■20201122(日曜日:曇)
■今日は連休の初日です。窓の外を見ると街路樹が紅葉していますが、どんよりとした雲が木々の上を覆っています。まだまだ暖かいのですが、少しうすら寒くなってきました。昨日までの暖かさが異常だったのです。
今朝は走らずに目覚まし時計もかけずに寝られるところまで、ゆっくり寝てみようと思いましたが、結局6時に目が覚め、そのまま起きだしていつもの朝食をとりました。
今日は一日掃除の日、整理整頓の日になりそうです。毎朝、東京新聞朝刊の切り抜きをしているのですが、これも積もり積もると馬鹿になりません。燃えるゴミの袋にまとめて詰め込み、火曜日には処分しなければなりません。
ネットで何事も検索できる昨今であれば、印刷された新聞など要らないと思われるかもしれませんが、少しでも時間が取れ余裕のある時には、温かい緑茶、紅茶、あるいはコーヒーを飲みながら、ゆっくりと紙面を眺めるのは、それだけで心の平安をもたらしてくれます。いかにも贅沢な時間という思いに浸れるのです。 コーヒーを飲みながらスマホを見ているのでは、こうした思いは心に浮かんでこないと思います。
■さて昨日は大学時代の テニス仲間高野先生からメールをもらいました。私がランニング中につまずいて、こけて擦過傷を負ったことについて心配して治療法を伝授してくれたのです。整形外科医としては看過できなかったのでしょう。
単なる擦過傷であれば薬品で消毒などすることなく、きれいに水洗いあるいはお湯で洗って清潔に保ち、後は傷パッドなどを貼って滲出物の中に含まれている様々な創傷治癒のための成分を利用して、綺麗に直すのだそうです。私も滲出物の中に大切な成分が含まれていることは知っていたのですが、傷を洗浄して毎日傷パッドを交換する必要があるとは知りませんでした。傷の範囲が広い場合、毎日傷パッドを交換するのは結構面倒ですし、費用もかかりそうです。傷パッドって結構高いのです。
まあきれいに治れば、そんなことを言っている場合ではないのですが。 学生時代に習った処置法とは、ずいぶん変わったように思います。
わざわざ連絡をもらって、ありがたいの一言です。持つべきものは、友です。
■さてネットによれば天皇皇后両陛下が 、オンラインを用いた新しい活動様式を模索している、との記事が掲載されていました。
天皇、皇后両陛下がオンラインを使った活動を本格化させている。
18日にはお住まいの赤坂御所(東京都港区)で、日本赤十字社医療センター(同渋谷区)と、北海道、沖縄県、福島県の関連病院をオンラインでつなぎ、現場の医師や看護師らをねぎらった。
宮内庁によると初の試みで、コロナ禍で現場に足を運べない中、画面を通してではあるが、直接交流する「令和流」の始まりとなった 。
私たちも年間、何度も勉強会や講演会を企画しますが、会場に行く手間が結構大変でした。19時から開始されることがほとんどですが、仕事を終えて慌ただしく車で出かけまた帰る、となるのですが、近くに住んでいる先生方は大した時間でもないのですが、片道1時間かけてこられる先生にとっては、それだけで大きな負担です。
ところが新型コロナウイルス感染を避けるために、オンラインでの勉強会が行われるようになりました。準備する方は大変なのですが、受講する方にとっては、自宅にいながらにしてパソコンで学ぶことができますので、往復の時間が節約できます。これは、とても大きなメリットです。
直接顔を合わせるということも、もちろん大切なのですが、 時間の節約という面の方が大きいのではないでしょうか。一度でもオンライン受講をすれば、もう二度と会場へ出かける気はしなくなると思います。多くの会議も、そうなりそうです。
先日も静岡県東部眼科医会世話人会をオンラインで開催したのですが、使用したのはZoom無料版ですので、実質30分で終わらせなければなりません。資料の準備もしっかりしないと時間内に終わることが難しくなります。逆に言えばどんなに長引いても40分で終わらなければなりませんので、それ以上長引くことはありません。だらだらした議論を避けることができます。大抵の会議は準備をしっかりすれば、これで事済むような気もします。
考えてみると世の中では何と無駄な時間が会議で浪費されているか、想像もできないほどです。それらが全く無駄だとは思いませんが、制約があると逆に成果が上がるということも大いにありそうです。物は使いようなのでしょう。これから仕事のやり方が大きく変わりそうな気がします。また変えていかなければならないはずです。
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