■20220615(水曜日:雨)
■東海地方も昨日、梅雨入りしました。昨年よりも一日遅い梅雨入りでした。窓の外は雨雲が垂れ込めて、今にも激しく降り出しそうです。今朝は、ゆっくりと休みました。
今日で6月も半ばです。本当に毎日、毎日があっという間に過ぎ去ってしまいます。5月12日に改築工事が始まって、もうひと月が経ちました。
当然のことながら、最初は取り壊すことから始まります。結構強い破壊音が、1階にも聞こえてきたのですが、最近は、そんなこともなくなりました。最高潮はユニットバスを取り壊す時でしたでしょうか。あるいは、ピアノを分解する時だったかもしれません。
埃が三階に上がってくることを避けるために、ビニールの臨時の間仕切りを階段に作ったのですが、これが結構心理的な障壁になっていました。一階から二階へ行く際に、1度チャックを開けてビニールをくぐり、さらに二階から三階に上がる際に、二度目のチャックを開けなければなりません。
こうなると、結構面倒なのです。おかげで仕事中は、三階のトイレに極力行かずに済むように、我慢してしまうようになりました。その障壁が、昨日から取り払われたのです。たったそれだけのことで、とても開かれた、自由な気分になるから不思議です。
大袈裟に言えば、ベルリンの壁が取り払われた時の、市民の気持ちが想像できそうです。あと、1ヶ月半の辛抱です。なんとか我慢して過ごすしかありません。
■さて、アメリカマイクロソフト社のパソコン向け閲覧ソフト・インターネットエクスプローラー(IE)のサポートが、日本時間 16 日に終了します。問題が見つかっても修正プログラムの配布を受けられなくなり、ウイルスの攻撃に弱くなるため、安全性の高いソフトへの移行が必要となります。
登場から 27 年で、歴史に幕を下ろします。IEは世界中で大ヒットしたマイクロソフトの基本ソフト、ウィンドウズ 95 が発売された、1995 年に登場しました。
それまで定番だったネットスケープを、あっという間に駆逐し、定番ソフトになりましたが、後から追いかけてきた、アメリカGoogle社のChromeなどの攻勢を受けて、歴史に幕を下ろすことになりました。
以前は、ほぼ定番でしたので、例えば銀行のホームページにアクセスする際には、IEでないと閲覧できません、などということもよくあったのです。
こんな状態が、なぜ困るかというと、Windowsを搭載したパソコンでないと、必要な情報にアクセスできないという、不合理な状況が起こるからです。今ではGoogle社のChromeが搭載されていれば、別にWindowsが必要ではなくなりました。以前なら、マイクロソフト社が一番恐れていた事態とも言えるのです。
ネットスケープ社が閲覧ソフトとしてネットスケープを出した時に、当初は歯牙にもかけなかったマイクロソフトが、事態の進展に大慌てして、急いで他社のソフトを買収し、IEとして、いわば抱き合わせでウインドウズに取り付けたのが、事の始まりだったのです。なんとしても、ウインドウズパソコンをスタンダードにし続けなければ、ならなかったのです。
こうした状態は、パソコンの基本ソフトがwindowsである限り、永遠に続くと私は思っていたのですが、そうした状態を覆した、Google社の力というのは本当にすごいと感心せざるを得ません。
日本の会社には、決してできなかった快挙です。彼我における力の違いを、一番痛感する出来事です。