■20191024(木曜日:曇)

ベトナムのある農家です。玄関前の様子。脱穀された稲粒を干しています。正面にザボンの実がなっています。大きなザボンの実を、いつも分けてもらいました。

■今朝は走りました。昨日の朝は走るつもりでいたのですが、さすがに疲れが溜まっていたのでしょうか、起き出すことはできませんでした。今朝は5時に起きだし、準備の後にいつものコースを6.08km走り、これで残り7日25.77kmのところまで来ました。

27日の日曜日に2019上州太田スバルマラソンを走りますので、21キロ強を積み重ねることができます。そうなれば、残り3日で5キロを走れば良いことになりますので、なんとか今月も目標の100キロ走を達成できそうです。

今朝の写真は、支援の旅で何度も見かけたベトナムの農家の庭先の様子です。脱穀した米粒を干すために玄関前の庭先に広げてあります。そして庭には必ずと言っていいほど、ザボンの木が植えてあります。ベトナムはザボンの国でもあるようです。どこへ行っても、おもてなしはザボンの実です。これが甘くて、とても美味しいのです。

■さて、今朝の東京新聞第1面の「税を追う」特集は、大変興味深いものです。若手研究者を育成する、国立大学法人、総合研究大学院大学の学長らによるハワイ視察の訪問先の7割が観光地や土産店だった問題で、約200万円の視察費は教職員の人件費削減などで捻出した余剰金から流用されていたことが分りました。

長谷川真理子学長ら執行部は、人件費削減を進める一方、自分たちの報酬や賞与は引き上げていました。2017年に行われた説明会では、長谷川真理子学長が現在の本学の財政状況は本当に大変なことなので、ご理解頂いた上で、皆さん一緒に頑張ってほしいと話したそうです。

説明会から間もなく女性職員は短時間勤務への移行を聞かされました。「やめろって言われてるようなもの。これでは生きていけませんよ」。短時間勤務になると年収は300万円から180万円に減り、再就職先を探すほかありませんでした。東京新聞が入手した、視察の日程表を見ると絶句し、女性職員はこう語りました。

観光地ばっかり、なんのための視察なんですか。やりたい放題ですね。

と、ため息をついた。

私だって、ずっと総研大で働き続けたかったですよ。でも、頑張っても搾取されるだけ。

最後は消え入るような声で呟いた。

ーー悔しい。

現政権が推し進めてきた社会の縮図のような話です。組織のトップが、みんなのためを考えるのではなく、自分の懐ばかりを優先し、強欲さを募らせていく。多くの人々の生活が壊れていく、まさに美しい国、日本の完成です。