■20200412(日曜日 曇)
■今日は月例競技の競技委員を務めましたが、ゴルファーの間でのコロナウイルスに対する認識というか、危険度の考え方は様々なようです。
レストランで共に食事をすることも危険なので、食事なしでプレーをさせてほしい、いわゆるスルーでプレーさせて欲しいという方もいれば、弁当を用意して自由に食べさせて欲しいと言われる人もいるようです。
あるいは極端な方は、東京からの客とは一緒にプレーしたくない、と言われる人もいます。
風呂についても同様です。風呂に入っただけで感染してしまうと恐れている方がいるようで、風呂に入らずに帰る方も増えているようです。副支配人によれば、風呂も閉鎖した方が良いか検討しているとのことです。
いわゆる3密を避けることはもちろんですが、一番危ないのはウイルスの付いた手で顔を触ることによって、目、鼻、口の粘膜からウイルスが感染することだ、とイギリスの先生は言われています。
ゴルフ場ではレストランのテーブルはもちろん椅子なども、お客さんが席を離れると、すぐにアルコールで消毒をしています。入り口には、もちろんアルコールが置かれていて、プレイヤー自身が自分の手を消毒できるように配慮されています。
感染しているかどうかの検査ができない現状では、誰が感染しているのか感染していないのか確認のしようがありません。みんながそれぞれ疑心暗鬼になっている訳です。
感染を確認するPCR法の確からしさが、それほど高くない現状では問題があるにしても、やはり、とにかく簡便に検査ができるように国がしっかりと対応しないと、不必要な恐怖感ばかりが増幅されて、社会は混乱するばかりです。
検査体制がいつまでたっても確立されないのは、怠慢というよりも意図的としか思えません。政府の本当の意図は、どこにあるのでしょうか。
昨夜のNHKスペシャルでも、コロナウイルスに対する日本の対策委員会の活動ぶりが報道されていました。家に帰ることも出来ずに、缶詰状態で対応に追われているスタッフの皆さんは本当に大変だと思います。
ただクルーズ船の問題以来、日本政府の対応は世界とは異なり日本独自の対応策を取ってきた、と報道されていましたが、結果として感染拡大が封じ込められたのであれば、日本独自の対策は素晴らしかったと結論されるのでしょうが、結果として感染拡大を抑えることができず、非常事態宣言が出されるまでになったとすれば、やはり日本独自の対応は問題があったと結論せざるを得ません。
その点に対する総括がなされていないように思われたのは、とても不思議でした。独自対応のどこに問題があったのか、きちんと総括、反省しない限り、また同じことを繰り返す危険性が高いのではないかと私には思われるのです。