■20220312(土曜日:晴れ)

三津浜での朝市です。取り立ての釜揚げしらすを、格安で販売していました。

■今朝はゆっくりと休みました。昨日は朝8キロを走り、積み上げができましたので、今日は休養日です。目覚ましが鳴る6時まで、ウトウトと訳の分からない夢を見ながら、布団の中で過ごしました。

昨日は、さすがに疲れてしまったのか、昼食後に、いつものようにラジオ英会話を30分ほど聞いてから、書類の記入などをしようと思ったのですが、15分程居眠りをしてしまいました。銀行に行って振込をしなければならないのですが、なかなか出かけるのが億劫で、先送りになっています。

昼休みに短い時間でも昼寝をすると、午後からの仕事は楽なのですが、逆に夜の眠りが浅くなってしまうような気がします。どちらを取るかは、なかなか難しいところです。

■さて、土曜日の新聞には、書評欄が設けられています。近所にあった本屋さんは、フィットネスクラブに鞍替えしてしまいました。以前は昼休みに、気分転換に本屋さんによく行ったものですが、そんなこともできなくなってしまいました。

となると、週に1回の新聞で読む書評欄は、今どんな本が話題になっているのか、あるいは読むに値するどんな本があるのかを知るには、とても良い機会です。

良い本はもちろん、たくさんあるのですが、やはり自分の興味と合わない限り、なかなか手に取ろうとは思いません。例えば今日の欄の中では、「酒井順子さんの3冊の本棚」が掲載されています。その中にあった対談集「佐藤優・斎藤環「なぜ人に会うのはつらいのか」があります。

この書名を見て思わず手に取った私。それというのも私は、書名そのままの事をかねて思っており、「人に会うな」と厳命されたコロナ初期には、少なからぬ解放感を覚えていたからです。

と、酒井さんは書き出されています。

著者の2人も、人に会うことにしんどさを感じることがある模様で、会うことは一種の暴力であり、領域を侵犯し合う行為なのだとの話に、酒井さんは深く頷いています。

それでも人は会わずにはいられませんし、人に会わずに暮らしていくこともできないのです。これを矛盾と言わずして、なんと言ったら良いのでしょうか。

アドラーが言うように、人の持つ全ての悩みは対人関係の悩みである、という存在である人間が、人に会うことが辛いのであれば、人生そのものが辛くなってしまいます。人間は、本当に厄介な存在なのです。