■20220327(日曜日:曇)
■今日は新沼津カントリークラブシニア杯に初めて出場しました。60歳以上の会員に出場資格があります。なぜ今まで一度も参加しなかったのかは、よく分からないのですが、今回は大の仲良し長倉さんに誘ってもらいました。
昨日の激しい雨も、天気予報では、午前3時頃には上がり、夜明け前には晴れる予定だったのですが、そうはうまくいきませんでした。7時過ぎに家を出たのですが、まだ曇り空で霧がかかっている状態でした。
ただ気温は高かったので、むしろ曇っていた方が、楽だったかもしれません。これで晴天でしたら、暑さで辛かったでしょう。
1日無事に終えられましたので、文句はありません。しかしスコアは最低最悪でした。OBは出るし、チョロは出るしで、一体何をやっているんだか、さっぱり分からなくなってしまいました。
■ところで、今日一番興味深かったのは、むしろ別のところにありました。
それは昼食の時に食堂で耳にした会話です。後ろの方で話していた会員の方が、「ロシアは間もなく負けるのではないか。ロシアは大変なことになる」と話していたのです。
今にもロシアは退却するのではないか、とマスコミは盛んに報じています。愛国心に燃えるウクライナ軍の前に、ロシア軍は手を焼いている、という分析です。
また、ある方は、ロシアには正義が一欠けらも無い、全く誤った戦争だ、とも言っていました。この辺りの見解が、一般的な市民の感情ではないでしょうか。テレビだけを見ていると、そう思うのは至極当然です。
しかし実態は、どうも違うようです。ただし、そうしたマスコミが流す情報と異なる分析を目にすることは、まずありません。
田中宇さんの国際ニュース解説を、私は必ず読んでいますので、そのあまりの違いに、いつも戸惑ってしまいます。初めて田中さんの記事を読むと、一体マスコミとどちらが真実を語っているのか、本当に困惑します。
いつものことながら、結局のところ、その人の持つ嗅覚というか、何が真実に近いのかを嗅ぎ分ける能力によって、判断が変わってくるのではないでしょうか。
多くの日本人は、いわばテレビ漬けの状態です。テレビの伝えることが、映像とも相まって、真実になってしまうのです。まさに百聞は一見にしかず。英語で言えば「Seeing is believing.」ということです。
どれだけ映像が歪曲、捏造されたとしていても、目の前に現れている映像の持つ力は、100万の言葉よりも力強いのです。そこが何より恐ろしいところだと思います。
ナチスドイツの宣伝相だったゲッペルスは、まさに天才だったのでしょうが、大衆を思いのままに動かすことは、マスコミを上手に操れば、赤子の手をひねるごとく、容易にできることは今でも変わらないのでしょう。
あの時代はラジオでした。そして今は、テレビの時代です。映像の持つ力は、本当に巨大なものです。私達はそのことを肝に銘じておかないと、誤った情報を見事に刷り込まれてしまいます。これからも、ずっとそれは変わらないはずです。目に見えるものを、そのまま信じてはいけないのです。