■20190802(金曜日:曇)

 

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メルボルン・ヤラ川の遊覧船です。

 

■今朝はゆっくりと休みました。昨日の朝は月の初めということで、頑張って9.4キロを走りましたけれども、汗だくになりました。今朝は昨日に比べると蒸し暑さは幾分楽ですが、 走らずに休息をとりました。

 

昨日は参議院選挙の結果を受けて第199回臨時国会が召集されました。話題は何と言っても、れいわ新選組から当選した二人の障害者の方が登院したというニュースです。 山本太郎代表の選挙演説を聞いてから、れいわ新選組を応援してきた自分としては、特別な思いがあります。まだ山本太郎代表の演説を聞かれたことのない方には、ぜひ一度 YouTube でご覧になることを強く勧めます。 政治家の演説など聞いても面白いはずがない、 と多くの方は思われるでしょうが、それが違うのです。 もしも選挙が終わるまで山本太郎代表の演説を見たこともなく、れいわ新選組の存在も知ることもなく投票した方が、選挙後に彼の演説を見たとすると、かなりの有権者の方が投票行動を後悔した可能性が高いと私は思います。

 

選挙前にテレビが彼の活動を報道しなかった理由は、一つしか考えられません。自民党の議席が減る可能性が高かったからです。実態はわかりませんが、忖度なのでしょう。選挙後になって様々な報道がなされていますが、なるほどなと思わせられた記事の一つに 、以下の指摘があります。

 

安倍晋三「民主党の枝野さん」と山本太郎「クソ左翼死ねというお言葉」 むき出しの“参院選演説”

 

かたや一国の総理、 そしてもう一人は政党要件も持たない団体の、タレント上がりの元参議院議員です。肩書きだけを見れば、その違いはまさに雲泥の差です。ところが、 その行動あるいはそれを裏付けている人間性の違いは、まさに逆の意味で雲泥の差なのです。

 

なぜこのようなことが起こるのでしょうか。どう考えても一国の総理を務める器とは、とても思えないのですが、 そんな政治家が6年も一国の指導者として君臨しているのです。野党がだらしがない、 という指摘はもちろん正しいのですが、それだけで片付けてしまうのは危険だと私は思います。他に良さそうな内閣がないから支持している、という割合がとても多いことも事実ですが、むしろ積極的に今の内閣を支持している人々もいるのです。

 

さすがに最近はあまり聞かなくなりましたが、「安倍総理は頑張っている」と語る人は結構多かったのです。 マスコミの報道姿勢がこうした誤解を招いていることは間違いないのですが、そうした状況下であっても、それを鵜呑みにしてしまう国民の精神性というもののあり方を、きちんと分析しておかないと、何の解決も得られないように思うのです。

 

選挙で大躍進したれいわ新選組も、しばらく時間が経ってみれば、 「幽霊の正体見たり枯れ尾花」であったことが判明するかもしれない、とある記事の中で指摘する声がありましたが、私にはむしろ、この言葉はそのまま安倍内閣に差し上げるべきだと思っています。アベノミクスだ、三本の矢だ、とキャッチフレーズだけは立派でしたが、結局国民は貧しくなる一方でした。国民所得が低下しているのです。生活は苦しくなっているのです。どれだけ統計をごまかしても、もうごまかしようがありません。もう国民も、そのことに気づかなければならないのです。