■20211102(火曜日:晴れ)

天草地方へ行きました。

■今日は天草から霧島温泉へ、紅葉を楽しむために移動です。

まずは、その前に崎津天主堂へ向かいました。

途中、上天草市にある天草四郎ミュージアムへ寄りました。

南蛮文化とキリスト教伝来の様子を映像などのメディアと資料で紹介する歴史テーマ館。

天草四郎を中心とした島原・天草一揆、自由平等を求めた戦いであったことを今に伝える映画やジオラマは、見る人の心を打つ。

と、ホームページには記載があります。職員の方も、大変良く勉強されていて、私達の素朴な疑問にも丁寧に答えてくれました。アニメも鑑賞し、当時の様子も初めて知りました。

熊本からも今でなら、車で容易に来ることができますが、当時は、地の果てのようなイメージではなかったでしょうか。支配の及びにくい地域として、独自の文化が花開いた、ということのようです。

次に立ち寄ったのが、曽木の滝公園です。紅葉の名所です。

さて今日の宿に到着です。霧島温泉「おやど花みずき」です。霧島温泉には初めての旅です。小ぢんまりしていて、野卑なところがなく、気持ちの良い佇まいです。

宿も大きすぎず小さすぎず、ちょうど良い規模です。夕食も心のこもった料理の数々でした。

夕食も個室でいただくことができましたが、どうも気持ちよく一杯やったのは良かったのですが、好事魔多し、でした。

霧島温泉のお湯は、まったりとしていて、とても心地よいものでした。露天風呂もあり、のんびりと浸かることができましたが、いつものように湯船と水風呂を交互に浸かる、という作業をしなかったのが間違いのもとでした。

個室でゆっくりと夕食を取り、地元名産のスパークリング梅酒とビールをいただきました。お料理も彩りに溢れ、とても心地よい時間を過ごすことができたのですが、さて部屋に帰ろうという段になって、異変に気づきました。換気も悪かったようです。

エレベーターに向かって歩く間に、意識が次第に遠のいていくのです。4階にたどり着いて、エレベーターを降りたところで意識を失い転倒しました。Sunが異変に気づいて支えてくれたおかげで、頭部を強打することは幸い避けられました。危うく救急車で運ばれるところでした。

廊下で仰向けに私が倒れている間、Sunが必死にドアを開けようとしているのが分かったのですが、鍵がうまく開かずにフロントへ逆戻り。Sunも慌てていたのでしょう。

フロントから係の人と戻ってきてくれて、ドアを開けてくれる頃には、意識も戻り、起き上がることができるまでに回復しました。脳貧血でした。のぼせたようです。

部屋に入り、トイレで嘔吐しました。それで、だいぶ楽になりました。あとは、ひらすら安静にするしかありませんでした。長い夜でした。Sunの献身的な看病のおかげで大事に至りませんでした。感謝するばかりです。

連れ合いとはよく言ったもので、こうして助け合って、支え合って人生を共に歩んでいくのでしょう。それこそが人生そのものです。