■20200419(日曜日:晴れ)

錦帯橋から見た錦川です。鵜飼が行われます。

■今日は新沼津カントリークラブのBクラス月例でした。大の仲良し、植松さん、甲野藤さん、そして小泉さんと4人で回りました。コロナウイルス感染により緊急事態宣言が発せられ、東京から来られる方はほとんどいませんので、出場者も通常の半分ほどです。来週からは営業形態もガラリと変わり、レストランも閉鎖、風呂場も閉鎖、そして基本的に一カート3人で回ることになるようです。

今日は、とにかく最高の天候でした。抜けるような青空、そして、そよ風が吹き渡り、駿河湾も一望することができました。プレーの方は相変わらず安定しませんでしたが、後半からは大切な点が理解され、それを繰り返すことができましたので、自分ではかなり進歩したプレーができたと感じました。

バックスイングで右腰にスペースをとる点と、バックスイングで左腕をしっかりと伸ばしてダウンスイングに入ること。その二点を繰り返したおかげで格段に安定しました。

スイングは体重移動というよりは左足を軸にして回転運動で打つイメージが自分の体には合っているようです。腰の回転が出来れば自分としては満点のスイングと言えます。最後の点がなかなか難しいのです。

■さて今朝の東京新聞社説には「試練の戦利品を未来へ」と題して書かれています。新型コロナウイルスの蔓延によって、政府の緊急事態宣言が発令され街の様相は一変しました。また人々の行動も変わらざるを得なくなりました。

今まで良いことだと思われていた勤勉な通勤や通学、見聞を広めるための旅行などが、ウイルスをばらまく迷惑行為と批判されるようになったのです。意欲的な姿勢や積極性が悪徳へと転換したことになります。

歴史を振り返れば、こうした世界的な感染症の拡大は、もちろん初めてではありません。14世紀ヨーロッパを襲った、黒死病、いわゆるペストによって、当時のヨーロッパの人口の3分の一から4分の一に当たる2500万人から3000万人が命を落としたと言われています。

中国を支配していた帝国、元の版図拡大などに伴い、ユーラシア大陸の東と西が繋がったのです。当時のグローバル化が疫病を広げたことになるのです。

人口が激減したことによって荘園制度や身分制は徐々に崩壊。次の世代のルネサンスにつながり、近代への扉が開いていきます。

ペストは十七世紀にも再びヨーロッパに広がり、ロビンソン・クルーソーの作者デフォーは、ロンドンだけで十万人が亡くなったと伝えています。

大学も休校になりました。暇になってある学生がいくつかの構想を思いつきます。その一人が万有引力の法則などを突き止めた科学者ニュートンです。「創造的休暇」とも言われているそうです。

私達は生活様式を大きく変えつつあります。電車に乗って会社に行く通勤が当たり前のことでしたが、今では家で仕事をすることも決して珍しいことではなくなりました。いや業種によっては、むしろ在宅勤務の方が効率が上がる場合も散見されるのです。

在宅勤務によって家族との絆が深まる場合もあるかもしれません。今まで当たり前だと思っていたことが、実はそうではないという気づきをもたらす場合も多いかもしれません。

それによって感染の蔓延が峠を越えた時、私達は新しい社会を迎えるのかもしれません。人間も社会も変化するためには、とても大きなエネルギーが必要です。危険を伴う変化などを進んで引き受ける人は稀なのです。組織も同様です。

ましてや社会が変わるというのは並大抵の事ではありません、そういう意味では新型コロナウイルス感染蔓延も奇貨として、私たちは日本社会をより良い方向へ導く責任があるのです。