■20181116(金曜日:晴れ)

 

アーバンハイツ飯塚三丁目二号棟です。この場所に私達家族の住んでいた団地があったのです。

 

 

■今朝はゆっくりと休みました。次第に最低気温が一桁になる日が増えてきました。先日は北海道で初雪を観測しましたが、観測史上2番目の遅さという場所もあり、それだけ暖かい日が続いてきたということです。確かに日中なら半袖で良い日もありましたから、この時期としては暖かい日和なのでしょう。それだけに一旦冷え始めると寒さが骨身にこたえます。さすがに厚めの羽毛布団までは、まだ必要ありませんが、そろそろ準備をしておかなければいけないようです。

 

■さて東京新聞、今朝の朝刊の「本音のコラム」掲載欄では、「2島プラスアルファ」と題して佐藤優さんが解説されています。 佐藤さんの主張の骨子は、「北方領土問題に関して、政府は立場を変更すべきだ」です。さすがは佐藤優さんです。短い紙幅の中で分かりやすく解説されています。覇権放棄を邁進するトランプ大統領の出現で、世界は大きく変わろうとしています。過去を振り返り、私達も冷静に判断すべきではないでしょうか。

 

北方領土問題に関して、政府は立場を変更すべきだ。1951年に締結されたサンフランシスコ平和条約で日本は南樺太と千島列島を放棄した。当時の日本政府は、放棄した千島列島に南千島、すなわち国後島と択捉島は含まれているという立場をとっていた。ソ連はこのサンフランシスコ平和条約に署名していなかったので、この条約には拘束されない。1955年から56年の日ソ国交回復交渉が始まってから、日本は放棄した千島列島に国後島と択捉島は含まれないという主張をし始めた。1945年8月にソ連は当時有効だった日ソ中立条約を侵犯して日本との戦争を開始した。国民感情に照らせば、国後島と択捉島を日本が要求するのは道理がある。それと同時に日ソ国交回復交渉は行われた時期は東西冷戦下だった。米国が沖縄と小笠原の施設権を日本に変換していない状況で、ソ連が 歯舞群島と色丹島の返還に応じたら、国内で親ソ感情が高まり、共産主義の影響力は拡大する可能性があった。だから、ソ連側がのめない択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島の四島一括返還という立場を取った。

冷戦は終わった。そろそろ日ソ共同宣言に基づいて、歯舞群島と色丹島を日本の主権下に置き、国後島と択捉島についてはロシアの主権を認めた上で日本人が自由に往来できる二島プラスアルファで北方領土問題を解決すべきだと思う。