327(火曜日:晴れ)

 

富嶽カントリークラブの富士山です。

 

■今朝は走る予定でしたが、ゆっくりとまどろみました。布団の中でまどろむのが、今朝は安楽でした。寒くもなく暑くもなく、本当にちょうど良い塩梅なのです。

残りあと10キロになって、ちょっと一休みです。休むことも大切です。

■日曜日の新聞の楽しみは、8面の読書欄です。「読む人」、「書く人」と様々な分野の本が紹介されています。

25日の三冊の本棚は、歌人 坂井修一さんの三冊。「アンナ・カレーニナ」、「知と愛」、そして「マクベス」です。アンナ・カレーニナにしても、レ・ミゼラブルにしても、とにかく長編です。あれだけの作品を書き切る西洋の作家たちの体力、精神力というのは、生半可ではありません。肉食動物と草食動物の違いすら、思い浮かべるほどです。

どなたでしたか、ある新聞の読書欄で、ある作家が色々の作品を読者に推奨した上で、それでも面白くない、という方がいたら、最後はアレクサンドル・デュマの「モンテ・クリスト伯」を読んでくれ、と言った趣旨の発言をされていました。最後まで読み通した経験のある私には、幸いその意味が分かりました。とにかく飽きることがありません。

あれだけの数の登場人物たちが、こんがらかること無く、最初から最後まで活躍するのですから、本当に凄い力技です。

西洋と向き合うということは、あの脂ぎった野獣のような生き物たちと向き合うことなのだ、とつくづく思います。