20180301(木曜日:嵐)
■今日から弥生、三月。ところが朝から嵐です。午前6時21分現在時折激しく風が吹き荒れ狂い、雨粒が窓を叩いています。通勤にも影響が出ているようです。三月は嵐の中の出発となりました。
それでも暖かいのです。昨夜は薄手の羽毛掛け布団と、これまた薄手の毛布で少しも寒くはありませんでした。記録によれば深い眠りは合計1時間。途中一度トイレに起きましたが、しっかりした睡眠を取ることができました。
■先週からタニタの体組成計が壊れてしまいました。C9という警告を出したまま電池を替えても電源が入らなくなりました。ということで、体脂肪率などの情報が途絶えています。
■昨日の東京新聞には、とても興味深い記事が掲載されていました。「象徴の歌 平成という時代」です。歌人 永田和宏さんによれば、昭和から平成に時代が移り、その間に大きく変わったものの一つに、天皇皇后による海外歴訪の旅がある、というのです。
最初の訪問は、平成3年のタイ、マレーシア、インドネシアでした。そしてそれは、それまでの欧米重視から、より近いアジアを大切にしたいという意識が、さり気なく示されていた、と永田さんは指摘しています。
私が勝手に想像するに、太平洋戦争で戦場になったアジアの民衆に対する贖罪の念、という強い思いが平成天皇にはあったのではないでしょうか。平和の象徴としての天皇陛下が、率先してアジア諸国と友好関係を構築することは、新しい天皇制にとって必要不可欠だ、という思いです。
そして、その思いは様々な形で実を結びました。ご自分の専門領域である魚類の知識を活かし、タンパク源の不足に悩むタイの山岳民族のために、テラピアというアフリカ原産の淡水魚を贈ったのです。養殖への政府の後押しもあって、今ではタイの庶民料理にとってナマズと並ぶ重要なタンパク源になっている、というのです。
これは驚くべきことだ、と永田さんは指摘されています。私達が知らない逸話です。常に庶民とともにある平成天皇の面目躍如と言えます。ご自身も、きっと喜んでおられるはずです。
■トランプ大統領の登場によって、アメリカが全てを差配する時代は終わろうとしています。地域の大国たちが責任を持って地域の安定を模索する時代の到来です。我々は東ばかりを忖度していれば良かった時代は、まもなく終焉します。それに備える必要があるのです。