■20200217(月曜日:晴れ)強風
■今朝は頑張って走るつもりで目覚ましを5時に合わせていたのですが、起き出すことができませんでした。疲れが溜まっていたのでしょう。昨日は雨の中ハーフだけゴルフをしましたが、さすがに無理だったようです。
4時頃からでしょうか、夢を見始めて目覚ましが鳴った時には、まさに夢の中でした。そうした時点から、ぱっと起きだすのは、なかなかの難事なのです。睡眠のサイクルがありますからすんなりと起き出せる時もあれば、本当に体が杭で打ち付けられたようになって、起き出すことがとても難しい状況の場合と様々です。
まぁ、無理をしてもいたしかたありません。身体と相談をしながら目標に向かって積み重ねるしかありません。
今朝は夜中から強風が吹き荒れています。ここ沼津では見事な青空が広がっていますが、西日本では大雪の予報が出ています。どうなっているか、まだテレビで確認していないのですが、日本は充分広いのです。
■さて今朝の東京新聞「論説室から」では、「アカデミー賞と日本人」と題して書かれています。
米国アカデミー賞で本年度メーキャップ・ヘアスタイリング賞を受賞した日本出身のカズ・ヒロ(辻一弘)さんが、日本人であることの受賞への影響を聞かれて、苦笑いをしながら、このように答えたそうです。
私は日本を去って米国人になった。なぜなら日本文化に疲れたし、夢をかなえることが日本では難しいからだ。
そして、筆者は就職活動中の大学生の以下の発言を引用して、推測しているのです。
学校では人と違うことをするな、みんな同じようにと言われて育って、就活では個性を出せと言われてもできない。
日本は同調圧力が強い社会で、以前からその指摘はあるのですが、そうした雰囲気が最近強まっているのではないか、と筆者は指摘し、こう書かれています。
16万人超の不登校の子どもたちや、ひきこもりの大人の増加も、社会が人と違うことを許してくれない生きづらさと底辺でつながっているように思えてならない。
誠にその通りに違いないと私も感じるのです。
昨年の参議院選挙で、れいわ新選組から立候補した東大教授の安富歩さんが、日本の学校は軍隊教育だ、といった趣旨の発言をされていましたが、多分その通りなのでしょう。兵隊さんを育てるための組織なのです。
高度成長時代であったならば、工場労働者を大量に育てるという意味で、時代にかなっていたのかもしれませんが、日本はもう、そうした時代ではないのです。時代と合っていないのです。
しかし考えてみれば、明治になって近代的な学校教育がスタートして以来、ずっと同じような教育システムだったでしょうから、今さら個性を尊重しろ、自分らしく生きろと言ったところで、変わることは恐ろしく難しいに違いありません。
変わることができない日本が、この先どうなっていくのか心配でならないのです。