■20220507(土曜日:晴れ)
■今朝は走らずに、ゆっくり休みました。おととい寝室の模様替えをして、ベッドの位置を変更しました。改築工事のため二階にある家具を、三階に避難させるためです。
室内の改装工事とは言っても、それだけでも結構大変です。我が家の場合は、一階が仕事場で、二階、三階が自宅となっています。30年以上住み続けてきたこの家ですが、さすがに限界が来つつありました。水周りが一番汚れてしまうのは、致し方ありません。
ついに意を決して、今年改築することにしました。ところが、二階全体を改築するとなると、工事中その分を、どこかへ避難させなければなりません。冷蔵庫に始まり、タンスや応接セット、テレビなどなど、本当にたくさんのものが溢れていたということに、改めて驚くばかりです。
改築の一番の目的は、実はバリア・フリーにすることでした。夫婦2人とも70歳を前にして、転んで怪我をするのが怖くなってきたのです。ほんのちょっとした段差などに、つまずいて転んでしまうことが出てきたのです。バランスを取る力が、落ちてきているのでしょう。
先日の九州旅行でも、最後の最後になって、風呂場で自分自身こけてしまいました。霧島温泉のお湯の性質は、まったり、ぬるぬるだったのです。湯船に入った際、最初の一歩目で滑ってしまい、思わず転倒しそうになりました。
幸い、両手が瞬時に身体を支えてくれましたので、後頭部を打つということはなかったのですが、湯船に入る際に使う、半身浴をするための段差の角に、腰をぶつけてしまいました。湯船の中にあった段差でしたので、幸い直接ぶつけることはなかったのですが、それでも結構、痛みが未だに続いています。最悪の事態を免れただけでも、幸運だったと思わなければいけないのでしょう。
そうした経験をしてくると、やはり安全第一ですので、大きな出費には違いないのですが、二階部分は、お風呂場の湯船は唯一の例外として、全て同一平面上に統一しました。そんな歳に、2人ともなってしまったということです。
■さて、今朝の東京新聞24面には、「再読 あの言葉」と題して、2007年5月12日、夕刊に掲載された瀬戸内寂聴さんの言葉が掲載されています。「時代を超えて生きる教え」。最後に記者は、こう書かれています。
いつも笑顔でいてね、和(にこ)やかな顔を人に見せるのは最高の施しよーとも言われた。
「和顔施(わがんせ)」というその教えを、常に自ら実践した瀬戸内さん。その行くところ、必ず多くの笑顔があった。
いつか読者にお目に掛けたいと思っていた写真を添えて、ここに特筆しておきたい。